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Life with Grafana

Avatar for Mitsuhiro Tanda Mitsuhiro Tanda
April 24, 2024
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Life with Grafana

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Mitsuhiro Tanda

April 24, 2024
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Transcript

  1. コントリビュート Prometheus datasource CloudWatch datasource Grafana の機能追加 / バグ修正 参加した

    GrafanaCon GrafanaCon NYC 2016 GrafanaCon EU GrafanaCON 2023 Grafana とのかかわり
  2. 用途 AWS / Google Cloud / オンプレ環境のモニタリング データソース Prometheus /

    CloudWatch / Google Cloud Monitoring / ... パネル Time series / Table / Heatmap / Gauge / Clock / Treemap グリーでの使い方
  3. データ取得: datasource plugin データ表示: panel plugin UI 全般: dashboard /

    app plugin datasource data panel Line Pie dashboard / app Grafana Grafana を構成するプラグイン
  4. datasource plugin TSDB Prometheus / InfluxDB / Amazon Timestream /

    ... データベース MySQL / PostgreSQL / Amazon Athena / Google BigQuery / ... データベース以外 Alertmanager / Google Sheets / GitHub / Jira / ... panel plugin Geomap / Histogram / Polystat / ... 豊富なプラグイン
  5. datasource plugin でダッシュボードの表示内容を制御できる Template ダッシュボードを変数で動的に変更する機能 変数のデータソースとして datasource plugin が使える 一つのダッシュボードで複数のサーバの負荷を確認できる

    メトリクスの値で対象をしぼりこむなど応用範囲が広い Annotations デプロイなどのイベントをグラフ上に重ねて表示する機能 イベントのデータソースとして datasource plugin が使える ダッシュボードの拡張性
  6. Grafana Scenes Grafana が提供するフロントエンドライブラリ app plugin の実装に使い、Grafana に組み込まれて動作する Grafana のダッシュボード機能を利用できる

    標準機能では実現できないインタラクティブなダッシュボードが作れる ダッシュボードにタブを追加して、タブで表示を切り替える ページ遷移なしに追加でパネルを表示するなど Scenes によるダッシュボード構築
  7. Our big tent philosophy is about allowing our customers to

    own their observability journey — make their own choices, choose their own vendors, choose their own technologies, and Grafana will help you understand your systems no matter where you data lives without having to consolidate everything into a single database. 私たちのビッグテント哲学は、お客様が自身のオブザーバビリティの旅を自ら所有する ことについてです — 自分自身の選択をし、自分のベンダーを選び、自分の技術を選び、 データがどこにあろうとも、すべてを一つのデータベースに統合することなく、システ ムを理解するのを Grafana がお手伝いします。 https://grafana.com/blog/2022/11/01/watch-grafana-labs-ceo-co-founder-raj-dutt-discuss- why-companies-need-observability/ "Big Tent" philosophy
  8. ベンダの垣根なく、さまざまなデータソースをサポートする AWS / Google Cloud / Azure のデータソースをサポートする 競合する他社 SaaS

    のデータソースもサポートする ユーザーにとって最適な選択肢をとれるようにする サーバのモニタリングと IoT では要件が異なる 同じ用途でも要件が同じとは限らない Democratize metrics Grafana 初期のスローガン 誰でもメトリクスを見れるようにする 「誰でも」から「どのデータでも」へ "Big Tent" による差別化
  9. かかえていた課題 CloudWatch のメトリクスを Prometheus に取り込んでから参照していた 費用の問題から、全てのメトリクスを取り込めなかった 取り込まれていないメトリクスは CloudWatch を直接参照するしかなかった 手間が多く、確認しづらかった

    CloudWatch datasource で解決 よく確認するメトリクスをダッシュボードに組み込んだ 費用をおさえつつ、確認しやすくなった パーセンタイルなども自由に集計できるようになった CloudWatch datasource 活用事例
  10. かかえていた課題 ストレージ費用をおさえるため、アクセスログを S3 に保存していた Amazon Athena で集計していた 問題の調査やキャパシティプランニング時に確認しづらかった Amazon Athena

    datasource で解決 集計結果をグラフ化して確認できるようになった 他のメトリクスと直接比較できるようになった アクセスログ解析事例
  11. 開発者とコミュニティでよい関係が構築できている コミュニティの提案がその後のロードマップに影響を与えることもある Prometheus datasource plugin 作成当時 2015 年当時、Prometheus は公式リリースされたばかり コミュニティが

    datasource plugin を作成した Prometheus が普及していくことで、公式 datasource plugin になった IoT 分野の利用が多くなることも想定されていなかった コミュニティと共に Grafana は進化してきた コミュニティとの関係性