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話題のAI IDE Kiroさんを試してみた
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NaoyaYamamoto
August 06, 2025
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話題のAI IDE Kiroさんを試してみた
JAWS-UG朝会
#72
2025年8月7日 (木)
NaoyaYamamoto
August 06, 2025
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Transcript
話題のAI IDE Kiroさんを試してみた 山本 直弥 ( Nao ) JAWS-UG朝会 #72
2025年8月7日 (木) 1
名前:山本 直弥 (Nao) 所属:株式会社シーイーシー 在住:名古屋、出身:京都 2025 AWS Community Builder (DevTools)
2025 JAWS-UG 名古屋 2025 Japan AWS Top Engineer 2023-2025 Japan AWS All Certifications Engineer 今日のテーマ 「話題のAI IDE Kiroさんを試してみた」 ※Xのアイコン 自己紹介 2
今日話すこと 3 • Kiroの特徴 • 仕様駆動開発、SPECとは? • Kiroでできること(試してみて疑問に思ったこと) • 作業分担できる?
• 仕様書がすでにある場合はどうする? • 実装がすでにある場合はどうする? • 途中でKiro以外で開発を行っても大丈夫?
仕様駆動開発(SPEC)のイメージ 4 ②仕様書(要件、設計、実施計画)を作る ①やりたいこと を伝える ④AIに実装を お任せ ③人が仕様書を確認/修正する ⑤完成 実装を始める前に仕様書を作るので・・・
・何をどのように作るかAIと人が認識合わせできる(お任せでも安心) ・全体の作業と今どの作業を行っているか明確に把握できる(進捗がわかる)
5 Kiroの仕様駆動開発(SPEC) を実現する3つのファイル
KiroのSPEC ファイル① 要件定義書 (requirements.md) 6 EARS (Easy Approach to Requirements
Syntax) 記法で記載されている 人間の要求をいくつかの要件 (ユーザーストーリーと受け入れ基準) に分割
KiroのSPEC ファイル② 設計書 (design.md) 7 アーキテクチャ、シーケンス図、 実装上の考慮事項を文書化
KiroのSPEC ファイル③ 実施(実装)計画 (tasks.md) 8 実装計画に過不足があれば、 チャットで計画を修正依頼できる 追跡可能な個別のタスクと サブタスクを含む詳細な実装計画 (Kiroはこれを順番に進めて実装する)
この実装計画を順に 実施して開発する
9 Kiroでできること 仕様駆動開発で最初に1セットSPECを作る必要があるということは・・・ ・作業分担はどうするの? ・すでに設計書がある場合は? ・すでに実装がある場合は? ・途中でKiro以外の実装をしてしまった場合は? SPECを試してみて 疑問に思ったこと
作業分担はできる? → SPECを分割して作業分担できる 10 機能別などの任意の単位でフォルダ分け ・Kiroとチャットで相談して分割を任せることも可能 ・フォルダごとにSPECの3ファイルを作る 全機能のSPEC 機能BのSPEC 機能AのSPEC
すでに設計書がある場合は? → 既存の仕様書からSPECを作れる 11 ①アーキテクチャ図を基に SPECファイルを生成依頼 設計資料(画像) 画像から要求 を理解して SPEC生成
②SPECファイルが生成される
すでに実装がある場合は? → 実装(プログラムやIaCコード)からSPECを作れる 12 ①プロジェクトの成果物のフォルダを開いて 「現在の成果物からSPECを生成してください」 ②タスクリストは未チェックだが 「UpdateTask」で完了チェックが付く 既存のシステム 既存仕様のSPEC生成
(いつでも仕様駆動開発に 移行可能)
途中でKiro以外の実装をしてしまった場合は? → 成果物のスキャンでタスク最新化 13 ②完了したタスクは完了マークがつく ③チャットでの スキャン依頼も可能 ①タスクのアップデート 手作業改修 成果物をスキャンして
SPEC最新化
その他の機能もいろいろ 14 タイムライン(変更履歴) 表示もできる Steeringファイル 実装中に守るべき ルールを定義 ・コーディング規約 ・独自の実装ルール ・ベストプラクティス
など Amazon Q Developer と同様の機能
MCPサポート 例:プロジェクト管理ツールの課題からSPEC開発 15 ③MCPでバックログ 課題取得 ④バックログ課題から SPEC編集 ①ボタンの色変えたい ②ボタンの色を変え る課題作成
⑤バックログ課題の 内容が実装される
結論 16 • Kiro(SPEC)は応用の幅が広く便利なツール • 課金を検討してもよいかも https://kiro.dev/pricing/ 正式版のSPECは実質 課金必須になりそう
ご清聴ありがとうございました Kiroさんサイコー 17