Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Visual Studio Code Dev Containers ススメ Python編 -...
Search
ニフティ株式会社
PRO
March 21, 2024
Video
Resources
Programming
1
250
Visual Studio Code Dev Containers ススメ Python編 - NIFTY Tech Talk #17
ニフティ株式会社
PRO
March 21, 2024
Tweet
Share
Video
Resources
超入門 ここから始める開発環境 - NIFTY Tech Talk #17
https://nifty.connpass.com/event/312139/
More Decks by ニフティ株式会社
See All by ニフティ株式会社
GitHubで育つ コラボレーション文化 : ニフティでのインナーソース挑戦事例 - 2024-12-16 GitHub Universe 2024 Recap in ZOZO
niftycorp
PRO
0
2.3k
Grow on GitHub Collaboration Culture: Case Study of InnerSource Challenge - GitHub Universe 2024 Recap in ZOZO
niftycorp
PRO
0
31
これが俺の”自分戦略” プロセスを楽しんでいこう! - Developers CAREER Boost 2024
niftycorp
PRO
0
260
継続的な改善のためのmodulesの適切な分割単位 - NIFTY Tech Talk #23
niftycorp
PRO
0
130
Re:ゼロから始めるTerraform生活 ~IaC入門編~ - NIFTY Tech Talk #23
niftycorp
PRO
0
130
Terraformにベストプラクティスを取り入れた - NIFTY Tech Talk #23
niftycorp
PRO
0
160
AWS AppSyncを用いた GraphQL APIの開発について - NIFTY Tech Talk #22
niftycorp
PRO
0
220
「天気予報があなたに届けられるまで」 - NIFTY Tech Talk #22
niftycorp
PRO
0
220
@nifty天気予報:フルリニューアルの挑戦 - NIFTY Tech Talk #22
niftycorp
PRO
0
500
Other Decks in Programming
See All in Programming
[JAWS-UG横浜 #79] re:Invent 2024 の DB アップデートは Multi-Region!
maroon1st
1
140
Amazon S3 TablesとAmazon S3 Metadataを触ってみた / 20250201-jawsug-tochigi-s3tables-s3metadata
kasacchiful
0
120
第3回 Snowflake 中部ユーザ会- dbt × Snowflake ハンズオン
hoto17296
4
370
『品質』という言葉が嫌いな理由
korimu
0
160
Amazon Bedrock Multi Agentsを試してきた
tm2
1
280
Honoのおもしろいミドルウェアをみてみよう
yusukebe
1
200
SpringBoot3.4の構造化ログ #kanjava
irof
2
980
GitHub Actions × RAGでコードレビューの検証の結果
sho_000
0
250
ASP. NET CoreにおけるWebAPIの最新情報
tomokusaba
0
360
さいきょうのレイヤードアーキテクチャについて考えてみた
yahiru
3
740
Bedrock Agentsレスポンス解析によるAgentのOps
licux
3
820
ペアーズでの、Langfuseを中心とした評価ドリブンなリリースサイクルのご紹介
fukubaka0825
2
310
Featured
See All Featured
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.8k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.2k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.6k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
47
7.3k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
51
3k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
4
410
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
99
18k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
Transcript
VisualStudio Code Dev Containersの ススメ Python編 ニフティ株式会社 三浦 拓実
三浦 拓実 オプションサービス開発チームのリーダー兼スクラムマスター 担当サービスは常時安全セキュリティ24(2004年開始)、@nifty VPN Wi-Fi(2018年開始)、@nifty ADクリーナー(2023年開始)など 新規サービス開発の要求定義から設計、実装、運用まで幅広く 手がけています。 趣味は音楽鑑賞やファッションなど。
突発的に旅行に行きがち。
今からPython始める人 どう始めるのがいい?
まずPythonを手元のPCに インストール...しない
PythonをPCにインストールしない理由 • 手元の(ローカル)PCへのインストールは面倒が多い ◦ Python自体のバージョンがひとつに固定されてしまう ◦ インストールするライブラリも固定される ▪ pyenv、venv、pipenvといったツールで解決できるが管理が結構煩雑 •
他のメンバーと開発する時に、PCの細かい差分でトラブルが起こる ◦ 他にインストールされているソフト、Windows / Macの設定、ネットワークの状況など • だったら同じ設定のローカルPC増やせばいいだろ! ◦ PCをプログラムごとに用意できる大富豪ならそうしてもいいが、現実的ではない プログラムを書いて勉強するならPython自体の管理の手間はなるべく減らして、 実際にプログラムを書く時間を増やすべき。
偉い人は考えた ローカルPCの中に仮想でPCを立ち 上げれば、プログラムごとにいくら でも環境を作れるのでは......?
ローカルPCの中に仮想環境を作る あなたのローカルPC Pythonで データ分析 やるための 環境 Pythonで WEBアプリ 作るための 環境
Pythonで 数値計算 するための 環境 + ↑仮想のコンテナ環境を立ち上げ↑
ローカルPCに必要なソフト • Docker ◦ コンテナ型仮想環境を作成・管理するソフト ◦ 公式Webサイトからインストールできる ◦ 個人利用なら無償、企業で利用する場合は条件次第で有償 •
VisualStudio Code(VS Code) ◦ マイクロソフトが管理するオープンソースのエディタ ◦ 公式Webサイトからインストールできる ◦ さまざまな拡張機能が作られていて、好みにカスタムできる • Dev Containers ◦ VS Codeの拡張機能、VSCode上でインストールする ◦ ローカルPCに立ち上がったコンテナに接続してコンテナを VSCodeから操作できるようになる
ファイル構成と中身 { "name": "Python DevContainer Practice", "dockerComposeFile": [ "docker-compose.yml" ],
"service": "app", "workspaceFolder": "/app" } version: "3" services: app: build: context: .. dockerfile: Dockerfile volumes: - type: bind source: .. target: /app hostname: app command: sleep infinity FROM python:latest # 任意のバージョンを指定 WORKDIR /app COPY . . RUN apt update && \ pip install --upgrade pip 最小構成はこんな感じ
立ち上げた後の画面 コンテナのOSは主にLinuxだが、 モダンなエディターが使える ターミナルからコマンドを叩け るので、pythonコマンドで書 いたプログラムの実行もできる 拡張機能でエディターに 好みの機能を追加可能
メリット / デメリット • ひとつの環境の構築に集中で きる ◦ トラブルが減り開発に集中で きる! •
環境がコード化されており、 他のPCでもすぐに環境が再現 できる ◦ 手順書や暗記は不要 • 作った環境と同じコンテナを リリースできる ◦ AWS, Google Cloud, Azure… • 凝ったことをしようとすると 様々な知識が求められる ◦ Linux、ネットワークなど ◦ でもこれは勉強すればいい • PCにある程度スペックが求め られる ◦ メモリは16GB欲しい ◦ お金で解決できる →デメリット、ないじゃん...
1日→10分 Dev Containersで短縮できた環境構築1回あたりの時間です Dev Containersで開発環境構築を短縮して環境を揃えることは 特に複数人のチーム開発で大きな威力を発揮します 開発環境の分離はトラブルを減らし、開発時間を伸ばしてくれます イカした開発環境を手に入れましょう!