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高校指導主事向け研修(ティーチャーズ・イニシアティブ)

 高校指導主事向け研修(ティーチャーズ・イニシアティブ)

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Teachers Initiative

July 01, 2021
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  1. 三菱みらい育成財団助成事業(2021年度実施) 「主体的・協働的な学び」を実践する 教員養成のための担当指導主事研修(無償) 一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ

  2. 企画趣旨 • 急速に変化し続ける社会を見据えて学習指導要領も改訂されました。「何を 学ぶか」に加えて「どのように学ぶか」が重視され、「社会に開かれた教育 課程」の実現が求められています。これはこれまでの教育観を大きくシフト させるもので、現場の一人ひとりの教員が的確かつスムーズに対応していく ことはそう容易ではありません。 • そこで、地域の教育の要を担う指導主事の皆さんに新たな時代の学び方を自 ら体験していただき、そのような学びを実践できる教員育成のためのプログ

    ラムを指導主事自らが開発していただくプロジェクトを企画いたしました。 • ティーチャーズ・イニシアティブ(以後TI)は、2015年の創業以来、主体 的・創造的に学ぶ子どもたちを育てる教員のための学ぶ場を提供し、これま でに500名を超える先生方に生成的な学びの実践のためのマインドセット・ スキルセットを届けてきました。 • 全国の指導主事の皆さんが本プロジェクトにご参画いただき、地域の先生方 と共に成長し、教育をさらに魅力あるものに発展させていかれることをここ ろより願っております。
  3. 企画概要 • 「主体的・協働的な学び」を実践する教員養成プログラムを 指導主事(高校教育担当)が協働して開発するプロジェクト。 • 正解のない問いに探究的に向き合う学びを指導主事が体験し、学習理論を 学び、受講された指導主事がチームを組んで「教員向け研修プログラム」を 開発します。 • 以下の研修プログラムを約4ヶ月間にわたり実施する。

    1. キックオフ合宿(2泊3日) 2. ラーニングデザインセッション(1日) 3. オンラインセミナー(2h✕3回) 4. 自主ラボ(随時) 5. ラボ発表会(1日) 6. シンポジウム(1日)
  4. 生成的な学びの場を体験します。自らが教師になった原点 に立ち返り未来を俯瞰し、教育観を更新します。 カリキュラム内容 合宿での体験を振り返り、その学びを支えた学習理論を学 びます。そして自ら学びの場をつくる実践します。 4、5人の小グループで、教員が学ぶためのプログラムを 開発します。主体的な活動として協働します。 各グループがつくった研修プログラムを他のグループを対 象に実践します。フィードバックをもらいながら学びを深 めていきます。

    それぞれの指導主事が現場にもどり、地元の教員向けに研 修を実施します。オンラインで、他エリアの仲間とも相談、 連携しながら実践に取り組みます。 指導主事の代表に、実践結果の報告をしてもらいます。同 時に有識者によるシンポジウムを開催し、これからの学び において教員にとって大切なものを議論します。 新学習指導要領、脳科学、AIについて専門家のレクチャー (講義またはワークショップ)を受け、学びます。 キックオフ合宿 ラーニングデザイン セッション ラボ活動 オンラインセミナー 結果報告シンポジウム 現場での実践 ラボ発表会
  5. プログラムの特徴・効果 学び続ける教師こそが「生徒の心のエンジンを駆動する」ことができる。 教師が自らの学ぶ姿勢に火をつけ、主体的に学び続ける存在となること、つまり教師が 「アクティブラーナー」となるための研修を、指導主事が自ら設計できることを目指しま す。 【主体性を重んじる体験型のプログラム】 多くの教員研修は座学が多く、知識や理論の学習にとどまる。TIの学びは体験型であるた め、学習者の教育観や基本的な考え方、あり方など深いレベルの変化を起こすことができ る。 【エリアを超えた指導主事・教員の交流】

    教師は通常同じエリアに留まるため、同質性を帯びる傾向がある。全国の指導主事、教師 が広範に交わり、寝食をともにしながら学び合うことで、エリアを超えたラーニングコミ ュニティが形成される。 【最先端の学習理論で構成されたプログラム】 プログラムは、グローバル企業や世界の紛争解決などでも活用されている最先端の学習理 論を活用して構築されている。知識を塊として自らの内側に詰め込んでいく学び方ではな く、正解を自ら見つけていく探究的な学び方においては、認知の仕方やその根底にある意 識の状態をテーマにすることが大切になる。心理学的アプローチも含んだ先端の学習理論 が求められる。 <プログラム構築に活用されている学習理論及びメソッド> システム思考/社会構成主義/成人発達理論/認知心理学/U理論/プロセスワーク
  6. オンラインセミナー 講師紹介 テーマ「新学習指導要領において求められる教師像(仮)」 2008年、2018年と2度にわたり「学習指導要領改訂」 に携わったキーパーソン 内閣府(科学技術・イノベーション推進事務局)審議官 (元文部科学省初中局教育課程課長、財務課長) 合田 哲雄(ごうだ てつお)氏

    <プロフィール> 岡山県倉敷市出身。 1992年旧文部省に入省し、福岡県教育庁高校教育課長(2000年)、国立大学法人化(2004年)や NFS(全米科学財団)フェロー(2011年)、高等教育局企画官(2012年)、研究振興局学術研究 助成課長(2013年)、初等中等教育局教育課程課長(2015年)、内閣官房内閣参事官(2017 年)、初等中等教育局財務課長(2018年)を経て、2021年から現職。目黒区内の区立小・中学校の PTA会長を6年経験。九州大学、関西大学、宮城教育大学などの客員教授、非常勤講師を経て、上 越教育大学(教育課程行政特論)および東京大学(高等教育政策論)の非常勤講師。学習指導要領改 訂担当(2008年、2018年)。 著書に『受験のルールが大きく変わる!2020年教育改革が目指すもの』(コルク)、『学校を変えれ ば社会が変わる:信州からの教育再生』(東京書籍・共著)、『学習指導要領の読み方・活かし方 学習 指導要領を「使いこなす」ための8章』(教育開発研究所)。
  7. オンラインセミナー 講師紹介 テーマ「AIと教育」 人工知能型教材Qubena(キュビナ)生みの親 株式会社COMPASS ファウンダー 神野 元基(じんの げんき)氏 <プロフィール>

    株式会社COMPASS ファウンダー 慶應義塾大学総合政策学部在学中より起業家として活動。 大学中退後2010年よりシリコンバレーにて起業。「シンギュラリティ」に出会い、 誰もが容易に予想できない未来を前に、子どもたちに生きる力を身につけて欲しい との思いから帰国し、2012年に株式会社COMPASS(学習塾)を設立し教育業界に飛び込む。 その後、2015年に世界初となる人工知能型教材Qubenaを開発し、AI先生が教える塾 「Qubenaアカデミー」を設立。学校教育に比べ7倍の学習効率を実現。 日経コンピューター「ミライITアワード2016教育部門」にてグランプリを獲得。 2019年、中央教育審議会 初等中等教育分科会「新しい時代の初等中等教育の在り方」 特別部会の臨時委員に選出。 著書に『人工知能時代を生き抜く子どもの育て方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
  8. オンラインセミナー 講師候補(調整中) テーマ「脳科学と教育」 元麹町中の工藤校長との共同研究「麹町研究」によって 立証された最新の脳神経科学 株式会社DAncing Einstein(ダンシング・アインシュタイン) Founder CEO 青砥

    瑞人(あおと みずと)氏 <プロフィール> 高校中退後、渡米。米国の大学UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)にて 神経科学学部を飛び級卒業。 脳神経の奥深さと無限の可能性に惹かれ暇さえあれば医学論文に目を通す脳ヲタク。 脳神経科学の知見を人材開発や教育現場に生かすべく、2014年にDAncing Einsteinを起業。 「ドーパミン(DA)が溢れてワクワクが止まらない新しい教育」の創造を目指している。 また、世界初のNeuroEdTeck(R)という分野を開拓しつつ発明活動も行い、いくつもの 特許を取得している。 著書に『BRAIN DRIVEN ( ブレインドリブン ) パフォーマンスが高まる脳の状態とは』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『最新の脳研究でわかった!自律する子の育て 方』(元麹町中学校校長の工藤先生との共著・SBクリエイティブ)など多数。
  9. 実施スケジュール 7 月 8 月 9 月 10 月 11

    月 12 月 1 月 2 月 3 月 キック オフ 合宿 2泊3 日 全体の 流れ 4 月 オンライン講義 (全3回) ラーニ ングデ ザイン セッシ ョン 1日 オンラ イン ラボ(4-5人で のグループ活動) ラボ 発表 会 1日 対面 シンポ ジウム 実践報 告会 半日 対面 現場での実践 <主体的に話し合う体験> <理論とノウハウの学習> <現場での実践> ・・・実施プログラム ・・・受講者による自主活動(事務局によるサポート・フォロー) 合宿やラーニングデザインセッション、オンライン講義での体験を踏まえて、 地元の教員たちが学ぶためのプログラムを他エリアの指導主事と協働で開発
  10. 一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ 団体概要・実績

  11. 「先生こそが真に未来をつくることができる」という考えのもと、先生たちと共に学び、 日本の教育をよりよいものにしていくために、ティーチャーズ・イニシアティブは2015年に 設立されました。 21世紀型の学びを探求する先生向けの研修プログラム「21世紀ティーチャーズプログラム」、 ICTを活用した授業デザイン力向上を目的とした「ICTオンライン研修」を全国の自治体、 私立学校、個人の先生向けに提供しており、これまで550名(延べ人数)の先生が受講。 11 一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ 団体概要 •

    所在地:東京都千代田区四番町4-9 東越伯鷹ビル6F(株式会社教育と探求社内) • 設立日:平成27年9月16日 • 連絡先:03-6674-1059 • 代表理事:宮地勘司(株式会社教育と探求社代表取締役社長) • 理事: 米倉 誠一郎(一橋大学名誉教授・法政大学大学院教授) 鈴木 寛(東京大学教授/慶應義塾大学教授/文部大臣補佐官/元文部科学副大臣) 児美川 孝一郎(法政大学教授) 前野 隆司(慶應義塾大学大学院教授) 白石 智哉(ソーシャル・インベストメント・パートナーズ 理事 フロネシス・パートナーズ株式会社 代表取締役) 土屋 恵子(アデコ株式会社 取締役) • 監事: 若山 理子(公認会計士)
  12. 2015年 「株式会社 教育と探求社」のクエストエデュケーションの導入校が100校を 超え、日本最大のアクティブ・ラーニングの提供会社となる。 教育改革のセンターピンは「教師の意識改革」にあると考え 「一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ」設立 2016年 「21世紀ティーチャーズプログラム」第1期開講 2017年 独立行政法人教職員支援機構より委託事業として採択

    2018年 大阪府堺市の公式研修として採用(2021年まで毎年継続実施中) JVPF(日本ベンチャーフィランソロピー)から3年間の助成事業として採択 2019年 広島県福山市の公式研修として採用 「関西・東海私学合同プログラム」第1期開講 経済産業省「未来の教室」実証事業として採択(教育と探求社と共同実施) 2020年 オンライン講座を開講し、自治体向け・私学法人向け・個人向けに実施 日本財団からの助成事業として採択され、4つの自治体にてICTオンライン研修 を実施。(三重県伊勢市、静岡市有志連合、静岡県三島市、香川県三豊市) 2021年 埼玉県さいたま市の公式研修(管理職試験合格対象者向け)として採用 三菱みらい育成財団からの助成事業として採択(高校指導主事対象) 団体沿革・研修実績 12
  13. 木村 泰子 ラボ長 大阪市立大空小学校初代校長を2006年 の開校以来、9年間務めた。 米倉 誠一郎 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ会長、 法政大学大学院

    教授、 一橋大学イノベーション研究センター 特任教授 鈴木 寛 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ理事、 文部科学大臣補佐官、 東京大学・慶應義塾大学教授 児美川 孝一郎 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ理事、 法政大学教授 前野 隆司 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ理事、 慶應義塾大学教授 土屋 恵子 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ ラーニングデザインチーム、 組織開発コンサルタント 桑原 香苗 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ ラーニングデザインチーム、 日本プロセスワークセンターファカルテ ィ 有限会社フィールドシフト代表取締役 並木 通男 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ ラーニングデザインチーム、 埼玉県立新座総合技術高等学校教諭、 千葉商科大学客員講師 後藤 拓也 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ ラーニングデザインチーム、 講師・ファシリテーター 福島 創太 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ ラーニングデザインチーム、 教育社会学者、 株式会社教育と探求社 開発グループマネージャー 宮地 勘司 一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ理事、 株式会社教育と探求社 代表取締役社長 小田 理一郎 チェンジエージェント代表取締役社長 兼CEO 本プログラムの開発・監修に関わった人及び支援者たち
  14. 14 ◆受講後の振り返り・アンケートより プログラムを通じて、今後の未来を学ばせてもらったと思っています。未 来を見据えて今現在どうしていくか、という視点を、いまの生徒たちにも 考えてもらいたいなって。そういうふうに変化した気がします。 (東京都 工業高校教諭) 安心安全の場が体感できた。だからみんながみんなを大切にする。求心力 がある人が進めるのではなくて、良さを引き出して、いいとこ認めあって やっていけた。こうやって環境を作れば生徒も自分を開示出来るのかなっ

    て自分もこんな場作りを試してみたいと思えた。そうやっていろんなこと を気づかせてくれるプログラムだった。 (埼玉県 総合高校教諭) 先生も学びたいんだって、先生になって終わりじゃなくて色々学んでるん だって知れた。いろんな人がいて、もっとどうなったら良くなるのかって いうのを考えている人と出会えた。先生って意外と孤独なんでこういうコ ミュニティというか場があるよってことを、多くの先生に教えてあげたい なって思います。 (東京都 定時制高校美術科教諭) 魅力の一つは普通に学校にいたら出会えない人と出会えること。校種関係 ない志が同じ全国の先生とか、あと企業の人とかNPOとか。もう一つは 自分の成長。あの中にいるから成長できる。まだ足りないって感じられる。 (埼玉県 小学校教諭) 21世紀ティーチャーズプログラム 受講者アンケート
  15. TIで学んだ先生の変容を本にまとめました 過去5年間でTIで学んだ先生の中から8名を選出し、 インタビューを行い一冊の本にまとめました。 <本に取り上げらたら8人の先生たち> 1.どんな"自分"をー自分の原点に気付いた 子どもに向き合う姿勢が 変わった 東京都公立小学校 中村拓海先生 2.カリスマ教師症候群を超えてー「いい先生になりたい」からありのま

    まを出せる場所づくりへ 私立かえつ有明中・高等学校 田中理紗先生 3.教師の矜恃ー這い上がったからこそわかるTIの価値 東京都公立小学校 中楯浩太先生 4.社会とつながり学びを起こすー境界をつくっていたのは私自身だった 「内」 と「外」を行き来して見えてきた世界 三重県公立中学校 滝沢 薫先生 5.職員室に関わるー関係性の質を高めて生まれる学び 周囲50センチ メートルからの革命 私立東邦高等学校 山田剛司先生 6.人生を見せる ー常に挑戦する、ワクワクしながら新しい自分を見つけ る「生徒のために」ではなく「生徒とともに」 私立リンデンホールスクール 堀川浩二先生 7.公教育の価値ーきっかけは「想定外の異動」新たな学びの先に見えて きたもの 大阪府堺市教育委員会 品川隆一先生 8.リーダーの在り方ー対話を通じて校長も変わった 先生たちも「もっと 自由でいいんだよ」 元静岡県公立小学校校長 八木邦明先生