Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
エンジニア採用ノウハウ0から継続的な採用に至るまで / Try recruiting engi...
Search
Shigeru Chiba
August 27, 2024
Technology
0
190
エンジニア採用ノウハウ0から継続的な採用に至るまで / Try recruiting engineers
Hack@DELTA v24.08
エンジニア採用を科学する
に登壇した内容です
Shigeru Chiba
August 27, 2024
Tweet
Share
More Decks by Shigeru Chiba
See All by Shigeru Chiba
PHPで品質と生産性向上を目指すやり方 / Improve quality and productivity with PHP
ohageeq
0
19
プロダクトの正しい「やめ方」/ How to make decision to stop developing product
ohageeq
1
220
Other Decks in Technology
See All in Technology
AWS CDKでデータリストアの運用、どのように設計する?~Aurora・EFSの実践事例を紹介~/aws-cdk-data-restore-aurora-efs
mhrtech
4
650
Amazon FSx for NetApp ONTAPを利用するにあたっての要件整理と設計のポイント
non97
1
160
CyberAgent 生成AI Deep Dive with Amazon Web Services / genai-aws
cyberagentdevelopers
PRO
1
480
顧客が本当に必要だったもの - パフォーマンス改善編 / Make what is needed
soudai
24
6.8k
Oracle Base Database Service 技術詳細
oracle4engineer
PRO
5
49k
【若手エンジニア応援LT会】AWS Security Hubの活用に苦労した話
kazushi_ohata
0
170
Fargateを使った研修の話
takesection
0
120
Shift-from-React-to-Vue
calm1205
3
1.3k
独自ツール開発でスタジオ撮影をDX!「VLS(Virtual LED Studio)」 / dx-studio-vls
cyberagentdevelopers
PRO
1
180
IaC運用を楽にするためにCDK Pipelinesを導入したけど、思い通りにいかなかった話
smt7174
1
110
Automated Promptingを目指すその前に / Before we can aim for Automated Prompting
rkaga
0
110
Oracle Cloud Infrastructureデータベース・クラウド:各バージョンのサポート期間
oracle4engineer
PRO
27
12k
Featured
See All Featured
A better future with KSS
kneath
238
17k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
31
6.3k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
325
24k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
27
790
Ruby is Unlike a Banana
tanoku
96
11k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
167
14k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
327
38k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
19
1.1k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
459
33k
Faster Mobile Websites
deanohume
304
30k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
504
140k
The Language of Interfaces
destraynor
154
24k
Transcript
© HataLuck and Person Inc. © HataLuck and Person Inc.
エンジニア採用ノウハウ0から 継続的な採用に至るまで Hack@DELTA v24.08/エンジニア採用を科学する 2024.08.27 Shigeru Chiba / @ohageeq
© HataLuck and Person Inc. 千葉 茂 / @ohageeq 執行役員 CTO
自己紹介 ▪ 技術: Kotlin, Go, AWS 💕 ▪ 好きなおはぎ: 今西軒(京都) ▪ 経歴: 2012年 サイバーエージェント入社 2022年 現職、業務委託入社 2023年 正社員入社 2024年 執行役員CTO就任
© HataLuck and Person Inc. 会社紹介 株式会社HataLuck and Person MISSION:
「はたらく」を楽しく VALUE: 「働きがい」を科学する シフトワーカーの潜在能力を 解放する 染谷 剛史 設立 代表者 2017年1月 事業内容 リテールテック事業 はたらきがいテック事業
© HataLuck and Person Inc. 事業内容 シフトワーカーの労働生産性を高める機能を ALL in ONEで提供
© HataLuck and Person Inc. アジェンダ ❏ 背景: なぜエンジニア採用を再開したのか ❏
ノウハウ0から始めたこと ❏ 採用活動ふりかえり ❏ まとめ
© HataLuck and Person Inc. 背景: なぜエンジニア採用を再開したのか
© HataLuck and Person Inc. プロダクト変遷と開発チーム人数 なぜエンジニアを採用するのか EP: 正社員エンジニア EO:
業務委託エンジニア 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 マネージドサービス (Firebase) 主体に開発 外注/業務委託中心に PHPベースで開発 はたLuck 正式リリース シフト機能 開発着手 プロパー不在 新基盤 開発開始 新基盤 開発停止 FS脱却 プロジェクト 新権限の 開発 シフト機能 1stリリース 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 EP 3 4 4 4 6 7 7 EO 3 5 8 10 23 13 13
© HataLuck and Person Inc. 中期計画 なぜエンジニアを採用するのか ▪ 26年に3倍の利用ユーザーが使う想定 ▪
エンプラ導入増によるセキュリティや安定性の信頼獲得 ▪ 成長に向けた素早い新機能追加の要求
© HataLuck and Person Inc. 課題 なぜエンジニアを採用するのか ▪ 機能拡充と将来計画への設計のバランスが取れていない ▪
中規模なサービスの技術マネジメント力経験が少ない ▪ 問題や課題等のふかぼり・発見が不得意 自ら手を動かすと... ▪ CTO先導での課題解決では未来の計画に到達できない ▪ 既存社員が思い形するスキルや文化が残らない
© HataLuck and Person Inc. 採用計画 ▪ プロジェクトをまるっとできるリードエンジニア1人 ▪ 技術レイヤー問わずメンバーレベル3人
開発組織を立ち上げることが経営の最重要項目 年間のキーワード 「熱狂するプロダクト開発チームの立ち上げ」
© HataLuck and Person Inc. ノウハウ0から始めたこと
© HataLuck and Person Inc. 始めるにあたって感じた不安 ノウハウ0から始めたこと ▪ 採用市場がより激化していて1人採用する難易度が高い ▪
なにからはじめるべきかわからない - キレイな採用サイト?開発文化の言語化? ▪ 技術がモダンではない ▪ レガシーな課題解決やりたい人いなそう ▪ 自分にタレント力ない
© HataLuck and Person Inc. エンジニア採用開始時での体制 ノウハウ0から始めたこと 人事 • 正社員採用経験なし
• 開発の優先度も高く両立するのが 難しい CTO • これまでエンジニア採用経験なし • 採用要件をすり合わせる余力がな く、正社員のエンジニアの採用を できなかった
© HataLuck and Person Inc. 採用活動の変遷 ▪ 12月〜2月マッチング率、面談数が上がらず苦戦 ▪ 3月からカジュアル面談から選考が増える
▪ 4月マッチング率が改善し始める 23年12月 2月 採用再開 24年1月 1人目 決定 2人目 決定 3月 4月 5月 6月 3人目 決定
© HataLuck and Person Inc. ▪ ブランディング向上も大事だが候補者と多く繋がること ▪ 開発業務を減らせずないが一人採用する 2点を重要度高いと判断し
採用の時間が取れない 採用ブランディング〜ソーシングまで様々な会社と比較した結果 ▪ 採用ターゲット層の採用実績があり ▪ オンボード期間が短い会社 に依頼した
© HataLuck and Person Inc. マッチングの改善① ▪ 2週間毎に候補者フィルターを改善 ▪ スカウトメッセージのアレンジ
- どこの経歴を興味を持ったかを書くと喜ばれる Tips: ▪ 予定調整ツールから選択してもらうのは思ったより嫌がら れなかった
© HataLuck and Person Inc. マッチング改善②:他社の採用方法を知る ▪ 会社ごとに同じ媒体でも長所,短所が違った - 自社の採用スタンスで媒体は使い分けれそう
▪ 素直でいい奴、貢献力が強いという属性は一致してそう
© HataLuck and Person Inc. どんな人を採るか、訴求するか ノウハウ0から始めたこと キャリア 3社目、全てスタートアップ 経営と技術を繋ぐキャリアをしたい
技術趣向 プロダクトを届けるために技術をうまく使う 変化の波に理解あり、知ることに楽しいと思える 大切に している こと 技術で何かしら社会や身の回りの課題解決をしたい フラットに意見を言える、挑戦したいことに自ら行動する 自分自身をペルソナとし、企業に何を求めるかを 仕事の魅力として落とし込んだ
© HataLuck and Person Inc. カジュアル面談改善① ▪ Notionで作成したペライチ採用サイト - 企業と開発の理解を重点的にしてもらえるように
- スカウトCVアップ ▪ 自分が誰かを紹介する - CTOインタビュー - 自分自身がなぜ参画したかはすぐに作成できる ▪ 第三者にカジュアル面談をFBもらう - 会社を知ってもらうために全部を話しすぎている - 候補者がなぜエントリーしてくれたかを汲み取れていない
© HataLuck and Person Inc. カジュアル面談改善② 候補者の転職背景を読み取り、今回の転職で キャリアを達成させられるかを紐づける 改善前 改善後
レジュメを読んで経歴で何をやってきたか を確認する 現職の会社や役割を読み解いて転職の背景 を理解し書き起こす 会社のことを知られていないから全部伝え る 事前の会社理解度や興味があることを聞き 候補者にあった会社紹介をアレンジする
© HataLuck and Person Inc. 丁寧な採用体験 入社前の体験を良くする ▪ カルチャー不一致を無くす -
必ず現場メンバーとの食事会をする ▪ オンボード体験を改善する - オファーレターを用意する · 会社のカルチャーマッチしている箇所 · 面談したメンバーが一緒に働きたいという感想 · 入社後の役割期待と将来こんなポジションへの期待
© HataLuck and Person Inc. 結果 スカウト返信率: 25% 選考率: 80%
面接辞退率: 10% 内定承諾率: 100% スカウト返信率: 5% 選考率: 10% 面接辞退率: 20% 内定承諾率: 100% 改善前 改善後 約2ヶ月間
© HataLuck and Person Inc. 刺さりやすい/刺さりにくいポイント ▪ 過去店舗サービス業を勤務して課題感を感じている ▪ 組織やプロダクトの大きい変化を楽しめる
▪ 仲間と一緒に課題解決をしていきたい 現在の採用活動について ▪ 店舗サービス業での勤務が全くない ▪ 特定の技術にしか興味がない ▪ 完全フルリモートで働きたい 刺さりやすい 刺さりにくい
© HataLuck and Person Inc. 採用活動ふりかえり
© HataLuck and Person Inc. なぜうまくいったのか 現在の採用活動について ▪ 「正社員」を採用することを言語化した -
プロダクトドリブンな会社にしたい - 思いを込めてこだわりを言いあえるチームでありたい ▪ 候補者の成し遂げたいことに向き合う - 人員を埋めるのは正社員採用の目的にしてはいけない - 人生で忘れられない経験・価値を提供したい
© HataLuck and Person Inc. メンバーも採用に関わるために ノウハウ共有素材を仕込み中 ▪ カジュアル面談テンプレート ▪
アイスブレイクトーク集 ▪ 面接評価の基準 ▪ 質問集
© HataLuck and Person Inc. とはいえ採用課題はまだある 現在の採用活動について ▪ 会社、プロダクトのブランディング改善 -
カジュ面前に何をやっている会社か理解を得られる ▪ スカウト返信率の改善 - 出会う前の機会損失が多い ▪ リファラル採用 - オンボーディングが素早くできそう
© HataLuck and Person Inc. まとめ ▪ 最低限の用意でも始められる - 課題も会社の魅力に言い換える
▪ 候補者と会社の共通項を見つける - キャリアと課題や将来やることがそれぞれ叶えられるか - 課題点を一緒に解決してくれる人だとを見つける ▪ 全員で採用できるように勝ち筋のノウハウをストックする
© HataLuck and Person Inc. © HataLuck and Person Inc.