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AZ-305 試験問題サンプル 第六回

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November 12, 2023
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AZ-305 試験問題サンプル 第六回

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Tsubasa Yoshino

November 12, 2023
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  1. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 負荷分散された Azure 仮想マシン上で実行されるアプリケーションがあります。

    このアプリケーションでは、Azure ストレージ アカウントと Azure キー コンテナーにアクセスする必要があります。 あなたは、Azure リソースにアクセスするための ID 戦略を推奨する必要があります。 このソリューションでは、次の要件を満たす必要があり ます。 - アクセス許可に基づいてリソースへのアクセスをセキュリティで保護する。 - 作成する ID の数を最小限に抑える。 どの種類の ID をレコメンデーションに含める必要がありますか? 回答を 1 つだけ選択してください。 A. Azure AD グループ A. Azure AD ユーザー A. システム割り当てマネージド ID A. ユーザー割り当てのマネージド ID
  2. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1(ヒント) 負荷分散された Azure 仮想マシン上で実行されるアプリケーションがあります。

    このアプリケーションでは、Azure ストレージ アカウントと Azure キー コンテナーにアクセスする必要があります。 あなたは、Azure リソースにアクセスするための ID 戦略を推奨する必要があります。 このソリューションでは、次の要件を満たす必要があり ます。 - アクセス許可に基づいてリソースへのアクセスをセキュリティで保護する。 - 作成する ID の数を最小限に抑える。 どの種類の ID をレコメンデーションに含める必要がありますか? 回答を 1 つだけ選択してください。 A. Azure AD グループ A. Azure AD ユーザー A. システム割り当てマネージド ID A. ユーザー割り当てのマネージド ID
  3. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 解答 【回答】 D 【解説】 システム割り当てマネージド

    ID は、各 VM にそれぞれ作成されます。 ユーザ割り当てマネージド ID は、複数の VM へ割り当てすることが出来ます。 Azure AD ユーザ、グループを利用する場合、実体は サービスプリンシパル になります が、サービスプリンシパル は、任意のクライアントから利用できる為、アクセス許可に基 づいて厳密なアクセス制限がマネージド ID よりも難しくなります。 その為回答は、D になります。 https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/managed-identities-azure- resources/overview
  4. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 負荷分散された Azure 仮想マシン上で実行されるアプリケーションがあります。

    このアプリケーションでは、Azure ストレージ アカウントと Azure キー コンテナーにアクセスする必要があります。 あなたは、Azure リソースにアクセスするための ID 戦略を推奨する必要があります。 このソリューションでは、次の要件を満たす必要があり ます。 - アクセス許可に基づいてリソースへのアクセスをセキュリティで保護する。 - 作成する ID の数を最小限に抑える。 どの種類の ID をレコメンデーションに含める必要がありますか? 回答を 1 つだけ選択してください。 A. Azure AD グループ A. Azure AD ユーザー A. システム割り当てマネージド ID A. ユーザー割り当てのマネージド ID アクセス許可が厳しく設定できない アクセス許可が厳しく設定できない リソース毎に作られるので、Id の数を最小限に押さえられない
  5. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 マネージド ID の種類

    システム割り当てマネージド ID - Azure のリソースとセットで作成される - この Id を利用してアクセストークンを取得できるのは、紐づいているリソースのみ - 紐づくリソースが削除されると、一緒に削除される - アクセスポリシーをリソース毎に分離したい場合に利用する ユーザ割り当てマネージド ID - 単独の Azure リソースとして作成される - 複数のリソースに紐づけることが出来る - 紐づくリソースを削除しても、一緒に削除されない - アクセスポリシーを複数のリソースで共有したい場合に利用する
  6. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 マネージド ID と

    Azure AD ユーザアカウント(サービスプリンシパルの違い) マネージド ID - 割り当てられたリソースからしか利用できない - VM 01 にのみ割り当てられているマネージド ID を、VM 02 から利用することは出来ない - 内部的には、サービスプリンシパルが生成されている - 最終的な認証情報の実体は、サービスプリンシパル - Azure 内のリソースから利用したい場合は、こちらを選択する サービスプリンシパル - 任意のクライアントから利用できる - VM 01、VM 02 で共通のものが利用できる - オンプレミスのシステムから利用したい場合は、こちらを選択する サービスプリンシパルが流出すると不正アクセスに利用できるが、マネージド ID は、紐づけたリソースからのみ利用できるため、不正アクセ スのリスクが無い
  7. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 2 あなたは、Azure でデータ ストレージ

    ソリューションを設計しています。 このソリューションでは、次の要件を満たす必要があります。 - 非構造化データ用に最適化されている。 - geo 冗長ストレージ (GRS) がサポートされている。 設計に何を組み込む必要がありますか? A. Azure Data Lake Storage A. Azure SQL Database A. Azure SQL Managed Instance A. Azure Synapse Analytics
  8. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 2(ヒント) あなたは、Azure でデータ ストレージ

    ソリューションを設計しています。 このソリューションでは、次の要件を満たす必要があります。 - 非構造化データ用に最適化されている。 - geo 冗長ストレージ (GRS) がサポートされている。 設計に何を組み込む必要がありますか? ※ GRS は、元々どのサービスで用意されている冗長化構成でしょうか? A. Azure Data Lake Storage A. Azure SQL Database A. Azure SQL Managed Instance A. Azure Synapse Analytics
  9. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 解答 【回答】 A 【解説】 Azure

    Data Lake Storage は、非構造化データ、半構造化データに最適化されています。 SQL Database、Managed Instance、Synapse Analytics は、構造化データに最適化され ています。 その為回答は、A になります。
  10. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 2 あなたは、Azure でデータ ストレージ

    ソリューションを設計しています。 このソリューションでは、次の要件を満たす必要があります。 - 非構造化データ用に最適化されている。 - geo 冗長ストレージ (GRS) がサポートされている。 設計に何を組み込む必要がありますか? A. Azure Data Lake Storage A. Azure SQL Database A. Azure SQL Managed Instance A. Azure Synapse Analytics 構造化データに最適化されている 構造化データに最適化されている 構造化データに最適化されている
  11. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 2 構造化データ、非構造化データ、半構造化データ 構造化データ -

    行、列で定義されるデータ構造 - データベースのスキーマ、CSV、Excel 等 一度加工済みなデータを表すことが多い 非構造化データ - 厳密に構造が定義されていないデータ - メール、画像、Office 文書など - データ利用時に加工される事が多い 半構造化データ - 非構造化データにフレキシブルな構造を与えたもの - json、xml、yaml など - グラフ型、キーバリュー型、ドキュメント型、カラム型の4つに分類される Azure Data Lake Storage について - Azure Blob Storage をベースとしたサービス - Blob ストレージベースなので、冗長構成も Azure ストレージと同じレベルで提供される - Hadoop 互換
  12. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 3 あなたは、オンプレミスのデータセンターを Azure に接続するためのネットワーク接続ソリューションを設計しています。

    このソリューショ ンでは、次の要件を満たす必要があります。 - 米国西部 Azure リージョンへの高速で信頼性の高いプライベート接続を確立する。 - オンプレミス データセンターと Azure の間のすべての通信を暗号化する。 - トラフィックがオンプレミス データセンターから米国西部リージョンを通過した後、南北アメリカおよびヨーロッパの他の商用 Azure リージョンに流れるようにする。 この接続には何を使用する必要がありますか? A. IPsec を使用した VPN A. ExpressRoute Premium Direct A. プロバイダーを介した ExpressRoute Premium A. プロバイダーを介した ExpressRoute Standard 回線
  13. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 3(ヒント) あなたは、オンプレミスのデータセンターを Azure に接続するためのネットワーク接続ソリューションを設計しています。

    このソリューショ ンでは、次の要件を満たす必要があります。 - 米国西部 Azure リージョンへの高速で信頼性の高いプライベート接続を確立する。 - オンプレミス データセンターと Azure の間のすべての通信を暗号化する。 - トラフィックがオンプレミス データセンターから米国西部リージョンを通過した後、南北アメリカおよびヨーロッパの他の商用 Azure リージョンに流れるようにする。 この接続には何を使用する必要がありますか? A. IPsec を使用した VPN A. ExpressRoute Premium Direct A. プロバイダーを介した ExpressRoute Premium A. プロバイダーを介した ExpressRoute Standard 回線
  14. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 解答 【回答】 B 【解説】 Express

    Route premium では、グローバルなアクセスが可能です。 また、Direct では、MACsec によって L2 まで暗号化が可能です。 Standard では、地域外のリージョンへトラフィックを流せません。 IPSec の VPN では、プライベートな接続は提供されません。 その為回答は、B になります。
  15. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 3 あなたは、オンプレミスのデータセンターを Azure に接続するためのネットワーク接続ソリューションを設計しています。

    このソリューショ ンでは、次の要件を満たす必要があります。 - 米国西部 Azure リージョンへの高速で信頼性の高いプライベート接続を確立する。 - オンプレミス データセンターと Azure の間のすべての通信を暗号化する。 - トラフィックがオンプレミス データセンターから米国西部リージョンを通過した後、南北アメリカおよびヨーロッパの他の商用 Azure リージョンに流れるようにする。 この接続には何を使用する必要がありますか? A. IPsec を使用した VPN A. ExpressRoute Premium Direct A. プロバイダーを介した ExpressRoute Premium A. プロバイダーを介した ExpressRoute Standard 回線 物理的には分離されない為、プライベート接続は出来ない MACsec が利用できない為、L2 の暗号化が出来ない 地域を超えて通信が出来ない
  16. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 3 Express Route の接続モデル

    Direct - 直接専用線を引き、Azure と接続する方式 - 導入コストが非常に高い分、10 Gbps、100 Gbps といった高速回線を利用可能 - 政府機関、銀行、特定の小売業等、規制によってデータの取り扱い制限が厳しい業種に向いている 通常 - サービスプロバイダ経由で接続する方式 - 直接専用線を引く必要が無い為、Direct と比べて設備コストが低くなる - 多くの場合は、こちらを使うことが多いと思われる Express Route のピアリング方式 Microsoft ピアリング - Azure の PaaS、Microsoft 365、Dynamics 365、Power Platform 等を Express Route 経由で利用する為の方式 - M 365 を繋ぎたい場合は、MS 側の商品が必要なので注意 プライベートピアリング - VNET 内の IaaS、PaaS 等と接続する為の方式 - プライベートエンドポイントと接続する為に利用 パブリックピアリング - Azure の PaaS と接続する為の方式 - Microsoft ピアリングに統合されたので、2024年1月に廃止
  17. ©︎ Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 3 SKU の比較 Local

    - ピアリング場所の近くにある1つ or 2つのリージョンにのみアクセスできる - Local のみ、エグレスデータ転送に料金が掛からない為、回線の価格に通信料金が含まれる - 転送するデータが大量にある場合は、コストメリットがある Standard - ピアリング場所の近くのリージョン + そのリージョンのペアリージョンにアクセスできる - 東日本にピアリングした場合は、西日本にもアクセスできる Premium - 世界中の全てのリージョンにアクセス可能