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AZ-305 Microsoft Azure Infrastructure Solutions...

AZ-305 Microsoft Azure Infrastructure Solutions 取得学習会 2024 第2回

2024年上期、AZ-104 取得勉強会資料です

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Tsubasa Yoshino

March 26, 2025
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Transcript

  1. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 次の要件を満たす Azure

    Storage アカウントを作成する必要があります。 - 複数の Azure リージョンにデータを格納する - プライマリとセカンダリの各リージョンからのデータの読み取りをサポートする どの種類のストレージ冗長性を使用する必要がありますか ? A. geo 冗長ストレージ (GRS) B. ローカル冗長ストレージ (LRS) C. 読み取りアクセス geo 冗長ストレージ (RA-GRS) D. ゾーン冗長ストレージ (ZRS)
  2. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1(ヒント) 
 次の要件を満たす Azure

    Storage アカウントを作成する必要があります。 - 複数の Azure リージョンにデータを格納する - プライマリとセカンダリの各リージョンからのデータの読み取りをサポートする どの種類のストレージ冗長性を使用する必要がありますか ? 各リージョンからの読み取りに対応している冗長性設定は? A. geo 冗長ストレージ (GRS) B. ローカル冗長ストレージ (LRS) C. 読み取りアクセス geo 冗長ストレージ (RA-GRS) D. ゾーン冗長ストレージ (ZRS)
  3. © Techpit,inc All Rights Reserved. 解答 【回答】 C 【解説】 セカンダリリージョンからデータを読み取ることが出来るようにする必要があるため、

    読み取りアクセス geo 冗長ストレージ(RA-GRS) を選択する必要があります。 その為回答は C になります
  4. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 2 
 次の要件を満たす Azure

    Storage アカウントを作成する必要があります。 - 少なくとも 2 つの可用性ゾーンにデータを格納する - 高可用性を提供する どの種類のストレージ冗長性を使用する必要がありますか ? A. geo 冗長ストレージ (GRS) B. ローカル冗長ストレージ (LRS) C. 読み取りアクセス geo 冗長ストレージ (RA-GRS) D. ゾーン冗長ストレージ (ZRS)
  5. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 2(ヒント) 
 次の要件を満たす Azure

    Storage アカウントを作成する必要があります。 - 少なくとも 2 つの可用性ゾーンにデータを格納する - 高可用性を提供する どの種類のストレージ冗長性を使用する必要がありますか ? 可用性ゾーン対応の冗長性設定は? A. geo 冗長ストレージ (GRS) B. ローカル冗長ストレージ (LRS) C. 読み取りアクセス geo 冗長ストレージ (RA-GRS) D. ゾーン冗長ストレージ (ZRS)
  6. © Techpit,inc All Rights Reserved. 解答 【回答】 D 【解説】 ゾーン冗長ストレージ(ZRS)

    は、プライマリリージョン内の3つの Azure 可用性ゾーン間で ストレージアカウントを同期的にレプリケートします。 その為回答は、D になります。
  7. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 ローカル冗長ストレージ (LRS)

    - Locally redundant storage LRS は、プライマリリージョンの一つの DC 内で、3回レプリケートされます。 LRS が、冗長構成の中で最もコストが安い構成です。 LRS は、ラック障害やドライブ障害からはデータが保護されますが、 DC 全体に影響を及ぼす火災や洪水といった障害が発生すると、 データが消失する可能性があります。 LRS は、同期的に書き込まれる為、 3つのデータが書き込み成功した場合にデータの書き込みが成功したとしてクライアントへレスポンスが返されま す。
  8. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 geo 冗長ストレージ

    (GRS) - Geo redundant storage GRS は、LRS を使用して、プライマリリージョンの 1つの DC 内でデータを3回コピーします。 その後、プライマリリージョンから物理的に距離のあるセカンダリリージョンに非同期でレプリケートされます。 書き込み時は、まずプライマリリージョンにコミットされ、 LRS でレプリケートされます。 その後、非同期でセカンダリリージョンへレプリケートされます。 セカンダリリージョン内でも、 LRS でレプリケートされます。
  9. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 読み取りアクセス geo

    冗長ストレージ(RA-GRS) - Read access geo redundant storage RA-GRS は、基本的に GRS と同じ構成になりますが、 GRS と異なり、セカンダリリージョン側のデータにも読み取りアクセスを行うことが出来る構成 になります。 プライマリリージョンが障害などで読み取り出来なくなった場合に、データの読み取りをセカンダリからにする変更をシームレスに行うことが出来ます。
  10. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 ゾーン冗長ストレージ (ZRS)

    - Zone redundant storage ZRS は、プライマリリージョンの 3つの可用性ゾーン間でストレージアカウントを同期的にレプリケートします。 各可用性ゾーンは、独立した電源、冷却装置、ネットワークを備えた異なる DC で構成されます。 ZRS は、特定のゾーンが何かしらの障害で使用できなくなった場合でも、読み取りと書き込みの操作の両方にアクセス出来ます。 ゾーンが使用できなくなった場合、 Azure によって DNS の切り替え等が行われます。 この切り替えが完了する前に、データにアクセスしようとすると、アプリケーションに影響が出る可能性があるため、 ZRS を利用する場合は、その事を想定して、リトライ設定を構成するといった対応を考える必要があります。 ZRS は、3つの可用性ゾーンに同期的に書き込みを行うので、全てのゾーンに書き込みが完了したタイミングで成功レスポンスが返されます。
  11. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 geo ゾーン冗長ストレージ

    (GZRS) - Geo zone redundant storage GZRS は、プライマリリージョンで ZRS を適用し、セカンダリリージョンに geo レプリケートされる冗長構成です。 ZRS では、リージョン全体に影響するような大規模災害等が発生した場合に、データ保護に問題が出る場合があります。 GZRS を利用すれば、リージョン全体を巻き込む障害でも、データの保護を実現できます。
  12. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 読み取りアクセス geo

    ゾーン冗長ストレージ (RA=GZRS) - Read access geo zone redundant storage RA-GZRS は、GZRS のセカンダリリージョンに対して読み取りアクセスを提供する冗長構成です。
  13. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 2 
 storage1 と

    storage2 という名前の 2 つの Premium ブロック Blob Azure Storage アカウントがあります。 storage1 から storage2 へのオブジェクト レプリケーションを構成する必要があります。 オブジェクト レプリケーションを構成する前に、どの 3 つの機能を有効にする必要がありますか ? 各正解は解答の一部を示します。 A. storage1 の Blob バージョン管理 B. storage2 の Blob バージョン管理 C. storage1 の変更フィード D. storage2 の変更フィード E. storage1 のコンテナーのポイントインタイム リストア F. storage2 のコンテナーのポイントインタイム リストア
  14. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 2(ヒント) 
 storage1 と

    storage2 という名前の 2 つの Premium ブロック Blob Azure Storage アカウントがあります。 storage1 から storage2 へのオブジェクト レプリケーションを構成する必要があります。 オブジェクト レプリケーションを構成する前に、どの 3 つの機能を有効にする必要がありますか ? 各正解は解答の一部を示します。 オブジェクトレプリケーションは、ソースストレージと宛先ストレージ間でブロック Blob を非同期コピーする機能です。 A. storage1 の Blob バージョン管理 B. storage2 の Blob バージョン管理 C. storage1 の変更フィード D. storage2 の変更フィード E. storage1 のコンテナーのポイントインタイム リストア F. storage2 のコンテナーのポイントインタイム リストア
  15. © Techpit,inc All Rights Reserved. 解答 【回答】 A, B, C

    【解説】 オブジェクトレプリケーションを利用する場合、 ソースストレージ、宛先ストレージの両方で、バージョン管理の有効化、 ソースストレージの変更フィードの有効化が必要になります。 その為回答は、A, B, C になります。
  16. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 オブジェクトレプリケーション オブジェクトレプリケーションは、ソースストレージ、宛先ストレージ間でブロック

    Blob を非同期コピーする機能です。 利用できるストレージ種別は、下記の通りです。 - 汎用 v2 ストレージアカウント - Premium ブロック Blob アカウント オブジェクトレプリケーションを有効化するには、ソース、宛先ストレージの両方でバージョン管理を有効化する必要があります。 また、ソースストレージ側の変更フィードを有効化する必要があります。 オブジェクトレプリケーションは、主に下記のようなシナリオで利用されることを想定しています。 - 待機時間の最小化 - クライアントには、物理的に近いリージョンのデータを読み取らせる事による読み取り待機時間の削減が狙えます。 - コンピューティングワークロードの効率向上 - データ処理を行うアプリケーションと同一リージョンにレプリケーションすることで、読み取り効率を向上させられます。 - データ分散の最適化 - データ処理を一か所のリージョンに集約し、結果を読み取り用のリージョンに分散させることで、読み取り効率を向上させられます。 - コストの最適化 - データをレプリケートした後、ライフサイクル管理ポリシーを使用してデータをアーカイブ層に移すことで、コストの削減が狙えます。 ソースアカウントと宛先アカウントのコピーは非同期で行われます。 また、コピー時間に関する SLA は定義されていない点に注意が必要です 。
  17. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 変更フィード 変更フィードは、Blob

    と Blob メタデータに対して行われる全ての変更トランザクションログを提供する仕組みです。 Blob の全ての変更ログに対して、 - 順序指定済み - (データの信頼性の)保証済み - 永続的 - 不変的 な読み取り専用ログを提供します。 変更フィードのレコードは、ストレージアカウント内の特別なコンテナに Blob として保存されます。 形式は、Apache Avro 形式のレコードとして保存されます。 その為、Avro 形式のファイルに対応した分析基盤では、直接読み取ることが可能です。
  18. © Techpit,inc All Rights Reserved. 試験問題サンプル 1 
 ポイントインタイム リストア

    Blob のポイントインタイムリストアは、特定の地点でのデータにデータを復元するための機能です。 誤ってデータを削除した場合や、データが破損した場合、アプリケーションのテスト等で更新したデータセットをテスト前の状態に復元するといったシナリ オで特に有効な機能です。 ポイントインタイムリストアは、ストレージアカウントの管理ポリシーを作成し、保有期間を指定することで有効化されます。 保有期間中は、現在の状態から前の時点の状態に復元できます。 復元するコンテナや Blob の名前を指定する事も、ストレージアカウントの全てのコンテナを復元することも可能です。 復元操作はアトミックなので、全て成功 or 全て失敗となり、中途半端なデータは作成されません。 (一つでも復元できない Blob があった場合は、全て の操作が失敗します ) ポイントインタイムリストアは、 Blob に対する操作履歴にのみ有効です。 そのためコンテナを削除した場合にポイントインリストアを実行しても、そのコンテナは復元できません。 ポイントインタイムリストアを有効にする為に Blob のバージョン管理を有効化すると、書き込み操作で常に新しいバージョンの Blob が作成される為、 有効化前よりもコストが増大する可能性があります。