Blob のポイントインタイムリストアは、特定の地点でのデータにデータを復元するための機能です。 誤ってデータを削除した場合や、データが破損した場合、アプリケーションのテスト等で更新したデータセットをテスト前の状態に復元するといったシナリ オで特に有効な機能です。 ポイントインタイムリストアは、ストレージアカウントの管理ポリシーを作成し、保有期間を指定することで有効化されます。 保有期間中は、現在の状態から前の時点の状態に復元できます。 復元するコンテナや Blob の名前を指定する事も、ストレージアカウントの全てのコンテナを復元することも可能です。 復元操作はアトミックなので、全て成功 or 全て失敗となり、中途半端なデータは作成されません。 (一つでも復元できない Blob があった場合は、全て の操作が失敗します ) ポイントインタイムリストアは、 Blob に対する操作履歴にのみ有効です。 そのためコンテナを削除した場合にポイントインリストアを実行しても、そのコンテナは復元できません。 ポイントインタイムリストアを有効にする為に Blob のバージョン管理を有効化すると、書き込み操作で常に新しいバージョンの Blob が作成される為、 有効化前よりもコストが増大する可能性があります。