Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SRETT#7 エンプラ企業におけるK8s利用意義について再考
Search
Annosuke Yokoo
October 12, 2023
Technology
720
2
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
SRETT#7 エンプラ企業におけるK8s利用意義について再考
Annosuke Yokoo
October 12, 2023
More Decks by Annosuke Yokoo
See All by Annosuke Yokoo
SRE は AI に何を任せるべきか。Plaid が Datadog で出した答え / what -should-SREs-delegate-to-AI? Plaid’s-answer-powered-by-Datadog
parupappa2929
0
49
Bits AI SRE と Datadog MCP Server による未来 / datadog-bits-ai-sre-and-mcp-server-feature
parupappa2929
1
700
Datadog GPU Monitoring で実現する GPU 監視 / datadog-gpu-monitoring
parupappa2929
0
72
Datadog による AI エージェント オブザーバビリティの最前線 / Datadog-AI-Agent-observability
parupappa2929
1
710
今日から始める CI/CD Observability / CICD Observability for Google Cloud
parupappa2929
0
75
Software Delivery Observability ~ CI・CD , DORA metrics も Datadog で可視化しよう ~ / datadog-ci-cd-observability
parupappa2929
0
890
Helm , Kustomize に代わる !? 次世代 k8s パッケージマネージャー Glasskube 入門 / glasskube-entry
parupappa2929
0
940
持続可能なプラットフォーム目指す、Platform Engineering 支援 / Enabling Platform Engineering
parupappa2929
0
170
Why adopt GitOps with ArgoCD ?
parupappa2929
0
230
Other Decks in Technology
See All in Technology
TinyGo 開発サイクルを高速化する:Go で作るエミュレータ入門
zozotech
PRO
1
130
【視聴者参加型!】AWSセキュリティアンチパターンクイズ
syoshie
0
460
Bet AI Day 2026丨Agentは、「金融」という巨大産業の何を変えられるのか
layerx
PRO
0
1.2k
推論の観測、できていますか? 〜 Google Cloud Gemini Enterprise Agent Platformで 3つの Gemini モデルを実測して踏んだ、評価の罠 〜
shukob
PRO
0
180
Nav2、Nav3 ... はたまた自作?〜 作って理解する Nav3 の設計意図 〜 / Nav2, Nav3 ... or Build Your Own? — Understanding Nav3's design intent by building it from scratch
yanzm
0
260
AIで実装は速くなった。なのにプロダクトは速くならない。職能の壁を越えて価値のフローを設計する
nwiizo
7
7.5k
『止めない』を設計する — 制約の中で、事業の根幹を支える判断
hiroyaterui
0
230
例外の正しい扱い方 そのエラー try-catchして大丈夫?
jinwatanabe
3
380
AIオーケストレーションを活用した 開発ワークフローの設計と実践
bqnq
0
100
AI時代だからこそ、スケールしないことをやろう
yutashigemura
1
110
こんなアーキテクチャ図は嫌だ BEYOND THE TIME: 半年後の自分へ贈る15のメッセージ / 15 of Anti-pattern in AWS Architecture Diagrams
naospon
3
270
現場に行くだけでは足りない——プロダクトエンジニアが業務の流れを捉える観点と、その鍛え方
takumiengineering
0
340
Featured
See All Featured
HDC tutorial
michielstock
2
850
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
360
30k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Measuring Dark Social's Impact On Conversion and Attribution
stephenakadiri
2
270
Breaking role norms: Why Content Design is so much more than writing copy - Taylor Woolridge
uxyall
1
400
Impact Scores and Hybrid Strategies: The future of link building
tamaranovitovic
0
430
技術選定の審美眼(2025年版) / Understanding the Spiral of Technologies 2025 edition
twada
PRO
120
120k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1033
470k
HU Berlin: Industrial-Strength Natural Language Processing with spaCy and Prodigy
inesmontani
PRO
0
690
Statistics for Hackers
jakevdp
799
230k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
10
1.3k
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
1
430
Transcript
エンプラ企業におけるK8s利用意義について再考 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 2023/10/12 3-shake
SRE Tech Talk #7 - @866mfs
免責事項 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 本セッションは個人の見解であり、所属組織の立場・戦略・意見を代表するものではありません。 また技術的な内容にも言及しますが、正確性を保証するものではありません。
自己紹介 SaaS企業でWebアプリケーション開発や企業向けパブリッククラウド構築支 援を経験したのち、2023/7月より株式会社スリーシェイクでSREをやってま す。 現在はGoogleCloudやk8sを使用したエンプラ企業へのSRE支援を行ってい ます。 海外サッカー観戦が生きがいです。 Annosuke Yokoo (@866mfs)
株式会社スリーシェイク Sreake 事業部
エンプラ企業のk8s利用における課題 01 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
エンプラ企業のk8s利用における課題 • 技術的課題 ◦ k8sを動かすのに必要なリソースのコスト ◦ 成長する組織・サービスに対するスケーラビリティ ◦ 現行運用ソフトウェアとのインテグレーション ◦
アプリケーションモダナイゼーションに向けたチャレンジ • 組織的課題 ◦ 組織がサイロ化しており、オーナーシップを持てる人が限定されてしまう ◦ サービス数が多く各サービスを配慮しながら進めるのでは、調整やコミュニケーションのコストがかかり、即効性のある 成果が出しにくい ◦ 認識統一への障壁が多く、常に同じゴールイメージの共有がとりづらい • その他 ◦ ~~設計書、~~仕様書、~~申請など関係各所に納品が求められ、意思決定に必要以上のアウトプットが必要 ◦ (組織・サービスによっては)単純に人員不足
エンプラ企業のk8s利用における課題 • 技術的課題 ◦ k8sを動かすのに必要なリソースのコスト ◦ 成長する組織・サービスに対するスケーラビリティ ◦ 現行運用ソフトウェアとのインテグレーション ◦
アプリケーションモダナイゼーションに向けたチャレンジ • 組織的課題 ◦ 組織がサイロ化しており、オーナーシップを持てる人が限定されてしまう ◦ サービス数が多く各サービスを配慮しながら進めるのでは、調整やコミュニケーションのコストがかかり、即効性のある 成果が出しにくい ◦ 認識統一への障壁が多く、常に同じゴールイメージの共有がとりづらい • その他 ◦ ~~設計書、~~仕様書、~~申請など関係各所に納品が求められ、意思決定に必要以上のアウトプットが必要 ◦ (組織・サービスによっては)単純に人員不足 「そもそもどういうモチベーションで k8sを利用するんだっけ?」 「我々ってk8sを利用することで特にどんな恩恵が欲しいんだっけ? 😇」
エンプラ企業におけるk8sの利用意義と心得 02 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
k8sの特徴 • Declarative(宣言的) API • Reconciliation loop • Custom Resource
/ Eco System エンプラ企業がk8sを利用することにより、 特に恩恵を受けることはいったいなんなのか 🧐
エンプラ企業のk8s利用意義(一例) • コンテナオーケストレーション ◦ 複数のコンテナ(Pod)を効率よく管理し、 負荷分散、 ネットワーク設定、 シークレット管理等の設定を宣言的に管理す ることが可能 •
スケーラビリティ ◦ 動的なスケーリングが可能であり、 需要に応じて自動でリソースを調整できる • ポータビリティ ◦ オンプレ基盤やクラウドプロバイダーに依存せず、 環境に依存しない運用が可能 • リソース効率 ◦ CPUやメモリなどのリソースを最適に使用し、 コンテナ間でリソース共有できるため、 実行環境における効率的なリ ソース使用が可能 • DeploymentとRollback ◦ 柔軟なデプロイ方式やReconciliation loopの特性により、リリース精度の向上、 必要に応じた迅速なロールバックの 実現が可能
エンプラ企業のk8s利用意義(一例) • コンテナオーケストレーション ◦ 複数のコンテナ(Pod)を効率よく管理し、 負荷分散、 ネットワーク設定、 シークレット管理等の設定を宣言的に管理す ることが可能 →
組織のガバナンスや権限移譲がされやすくなる • スケーラビリティ ◦ 動的なスケーリングが可能であり、 需要に応じて自動でリソースを調整できる → システムに対して、コスト効率良く柔軟性を持たせられる • ポータビリティ ◦ オンプレ基盤やクラウドプロバイダーに依存せず、 環境に依存しない運用が可能 → モダナイゼーションを図るリフト&シフトのような、異なるインフラ環境への移行が簡略化される • リソース効率 ◦ CPUやメモリなどのリソースを最適に使用し、 コンテナ間でリソース共有できるため、 実行環境における効率的なリ ソース使用が可能 → ワークロード整備における運用負荷の低減 • DeploymentとRollback ◦ 柔軟なデプロイ方式やReconciliation loopの特性により、リリース精度の向上、 必要に応じた迅速なロールバックの 実現が可能 → リリースに対する安定性・安全性の担保により開発生産性の向上
エンプラ企業に対するk8s伝道者(Evangelist)としての心得 • 組織統制の取りにくいエンプラ企業では、特に k8sの利用意義を明確にし、ステークホルダー間でいつでも目線を揃えられるように しておくことが重要 • k8sリソースはManifestファイルにDesired Stateを宣言するが、「組織におけるk8s利用意義と理想状態」 もマニフェスト(公約)のよ うに言語化し、みんなが認識にしておくことが大切
◦ 抽象化したk8sの利用意義の1つは 「理想状態への回帰」 にある ◦ 本来はここからスタートする方が良いが、スモールスタートだと疎かになりがち • k8sにおけるテクニカルな支援をする者は、 Manifestfileを書けるだけでなく、組織における k8sの利用意義から言語化できた方が品 質が向上する
参考資料 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. • エンプラにKubernetesを導入してみて分かった
4つのLessons Learned ◦ https://speakerdeck.com/foobar3173/enpuranikuberneteswodao-ru-sitemitefen-katuta4tunolessons-learned • Kubernetes再入門 - K8s活用するならこれだけは知っておきたいこと - ◦ https://speakerdeck.com/devops_vtj/kuberneteszai-ru-men-k8shuo-yong-surunarakoredakehazhi-tuteokitaikoto • 全てがクラウドネイティブで良いのか。その謎を明らかにすべく我々はエンプラの奥地に向かった ◦ https://speakerdeck.com/jyoshise/quan-tegakuraudoneiteibudeliang-ifalseka-sofalsemi-woming-rakanisubekuwo-haenpurafalseao-di-nixiang- katuta • 「VM 時代の開発とKubernetes による Cloud Native な開発のこれから」 Infra Study Meetup #2 / infrastudy2-k8s ◦ https://speakerdeck.com/masayaaoyama/infrastudy2-k8s • Kubernetes で実践するクラウドネイティブ DevOps / Cloud Native DevOps with Kubernetes ◦ https://speakerdeck.com/superbrothers/cloud-native-devops-with-kubernetes-devops-cloudnative-and-gitops
Thank you Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.