Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
How to enjoy IoT without coding
Search
Yuko Chinen
November 22, 2019
Technology
0
920
How to enjoy IoT without coding
These are What you need.
1. Azure Account
2.IoT Central
3.Logic Apps
4. Slack
Yuko Chinen
November 22, 2019
Tweet
Share
More Decks by Yuko Chinen
See All by Yuko Chinen
The Story that .NET Core is usable in Function Compute of Alibaba Cloud
r00040yc
0
31
Introduction to Alibaba Cloud Function Compute
r00040yc
0
320
Other Decks in Technology
See All in Technology
初心者向けAWS Securityの勉強会mini Security-JAWSを9ヶ月ぐらい実施してきての近況
cmusudakeisuke
0
150
生成AIが変えるデータ分析の全体像
ishikawa_satoru
0
280
A Tour of Anti-patterns for Functional Programming
guvalif
0
1.4k
TypeScript100%で作るMovable Typeプラグイン
usualoma
2
100
【Startup CTO of the Year 2024 / Audience Award】アセンド取締役CTO 丹羽健
niwatakeru
0
2k
Android 15 でウィジェットピッカーのプレビュー画像をGlanceで魅せたい/nikkei-tech-talk-27-1
nikkei_engineer_recruiting
0
100
飲食店データの分析事例とそれを支えるデータ基盤
kimujun
0
230
日経電子版のStoreKit2フルリニューアル
shimastripe
1
160
アプリエンジニアのためのGraphQL入門.pdf
spycwolf
0
140
Oracle Cloud Infrastructureデータベース・クラウド:各バージョンのサポート期間
oracle4engineer
PRO
30
13k
DynamoDB でスロットリングが発生したとき_大盛りver/when_throttling_occurs_in_dynamodb_long
emiki
1
500
DynamoDB でスロットリングが発生したとき/when_throttling_occurs_in_dynamodb_short
emiki
0
310
Featured
See All Featured
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
50
7.2k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
0
44
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6k
KATA
mclloyd
29
14k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
243
12k
5 minutes of I Can Smell Your CMS
philhawksworth
202
19k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
4
380
Making Projects Easy
brettharned
115
5.9k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
31
2.7k
Transcript
ノンコーディングで IoTを楽しむ方法 株式会社 オルターブース 知念 裕子
自己紹介 • 知念 裕子 • 株式会社オルターブース 所属 • IoT ALGYAN(あるじゃん)
福岡支部長 • 電子工作は素人 • Alibaba Cloud MVP 2018
みなさん、IoTって難しいと思っていませんか?
実際に難しいものもあります が、 今回はお手軽にノンコーディングで IoTを楽しめるモノをご紹介します!
準備するもの • Azureのアカウント – 従量課金のサブスクリプションが必要です – Microsoftアカウントでは作業途中でエラーが発生するので、AADでユーザー追加してください – 追加したユーザーにサブスクリプションを紐づけて(ロールの割り当て) –
IoT Centralで作成したアプリにもユーザーを追加する必要があります • ReButton – Seeedさんから発売されています – 単4電池2個必要 • Slack – アカウント – ワークスペース – チャンネル
構成 ReButton
手順 • IoT Centralでアプリケーション作成 – デバイステンプレート作成 – ReButtonの設定 • ReButtonにWi-FiとIoT
Centralで作成したデバイス情報を設定します – ルールの設定 • ここからLogic Appsを作成していきます • Logic AppsでSlackに投稿するアプリを作成 – Azure IoT Centralコネクタ • When a rules is fired(プレビュー)トリガー仕様 – スイッチコネクタ • ボタンが押された回数によって分岐 – Slackコネクタ • ボタンが押された回数によって文章を変え、その内容をSlackに投稿
Rebuttonについて • Seeed社から発売 • IoT Plug and Playに登録されているデバイス – 埋め込みコードを書くこともなく、IoTデバイスをクラウドに接続できる
https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/iot-plug-and-play/
AzureのIoT関連サービス • Azure IoT Hub – IoT資産を接続して監視、制御 • Azure IoT
Edge – エッジデバイスにクラウドインテリジェンスを提供 • Azure Stream Analytics – リアルタイム分析サービス • Azure IoT Central – フルマネージド SaaS – IoT の管理、運用、開発の負担とコストの削減を支援するホスト型の拡張可能なサービス • Azure Sphere – チップ・OS・クラウドの三位一体型のサービス 他多数(https://azure.microsoft.com/ja-jp/product-categories/iot/)
Azure IoT Central • クラウドサービスに詳しくなくてもある程度構築出来る • IoTソリューションアクセラレータよりは、ハードルが低い • 提供されているリージョンが少ない –
ヨーロッパ(西/北) – 米国(西部/東部/東部2) • 料金 – 接続台数とメッセージ数(メッセージサイズ)によって計算される – 接続台数が5台までは無料 https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/iot-central/
Azure IoT Central アーキテクチャ(1) • デバイス • クラウドゲートウェイ – Azure
IoT Hubを使用 • データストア – アプリケーションデータを格納(デバイステンプレート等) • Analytics – Azure Time Series Insights上に構築 • ルールとアクション – デバイステレメトリに基づいてルールを定義(温度などの定義されたしきい値など)
Azure IoT Central アーキテクチャ(2) • メタデータ管理 • データのエクスポート – Azure
Service BusやAzure BLOBストレージにエクスポート可能 • デバイスの一括更新 – 管理用のジョブを作成して実行 • ロールベースのアクセス制御(RBAC) • セキュリティ – データ転送中・保存時に暗号化 – Azure Active DirectoryまたはMicrosoftアカウント • 2要素認証がサポートされています • UIシエル:アプリケーションのUIのカスタマイズ
Azure IoT Central デバイステンプレート • アプリケーションテンプレート – サンプルContoso • 接続されているデバイスで事前定義済みアプリケーションの使用を開始
– サンプルDevkits • Raspberry PIまたはMXChip IoT DevKitに接続する場合など – カスタムアプリケーション • 空のテンプレートで開始し、最初からアプリケーションを定義する – アプリケーションのプレビュー • Azure IoT プラグ アンド プレイなどのプレビュー機能を含むアプリケーションを作成
Logic Appsについて • クラウドサービスとオンプレミスシステムの間でアプリとデータを統合するために、 自動化されたスケーラブルなワークフロー、ビジネスプロセス、 エンタープライズオーケストレーションを構築します(公式サイトから引用) https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/logic-apps/ • ノンコーディングで様々なサービスと連携可能なiPaaS(Integration Platform
as a Service) 松本さん登壇資料から引用:https://www.slideshare.net/noriji822/logic-apps-103226689
カスタムアプリケーション
デバイステンプレート作成
ReButtonの設定 • GitHubにある資料を参考に設定してください https://github.com/algyan/touch_and_try-ReButton/blob/master/readme.md
デバイステンプレートでイベントルールの設定 (Logic Appsへ)
ロジックアプリ作成 • 空のロジックアプリを選択
ロジックアプリ作成 • Azure IoT Centralをトリガーとして追加
ロジックアプリ作成 • IoT Centralに接続するため、サインイン
ロジックアプリ作成 • IoT Centralで作成したアプリケーションと、ルールを選択
ロジックアプリ作成 • スイッチとSlackコネクタを利用して分岐処理
Slackへの投稿
まとめ • ノンコーディングでSlackに投稿出来て良かった – ただし、投稿まで20秒ほどのタイムラグがあります • アカウント関係のエラーは難しい • 初めてLogic Appsを触ったが、思った以上に操作が簡単
• ReButtonを使った楽しみ方を今後も探していく
ご清聴ありがとうございました
参考資料 • Azure IoT Centralのアーキテクチャ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/iot-central/concepts-architecture • 【2019年9月版】過去の歴史から学ぶ Azure IoT
サービス の変遷 (前編) https://qiita.com/ymodek/items/0bd9b956bfc5479716ba • 【2019年9月版】過去の歴史から学ぶ Azure IoT サービス の変遷 (後編) https://qiita.com/ymodek/items/358b7c81e9fec9735a32 • タッチアンドトライ ~ ReButton ~ IoT ALGYANコミュニティ有志制作 https://github.com/algyan/touch_and_try-ReButton • Logic AppsとSlackを繋ぐ https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/connectors/connectors-create-api-slack