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Expertise as a Service via MCP

Expertise as a Service via MCP

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Yoda Keisuke

July 23, 2025
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  1. Expertise as a Service via MCP a 〜汎用Agent への"プラグイン型"専門性〜 MCPは当たり前になるのか?

    〜流行から普及への可能性〜 2025年7月24日 株式会社ログラス 1
  2. # 主張の前提 前提①: toB SaaS 事業者の視点で考えます ・データベースラッパー ・決定的ロジック ・人間向けUI・UX 従来

    ・AIがデータ利用 ・非決定的判断 ・AIが自律作業 現在 “Agentic なサービス” 提供を求められる
  3. # 主張の理由② - Agent を作らずに Agentic なサービスを提供できる やりたいこと: 対象ドメイン熟練者の「勘所」も含めた「自律的業務遂行」の提供 エキスパートが持つ

    非定型的知識・非決定的判断・業務操 作や思考操作、引き出し・道具箱 ..etc のような 実行を伴う知恵 の実装が可能となった
  4. # 主張の理由② - Agent を作らずに Agentic なサービスを提供できる MCP 経由でも「エキスパートの実行を伴う知恵」を提供 ->

    汎用Agentに武装可能 プレーンなAgentに対する 「専門性のMCP武装」は 容易に換装可能でもある
  5. # エキスパートの知識・振る舞いの実装例 以下の種類の”エキスパートの知識・振る舞い”(Agenticな要素例)の実装例を 順に取り上げていきます 1. マインドセット 2. Role / Profile

    3. 熟練者の道具箱・思考/行動パターン 4. ワークフローステート(動的Planning) 5. 自己評価/行動修正 6. 機械的な判断/事実的な情報 7. 思考しつつ行うアクション
  6. # 「思考しつつ行うアクション」 の実装例 MCP Server は「脳」を持たない(LLMをコールすることはできるが) tool はあくまで 決定的ロジック +

    データ(や外部APIコール) に過ぎない 決定的ロジックを処理するだけでは遂行不可 自由な思考力を持った主体でないと行えないタスク
  7. # 「思考しつつ行うアクション」 の実装例 主要クライアントが sampling 対応したら一段と可能性が広がる 2025/7/21現在 メジャーどころの 対応クライアントは VSCodeくらい

    (claude desktopは…?) mcp server 提供側はリスク低く agenticなタスク遂行 を実装できる ・ api key管理・課金体系整備不要 ・ クライアント側へリスク分散 非常に強力な機能だと感じる