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October 06, 2025
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AIエージェントを使った爆速デモアプリ作成 / Rapid demo app creation using AI agents

◆イベント名
AI導入最前線!理想 vs 現実『AIドリブン開発』 〜エンジニア視点で語るリアル活用術〜
https://connpass.com/event/370611/

◆発表タイトル
AIエージェントを使った爆速デモアプリ作成

◆登壇者
株式会社ラクス フロントエンド開発課 北嶋初音

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October 06, 2025
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Transcript

  1. AI活⽤フロー(全体) 7 3 step1 最初の1画⾯は、⾒本として⼈が⾃⼒で実装 step2 2画⾯⽬以降は、⾒本コード + ワイヤーのスクリーンショットを元にAIが画⾯の⼟台を実装 step3

    ⼈とAIで壁打ちをして、AIにコードを修正させる step4 細かいUI/UX調整などの仕上げを、⼈が実施 step5 第三者によるレビューを実施し、コードFix
  2. AI活⽤フロー(step1) 8 3 step1 最初の1画⾯は、⾒本として⼈が⾃⼒で実装 • AIに頼らず、⾃⼒でReactコンポーネントを実装 ◦ 以降のAI出⼒の「お⼿本」になる •

    Readme等への書き込みで、開発⽅針を⽰すことでAIの精度が向上 0~1の段階は、⼈が実施してルールを作ってあげる必要がある
  3. AI活⽤フロー(step2) 9 3 step2 2画⾯⽬以降は、⾒本コード + ワイヤーのスクリーンショットを元にAIが画⾯の⼟台を実装 • 「この画⾯の⾒本のコードを真似してReact +

    Ionic Frameworkで作成して」というように依頼 ◦ UIライブラリは明⽰的に指定しないと、別ライブラリを勝⼿に使いたがる場⾯があった ◦ ここはContext7 MCPのおかげ、Ionic Frameworkを使ってくれるようになった この段階で、完成度30〜60%程度のコードが⼀瞬で⽣成される!
  4. AI活⽤フロー(step4~5) 11 3 step4 細かいUI/UX調整などの仕上げを、⼈が実施 • 細かいUI調整(⾊‧余⽩‧フォント)等は⼈が直す • 動きの部分UX(スクロール時の挙動等)も同様に⼈が動かしてみて直す step5

    第三者によるレビューを実施し、コードFix • AIはあくまでサポート、第三者視点でのチェックが不可⽋ 80~100%への仕上げは、まだまだ⼈が⼿がかかせない状況
  5. AI活⽤の効果とメリット‧デメリット 12 • 体感30〜40%の⼯数削減の効果を実感 • AIの回答待ち時間を他作業(仕様検討等)に活⽤できたことも⼤きい 4 • 新しく画⾯を⽣成する際にコードを書く 速度が⼤幅に向上

    • 仕様変更に追従する速度の加速 • ⼈間よりも堅牢なコード(try-catchな ど)を⽣成可能 メリット • AIコードは書いている本⼈も理解が浅く なりがち • 「動くからOK」という思考リスク ◦ 不要な処理の⾒逃し • 細かいUIや複雑なUXの再現には不向き デメリット
  6. まとめと今後の展望 13 「AIは万能ではないが、正しく役割分担すれば強⼒なアシスタントになる」 4 • 役割分担の有効性 ◦ 0→1は⼈間 ◦ 1→80はAI

    ◦ 80→100は⼈間 • 最終責任 ◦ AIはあくまでアシスタントであり、最終的な品質は⼈間が責任を持つ必要がある • 今後の展望 ◦ ユニットテスト、インテグレーションテストの⾃動⽣成