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読書シェア会 vol.2 / Yumemi.grow 20250225

Rakus_Dev
February 24, 2025
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読書シェア会 vol.2 / Yumemi.grow 20250225

◆イベント名
読書シェア会 vol.2
https://yumemi.connpass.com/event/343408/

◆登壇者
株式会社ラクス 製品管理課 課長 稲垣 剛之 (@ingktks7)

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February 24, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 SI ・バックエンドWEBエンジニア ・システムエンジニア ・プロジェクトマネージャー toB ・プリセールス ・製品開発責任者(バックエンド開発) toC(blog) BtoC(ec)

    ・バックエンドWEBエンジニア ・WEBディレクター ・エンジニアリングマネージャー BtoC(ec) ・エンジニアリングマネージャー ・製品開発責任者(企画・開発デザイン) ・取締役(製品・コーポレート) IaaS ・技術サポートエンジニアマネージャー SaaS ・プロダクトマネージャー バックグラウンド 稲垣 剛之(いながき たけし)    @ingktks7 株式会社 ラクス 開発本部 東京開発統括部 製品管理課 課長 バックエンド エンジニア エンジニアリグ マネージャー プロダクト マネージャー プロジェクト マネージャー 略歴 CSK (現 SCSK) ニフティ クルーズ CROOZ SHOPLIST AWS Japan ラクス 2
  2. ソフトウェアファースト第2版             あらゆるビジネスを一変させる最強戦略 3 書籍紹介 著者 及川 卓也さん  └日本の著名なエンジニア、プロダクトマネージャー、技術経営者   日本のテック業界で長年活躍し、多くのエンジニアやプロダクトマネージャーに影響を与えている人物

    著者の他の著書(解説)       内容(Amazonより抜粋) 今こそソフトウェアを武器に真のDXに取り組む時 事業価値や顧客体験を向上させるプロダクト(製品やサービス)を生み出す方法を解説します 世界的IT企業で働き、現在は製造業をはじめとする日本企業の変革にも 携わる著者による、今どきの、そしてこれからの「ソフトウェアファーストなプロダクト開発論」。 プロダクト開発を率いる経営層はもちろん、実践に携わるマネジャーとエンジニアに向けて初版から内容を大幅改訂
  3. 10 どんなことが書いてあるか? ▪各章と特に読むべき人 1章 ソフトウェアファーストは何か :全員 2章 DX失敗の原因と製造業信仰からの脱却 :全員 3章

    ソフトウェアファーストを実現する手段 :全員 4章 「手の打ち化」に必要な今どきの開発技法 :製品の価値をツクル役割全員 5章 組織に求められる変革 :製品の価値をツクル役割のマネージャー 6章 各人材に求められる変革 :製品の価値をツクル役割のマネージャー 7章 日本企業への提言 :全員 ※基本は全員すべてを読むべきだと思います
  4. 11 自分として学び・共感・刺さったこと① •産業のサービス化  ・モノづくりからコトづくり、所有から利用へ •製造業のモノづくりとソフトウェア開発の違い ・製造業のモノづくりは、時間をかけ、検討を重ねて設計した図面通りにモノを『複製』する 『製販分離』のモデルが広く採用   →設計段階での誤りは許されない。 ステージゲート方式の工程管理が主流、製造部門は製品の品質と効率の最適化に集中

    ・ソフトウェア開発は『製造』と『販売』が省略され定常的にサービスを提供する『運用』が重要 製造業的なモノづくりプロセスとしてウォータフォールがあり 『手戻り』を積極的に取り入れるアジャイル開発がある →アジャイル開発では手戻りを許容、設計・開発を表裏一体として製販分離をしてはいけない •プロダクト成功には「技術・UX・ビジネス」の3要素が必須 └この交差領域で意思決定が必要 •競合分析はその機能を真似るためではなく 自社が気付いてないユーザー課題を抽出するために行うべき
  5. 12 自分として学び・共感・刺さったこと② •アジャイル開発 ・ユーザーへの提供物を改善し続け、過程で気付いた新しい課題もつぶさに拾い上げながら開発に活かす ・ドゥアジャイルではなくビーアジャイル •同期安定化プロセス ・ウォーターフォールを改良した独自の洗練された開発手法 ・大規模な開発組織を分割し、開発を小規模な単位で並列に行いつつ、全体の整合性を頻繁に行う  →ウォーターフォールモデルをルーツに持ちながら常に動くものを試し続け ユーザーテストを行うことも可能にした

    •ソフトウェアファースト時代のリーダーシップ ・変革型リーダーシップ   ビジョンを共有し、部下をそのビジョン実現のために動機づける ・サーバントリーダーシップ   部下のニーズを優先し、最高のパフォーマンスを発揮できるようにするサポートする ・オーセンティックリーダーシップ:   弱さを含めて自己開示をし、自らにも他人にも誠実であるリーダー、      透明性及び倫理的な行動を通じて信頼を築く