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ちっちゃいSoCであそびたい、その名はLicheePiNano

reodon
November 28, 2020

 ちっちゃいSoCであそびたい、その名はLicheePiNano

reodon

November 28, 2020
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Transcript

  1. 2 発表の流れ 1) 自己紹介 2) なぜ LicheePiNano か? 3) LicheePiNano

    の概要・仕様 4) LicheePiNano で実現したいこと • 起動確認 • まずは L チカ • 温湿度センサー 5) まとめ
  2. 自己紹介 名前 : reodon 職業 : AI エンジニア?(学習データ作成) Twitter :

    reodon@reodon2 ・組み込み初心者です ・鹿児島のエンジニアサークル「ヒラマサ」で Flutter の勉強中です ・最近、中国語を習っています ・インターバルトレーニングにハマっています
  3. 5 LicheePiNano の概要 • SD カードサイズの超小型 Linux 開発ボード – ARM9

    プロセッサを搭載 – メモリは 32MB • お手頃価格 – 1,000 円 ( 秋月電子 ) – 1,045 円 (SwitchScience)
  4. 6 LicheePiNano の仕様( 1 / 3 ) • CPU –

    Allwinner F1C100s、ARM 926EJS processor、最高900MHz • メモリ&ストレージ – 32MB DDR integrated into SoC, 16MB SPI Flash – Onboard TF Slot, can be boot from TF Card, • ディスプレイ – 40ピンRGB LCD FPCコネクター、272 x 480、480 x 800、1024 x 600(およびアダプ ターボードを介した容量性ディスプレイ)をサポート – 720Pビデオ出力をサポート、H.264 / MPEGなどのビデオストリームデコードをサポー ト
  5. 7 LicheePiNano の仕様( 2 / 3 ) • 通信インターフェース –

    SDIO for WiFi module – SPI x2 – TWI x3 – UART x3 – OTG USB x1 – TV out • 他のインターフェース – PWM x2 – LRADC x1 – ヘッドフォン出力 x2 – Mic x1
  6. 8 LicheePiNano の仕様( 3 / 3 ) • 電気特性 –

    マイクロUSBポート経由で5V、ピン経由で3.3〜5Vを入力 – 出力– 3.3V、選択可能な入力RTC電圧 – 消費電力: Linuxでは54mA(アイドル)、ディスプレイでは250mA – 温度範囲:-40〜125°C; 動作時:-20〜70°C • ソフトウェアおよび開発環境 – 3.10 BSP linux – 4.19 mainline linux – xboot bare metal development environment – RT-Thread
  7. 9 LicheePiNano で実現したいこと • スマートホーム – 課題 • 洗濯物を乾かすために扇風機やエアコンを使用 •

    乾いたら電源をOFF – 解決策 • LicheePiNano に温湿度センサーを付けてモニター • 湿度がしきい値を下回ったら電源を OFF – 問題点 • LicheePiNano をネットワークに接続する方法がわからない – 赤外線の発信モジュールを付ければエアコンの操作はできるかも?
  8. 10 起動確認 • まずは,プリインストールされている Linux の 起動を確認 – こちらの記事を参考にさせていただきました •

    シリアル通信でログイン – 使用する USB シリアル変換アダプター • FTDI社製FT232RL
  9. 12 起動確認できました! • ユーザ名: root • パスワード: licheepi # uname

    -a Linux nano 5.2.0-licheepi-nano+ #2 Thu Aug 1 09:45:44 UTC 2019 armv5tejl GNU/Linux
  10. 14 1 秒毎に LED を点滅させるコマンド # echo 131 > /sys/class/gpio/export

    # echo out > /sys/class/gpio/gpio131/direction # while true; \ do \ echo 1 > /sys/class/gpio/gpio131/value; \ sleep 1; \ echo 0 > /sys/class/gpio/gpio131/value; \ sleep 0; \ done;
  11. 18 とりあえずコマンドを打ってみた # echo 131 > /sys/class/gpio/export # echo in

    > /sys/class/gpio/gpio131/direction # cat /sys/class/gpio/gpio131/value 1 # cat /sys/class/gpio/gpio131/value 1
  12. 19 まとめ • LicheePiNano は安いので,壊れても痛くない • SD カードから Linux を起動したい

    • 赤外線の受信モジュールを取り付けたい • 最終的に WiFi に接続したい