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KAGにおけるClaude Enterpriseの社内導入プロセスを振り返る @ KAG AI...
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July 13, 2026
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KAGにおけるClaude Enterpriseの社内導入プロセスを振り返る @ KAG AI Week Summer
SimSta
July 13, 2026
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Transcript
KAGにおけるClaude Enterpriseの 社内導入プロセスを振り返る 2026.07.13 KAG AI Week Summer KDDIアジャイル開発センター株式会社 SimSta
1 KDDI Agile Development Center Corporation 自己紹介 • SimSta •
2024/3入社 • プラットフォームエンジニアリング部 / CTO室 • 2025-2026 Japan All AWS Certifications Engineer • 2024-2026 AWS Community Builder Serverless • 2025 Japan AWS Top Engineer • 北海道札幌市在住
2 KDDI Agile Development Center Corporation 本日の内容 アジェンダ 1 背景
導入前のツール環境と顕在化した課題 2 導入の流れ 先行導入から全社展開への2段階アプローチ 3 導入ステップ 契約・認証/ルール/展開/コスト管理 4 手応えと課題 広がる活用と、残された宿題 5 今後の展望 柔軟性とアジリティのある運用へ 6 まとめ 変化に臨機応変な組織づくり
3 KDDI Agile Development Center Corporation 全社員へClaude Enterpriseを配布しました 概要 2026年4月
先行導入を開始 約100名規模へシートを先行配布 2ヶ月 検証・準備期間 予算・ナレッジ・運用体制を整備 2026年6月 全社展開 全社員へClaude Enterpriseを配布 • 推進体制:CTO室が導入を主導 • ねらい:エンジニアも非エンジニアも、同じ基盤の上でAIを業務に活用できる環境づくり • 本発表の焦点:導入プロセスとセキュリティ・ガバナンス
4 KDDI Agile Development Center Corporation 導入前の状況 背景 社内標準の生成AIツール •
Google WorkspaceのGemini / NotebookLM • GitHub Copilot(プロジェクト予算で配布) • 他のツールは各プロジェクトの判断で契約 / 利用 現場での動き • Clineなど様々なツールを実験 • 現場やハッカソンを通じてClaude Codeの 評価が急速に向上 • チームごとにClaude Teamプランを契約 • 個人でClaude Maxプランを契約し経費精算 契約とツール利用が分散し、コスト・統制・ナレッジの面で課題が顕在化
5 KDDI Agile Development Center Corporation 顕在化した4つの課題 背景 契約・精算の手間 個人プランの経費精算や、Teamプランの
稟議・費用精算が負担に ガバナンスの分散 一元的なセキュリティ・ガバナンスが困難 ナレッジの格差 チーム間でAI活用やナレッジに差が発生 情報漏洩リスク(シャドーAI) 私用アカウントの業務利用による漏洩の懸念 目指す姿:エンジニアも非エンジニアも、同じ基盤の上でAIを業務活用できる環境 → Claude Enterprise導入を決定
6 KDDI Agile Development Center Corporation CTO室主導の2段階アプローチ 導入の流れ 第1段階 2026年4月 先行導入
• 約100名規模へシートを先行配布 • 既にClaude Codeをプロジェクトで 利用していたメンバーが中心 2ヶ月 第2段階 2026年6月 全社展開 • 全社員へClaude Enterpriseを配布 • 先行導入の検証結果を踏まえて判断 先行導入期間は「全社展開に踏み切れるか」を判断するための検証期間として活用
7 KDDI Agile Development Center Corporation 先行導入の3つのねらい 導入の流れ 予算と利用状況のバランス検証 Claude
Enterpriseは使用量ベースの従量課金。個人の利用上限を設けながら予算とのバランスを確認し、 全社展開に踏み切れるかを判断 ナレッジの整備 Claude Code未経験者や非エンジニアへ展開するための知見・資料を準備 運用体制の整備 セキュリティ・ガバナンスの運用体制を構築する期間として活用
8 KDDI Agile Development Center Corporation 導入ステップの全体像 導入ステップ 01 契約・認証基盤
シート契約の拡大と SSO・招待制の設計 02 ルール・ポリシー 既存ガイドラインに 準拠して整備 03 ユーザー展開 全社アナウンスと説明会で ハードルを低減 04 コスト管理 従量課金と利用上限の マネジメント
9 KDDI Agile Development Center Corporation 契約・認証基盤の整備 STEP 1 契約
先行導入時は100名規模で契約し、全社展開に合わせて 契約シート数を全社員分まで拡大 認証 社内のIdPを用いたSSOを利用 招待方式 IdP連携のJIT・SCIMは採用せず、手動での招待制を選択 招待制とした理由 • 当初シートを配布する人が限定的 • 全社展開後も「IdPには存在するが、 シート配布の対象外」というケースが残 る 今後:入社・退社時などのシート管理は、 Claudeを活用した自動化を目指したい
10 KDDI Agile Development Center Corporation 利用ルール・セキュリティポリシーの策定 STEP 2 既存ガイドラインへの準拠
昨年制定済みの「生成AIツール利用ガイドライン」に準ずる形で、Claude Enterprise向けの ルールを簡単に整備 外部連携はホワイトリスト制 Claudeと連携する外部ツールやMCPサーバーも、既存ガイドラインのホワイトリストで管理。 スムーズなルール決定に寄与 全員参加のセキュリティ説明会 全社展開にあわせて実施し、利用にあたって最低限守るべき事項を周知 周知した主な事項: Claudeで入力可能な情報区分/AIエージェントに与える権限/外部ツールとの連携
11 KDDI Agile Development Center Corporation ユーザー(全社員)への展開 STEP 3 全社集会でのアナウンス
配布の発表と同時に、その場で全員をSlack上の専用チャンネルへ追加。 周知と問い合わせ対応の窓口を用意・案内 初心者向け説明会 翌週に、非エンジニアを含む初めてClaudeに触れるメンバー向けへ初歩的な使い方を説明。 利用開始・活用のハードルを大きく低減 Anthropicによるクレジット配布キャンペーンの追い風 Claude CodeやCoworkに使えるクレジット配布が展開され、セットアップと Claude CodeおよびCoworkの利用が加速 ポイント:「配って終わり」ではなく、窓口・説明会まで含めて立ち上がりを支援
12 KDDI Agile Development Center Corporation コスト管理:従量課金との向き合い方 STEP 4 使用量ベースの従量課金であること
個人ごとに月間の利用上限を設定し、予算と利用状況を逐一確認する運用 発生した問題 先行導入の早い段階で、想定より速いペースでトークンを消費し、月間上限に達する社員が続出 当面の対応 先行導入時はある程度の上限緩和を許容しつつ、トークンの節約ノウハウを共有する勉強会を開催
13 KDDI Agile Development Center Corporation Teamプランへの移行施策 STEP 4 CTO室管理のTeamプランへ移行
利用量が多い・多くなる見込みの社員はTeamプランへ移行。ヘビーユーザーでも定額で利用可能 Teamプランの機能制約に伴う制限 Enterpriseと異なり監査ログや分析APIがないため、取り扱い可能な情報区分や接続可能なツールに一部 制限を設定 残る課題:トークンマネジメントの意義付け Teamのような定額プランも恒久的でない可能性が高く、トークンマネジメントの意義付けが 継続課題
14 KDDI Agile Development Center Corporation 手応えと課題 振り返り 手応え •
エンジニア・非エンジニアを問わず、 ナレッジ共有会やデモが社内で活発化 • 日常業務にClaudeを取り入れる機会が拡大 課題 • ナレッジ集約のために整備した社内Wikiの 利用が定着していない • 個人のナレッジが閉じたまま。 共有されたナレッジも発散しがちで、 改善を図りたい状況 活用は着実に広がる一方、ナレッジマネジメントが次の焦点に
15 KDDI Agile Development Center Corporation 柔軟性とアジリティを持った運用へ 今後の展望 運用・ガバナンス体制の確立と自動化 全社員の利用開始とセキュリティルール整備が最優先
体制確立や各種手続きの自動化はこれから 変化の速い領域への追随 Claude自体の新機能追加や、他のAIツールの動向・世界情勢まで含めてアップデートと変化が速い 複数エージェントを選択できる体制 Claude Codeだけでなく、Codexなど複数AIツールを選択できる体制も見据えて運用
16 KDDI Agile Development Center Corporation 変化に臨機応変に対応できる組織を まとめ • 組織によってAIツール導入の最適解は異なり、時間の経過とともに正解も変わっていく
• だからこそ、臨機応変に対応できる組織体制を作っておくことが欠かせない • 新機能・他プロバイダの動向・世界情勢まで幅広くアンテナを張り、キャッチアップして自組織に還元し続 ける チーム一丸となって、また手元のAIも活用しながら推進していきましょう!
17 KDDI Agile Development Center Corporation KAG AI Week Summer
開幕! お知らせ 開催期間:2026年7月13日(月)〜17日(金) 今日から! AIのトレンドやリアルな実践知を届ける「AIを浴びる5日間」 オンラインLT会(5日間連続) 平日ランチタイムに開催。エンジニアも非エンジニアも (Claude Enterpriseなどで)培ったナレッジを発表 最終日はオフライン会(高輪ゲートウェイ、KDDI本社13階 TSUNAGU BASE) 7月17日(金)19時開催。CTO室や若手による登壇、CTO室のパネルディスカッションを実施 最終日に高輪でお待ちしております!
Be a Change Leader. アジャイルに力を与え 共に成長し続ける社会を創る