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価値駆動開発について
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SS K
July 03, 2026
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価値駆動開発について
SS K
July 03, 2026
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Transcript
2026.07.03 QA・スクラムのための 価値駆動開発 〜 顧客にとって役立つ問いの立て方 〜 Shogo Kubop / フリーランス
自己紹介 Shogo Kubota x: @kubop1992 Engineering Manager / BE /
QA / ScM / Agile Coach / ORSC® ポッドキャスト「名前のない品質ラジオ」やってます! 株式会社noteでQA組織の立ち上げを担当。その後株式会社カケハシでは QA×BE×Scrum Masterの複合ロールでシフトレフトを推進し、EMとして評価 制度と組織設計、採用を担当。 現在はフリーランスとしてAIと品質について活動しています。 趣味は筋トレ!
ずっと悩んでることがあります
品質を上げたい。 🥺
そんなあなたに、 価値駆動開発 をおすすめしたい!
価値駆動開発 (Value Driven Development)は、 顧客提供価値を 中心に据えながら、 その価値と接続し続ける開発プロセスのこと
「また、XX駆動開発...?」
わかる。
今日は特に 新しいことは話しません。 みんなが普段から大切にしていること を再定義するだけです。
価値駆動開発は、 SE4BS(Software Engineering for Business and Society)や、Jai Jalan氏の2019年Medium記事などで登場した概 念です。
実は実践する中で、すでに提唱されているものだと は知りませんでした。 現場からみて品質を向上するためには何が必要な のか考えた結果同じ ”言葉”に辿り着きました。
顧客との協調 VDD = 価値駆動(なぜ、誰が、いつ、どんな条件で必要なのか) BDD Behavior-Driven Development(どんな振る舞いで - Validate) VDDは新説でなく、アジャイルソフトウェア開発宣⾔「顧客との協調」の2026年への再実装。
AIによる⼿段が増え、⾼速にものつくりが出来る現代にこそ、重要な開発の思想なのでは。 すでにある⼤切なものをリフレーミングしたもの。 https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html TDD Test Driven Development(どのような動きを保証して - Verification)
でも、その前にみんなが上げたい 「品質」ってなんだろう? 最初にそんな話をしてみようと思います。
品質 = 一貫した価値 が、 継続的に顧客に届いていることによる信 頼度
品質が高い状態 = 顧客は「このプロダクトはいつも期待通りで、 言った事を受け止めて改善をしてくれている な」と信頼している状態
品質が低い状態 = 顧客は「改善してと言っても、全然別の物をリ リースしている。いつになっても対応してくれな い。再発防止も嘘ばかりでずっと学ばない」 と 信頼を失っている状態
一貫していないと、 - 顧客はプロダクトに何を期待していいのかわからない。 - いつも裏切られているように感じる。 継続的ではないと、 - 常に全てが悪い意味のサプライズになってしまう。 - ずっと放置されているように感じて、意見を言わなく
なってしまう。
では、品質向上って何をすればいいのか? 01 一貫した価値を 定義し続ける - 世界はまわり、市場は変化し、価値は常に変わり続ける。 - 精度の高い Validation(価値の妥当性確認)を行える状態をつくる。 -
「一貫した価値」を守るゲートキーパーを置くのではなく、全員が日々のイン クリメントの中で企業 が・組織 が、誰に・何を提供できるのかを理解した上 で開発する。 02 継続的に届くかを 検証し続ける - 制作の過程で落ち続ける情報を甘くみてはいけない。 - 1日も経てば、組織の意思決定の根拠は記憶からなくなる。 - 定義された一貫した価値が、満たされる実装になっているかを - Verification(検証 = 翻訳の正しさの検証)できる仕組みが存在すること。
開発は「翻訳の連鎖」、テストは「翻訳の正しさの検証」 要求 → 要件 → 仕様 → コード VERIFICATION 各翻訳が正しいか
VALIDATION そもそも左端が"価値"か RISK 放っておくと翻訳の過程で情報がロストする 要求の翻訳 (=価値の定義 )がズレると、後の工程が全てズレる。
なので、品質を上げることは 価値に向かい続けることが前提
価値が定義されていないプロダクト は、何が正しいのか不明 どのようにテストすればいいのかわからない。 テストに工数をかければかけるほど泥沼
「仕様通り。値が妥当である事」 そんなテストケース、ありませんか? それは暗黙的に価値を自己定義しているから成り立つのでは
「そのボタンが 赤くなること」 で、誰が何で嬉しい のか言えますか?
価値に向かい続けると 仕様が正しいと言い切れる
その"価値"とは? 価値 = 顧客の"うれしい"を、 面倒ごと引き受けて実現すること
その"価値"とは? "うれしい" = 快の向上、または不快の減少
そして価値は、 チームの"中"じゃなく "外" にある
なので、チームの外側と 繋がり続ける努力が必要
価値の力は、移り変わってきた 量 質 体験/機能 共創 T型フォード 「誰もが車をもてる 時代」を切り開いた 大量生産によるコス ト削減と普及
家電メーカー 高機能・高耐久製品 で世界を席巻 iPhone specよりも、「誰で も使いやすく、持っ ていて気持ちが良い UX」が支持 「共創的」ツールの 広がり、ユーザの声 を反映し続けるアッ プデートの姿勢が評 価されている。
None
_人人人人人人人人人人_ > 突然のAIスライド <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
…と、理想はそう。 でも、現実は?
こんな状態、ありませんか? 個人 次のタスクが「言われたから」になっている チーム なんとなく "やらされ仕事" の空気 顧客の入口 要望・CSの声が「タスクリスト」 そもそも
「価値ってそもそも何?」誰も即答できない
全部、同じこと 「価値の接続から切れた状態 」
嘘のようで本当の話なのですが ...
プロジェクトが進んでいるのに 何のための機能か、 全員が言えない。 どう使われるのか、 明確ではない。 のに、仕様は決まっている ...!?!?
PdMはなぜ必要かを 伝えたつもり でも、 Howだけがチームに伝わってしまう。
None
「誰のため?何が嬉しい?」 「何が決まって、決まっていない?」 「どう使う?」 を 1枚に描いて 確かめた
None
「え、その仕様って そういう意味だったの?」 同じ文言の仕様でも、価値がズレていると認識が異なることがわかった。
ふわっとしてたのは、 チーム全体 だった 「誰かが知ってるだろう」は幻想。 価値の所在はチームの責任に。
https://www.linkedin.com/pulse/agil e-testing-manifesto-joe-phan/
価値に関する問いと、 対話の場を設ける必要があった。 それは内部のエネルギーを撹拌 した。
価値は"外"にある。 繋がり続けるには 外の熱量 CUSTOMER → 取り込む 内部の "熱伝導率" を上げる💡 外の熱量を取り込み、チームの隅々まで伝わる状態にする。
まるで血管のように、熱も情報も流通するように整備する。
結果としてチームは 自ら仕様を確認したり、決めるようになった ✨
繋がり続ける。熱を感じ続ける。 それを繋ぎ止める仕組み をつくる。 = 価値駆動開発(VDD)
…という話があったのさ。終わ り。 あれ、AIは?
さっきの話、全部人力でした。 でも人力だと続かないんですよ ... ! どうAIを利用しているかという話をしたいと思います。
AIの使い方は、 2つ A — 正解がある ショートカット 精密な作業・コーディング - インシデントの情報をまとめる。資料を作成してポ ストモーテムをしやすくする。
- チケットの整理・ステータス管理、仕様書の作成を フローに沿って精密に行う。 - コーディング、それによる単体テストの生成を設計 通りに行う。 B — 正解がない 問いを立てる 人間の判断の精度を上げる - 「誰が?」「何のために」「いつ?」といった問いを 開発初期に投げる事で、明確なストーリーを作成 する。 - 仕様に対して「どんなリスクが?」「定義は?」「変 更の意図は?」といった問いを投げながら詳細化 していく。
今回の鍵は、 B「問い」 AIに問わせ、人が判断する。 Aでショートカットした開発作業の代わりに、 Bをチーム全員で利用して仕組みで熱量を撹拌する。
None
AIを用いた VDD 01 顧客提供価値を 中心に据える 02 人間が バリューマップ を握り、全員で妥当性を確認できる状態 03
問いを投げる AI+Validation&Verification で、AIを精密に動かす
バリューマップ
None
AIは大切。 でも、価値に接続し続ける "能力" は、もっと必要になる AIが進むほど、そここそ人間に残る仕事
価値駆動開発 (Value Driven Development) は、価値共創 を AI時代に実装し続ける営み
しかし、チームで 価値共創 をし続けるのは 非常に面倒くさい!
「価値なんて考えないで 仕様通りに作ればいいじゃん」 「給料通りに働ければいいんだよ」
ごもっとも!
でも、価値との接続が切れたチーム は ワクワク💓するんでしょうか!?
ここからは自分の考えに なるのですが ...
どうせ同じ働いている時間を過ごすなら、 誰かの嬉しいになっている方が良い。 誰かの嬉しいになっているって実感できると、 もっと嬉しくなる方法はないかなって工夫できる。 工夫するには色んな意見が出る良いチームが必要で、 そんなチームと仕事をするとワクワクする。 価値について考えることは、 どんなふうに仕事をするのかってことなんじゃないか。
「そのボタンが 赤くなること」 で、誰が何で嬉しい のですか?
そんな小さな問いからでも大丈夫! 価値駆動開発 、試してみませんか?
None
品質 / 組織相談を無料で行なっております! - 「品質を上げたい」けど、何から手をつけて良いのか - テストやレビューが "作業" になって、価値と繋がってる気がしない -
組織の立ち上げ・評価・採用、誰に相談すれば - チームの関係性がうまくいっていない
Team Work Qualityを元にした 無料の診断も行なっています! ぜひDMください☺
ご清聴、ありがとうございました!