Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スクラムを抽象化して捉える
Search
shuji-ikenaga
January 17, 2025
Education
0
97
スクラムを抽象化して捉える
第3木曜LT会で発表させていただいた内容です
shuji-ikenaga
January 17, 2025
Tweet
Share
Other Decks in Education
See All in Education
OpenRobomaster 中国のロボットコンテスト 日本連携の可能性
takasumasakazu
0
460
『会社を知ってもらう』から『安心して活躍してもらう』までの プロセスとフロー
sasakendayo
0
240
2025/06/05_読み漁り学習
nag8
0
160
小さなチャレンジが生んだチームの大きな変化 -私のふりかえり探求の原点
callas1900
0
570
ANS-C01_2回不合格から合格までの道程
amarelo_n24
1
260
American Airlines® USA Contact Numbers: The Ultimate 2025 Guide
lievliev
0
240
著作権と授業に関する出前講習会/dme-2025-05-01
gnutar
0
200
미국 교환학생 가서 무료 홈스테이 살면서 인턴 취업하기
maryang
0
110
人になにかを教えるときに考えていること(2025-05版 / VRC-LT #18)
sksat
4
1k
技術勉強会 〜 OAuth & OIDC 入門編 / 20250528 OAuth and OIDC
oidfj
5
1.4k
理想の英語力に一直線!最高効率な英語学習のすゝめ
logica0419
6
250
登壇未経験者のための登壇戦略~LTは設計が9割!!!~
masakiokuda
3
580
Featured
See All Featured
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
181
54k
Docker and Python
trallard
45
3.5k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
430
65k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
160
23k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.4k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
695
190k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
51
8.6k
Side Projects
sachag
455
42k
BBQ
matthewcrist
89
9.7k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
207
24k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
357
30k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
Transcript
スクラムを抽象化 して捉える 株式会社XAION DATA プロダクト開発部 スクラムマスター 池永 周治
自己紹介 生年月日:1994/02/09生まれ 出身:長崎県南島原市(野生のイルカ 🐬が見れます) 趣味:ストリートダンス、DJ、音楽鑑賞 所属:株式会社XAION DATAプロダクト開発部 スクラムマスター 認定スクラムマスター(CSM) 池永 周治(Shuji
Ikenaga)
はじめに 私がスクラムマスターとして業務していく中で、 非エンジニア職の方にもスクラムについて教える機会 がありました。 その際に気づいたことについて共有したいと思い、こ のLTをさせていただきます! よろしくお願いいたします!
目次 1. スクラムを理解するまでの壁 2. それぞれ抽象化 2.1. スクラム 2.2. スクラムを構成する要素 2.2.1.
スクラムの作成物 3. まとめ
スクラムを理解 するまでの壁
スクラムを理解するまでの壁 非エンジニアにとって、スクラムの理解には大きな壁があると思い ます。
スクラムを理解するまでの壁 開発のものだと 思われている
スクラムを理解するまでの壁 専門用語が多すぎる
スクラムを理解するまでの壁 これらを解消するために私は自社の非エンジニア向けに「わかった 気になるスクラム入門」と題して勉強会を主催しました。 そこで説明した内容を元に何個か紹介したいと思います。
Let's 抽象化
スクラム スクラムとは、複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じ て、⼈々、チーム、組織が価値を ⽣み出すため の軽量級フレーム ワークである。(スクラムガイドより引用) ⼈々、チーム、組織が価値を ⽣み出すため →チームでいい感じに仕事をするため 軽量級フレームワーク
→アジャイルなやりかた
つまり、 チームでいい感じに仕事をするための アジャイルなやりかた
補足:アジャイル アジャイルとは、 「短い期間で反復的な改善を繰り返す文化」 のことである。 必ずしも開発にだけ用いられる言葉ではない 例:素振り一回毎に動画を確認してフォーム改善するな んて、とてもアジャイルな選手だなぁ
スクラムを構成する要素 • プロダクトバックログ • スプリントバックログ • インクリメント スクラムの作成物
スクラムを構成する要素 プロダクトバックログは、創発的かつ順番に並べられた、プロダクトの改善に必要なものの ⼀覧である。 これは、スクラムチームが⾏う作業の唯⼀の情報源である。 1スプリント内でスクラムチームが完成できるプロダクトバックログアイテムは、スプリントプラ ンニングのときには選択の準備ができている。スクラムチームは通常、リファインメントの活 動を通じて、選択に必要な透明性を獲得する。プロダクトバックログアイテムがより ⼩さく詳 細になるように、分割および定義をする活動である。これは、説明・並び順・サイズなどの 詳細を追加するための継続的な活動である。多くの場合、属性は作業領域によって異な
る。 作業を⾏う開発者は、その作業規模の評価に責任を持つ。開発者がトレードオフを理解し て選択できるように、プロダクトオーナーが開発者を ⽀援することもできる。 (スクラムガイドより引用) スクラムの作成物: プロダクトバックログ
スクラムを構成する要素 • プロダクトバックログ ◦ チームのやりたいことリスト ▪ プロダクトゴール に基づいて作られる ◦ プロダクトオーナー
が作ってチームメンバーに明 確に伝える ◦ プロダクトオーナー が優先度順 に並び替える ▪ 常に優先度順に並んでいるのが理想 スクラムの作成物
スクラムを構成する要素 スプリントバックログは、スプリントゴール(なぜ)、スプリント向けに選択されたいくつかのプ ロダクトバックログアイテム(何を)、およびインクリメントを届けるための実 ⾏可能な計画(ど のように)で構成される。 スプリントバックログは、開発者による、開発者のための計画である。スプリントバックログに は、スプリントゴールを達成するために開発者がスプリントで ⾏う作業がリアルタイムに反映 される。 その結果、より多くのことを学ぶにつれて、スプリントの期間を通して更新される。
スプリントバックログはデイリースクラムで進捗を検査できる程度の詳細さが必要である。 (スクラムガイドより引用) スクラムの作成物: スプリントバックログ
スクラムを構成する要素 • スプリントバックログ ◦ チームが1スプリントでやることリスト ▪ スプリントゴール に基づいて作られる ▪ 実⾏可能な計画で構成される
◦ 開発者が作成する ▪ どのように実行するか スクラムの作成物
スクラムを構成する要素 インクリメントは、プロダクトゴールに向けた具体的な踏み ⽯である。インクリメントはこれま でのすべてのインクリメントに追加する。また、すべてのインクリメントが連携して機能するこ とを保証するために、徹底的に検証する必要がある。価値を提供するには、インクリメント を利⽤可能にしなければならない。 スプリントでは、複数のインクリメントを作成可能である。インクリメントをまとめたものをスプリ ントレビューで提⽰する。それによって、経験主義がサポートされる。ただし、スプリント終 了前にインクリメントをステークホルダーにデリバリーする可能性もある。スプリントレビュー のことを価値をリリースするための関
⾨と⾒なすべきではない。 完成の定義を満たさない限り、作業をインクリメントの ⼀部と⾒なすことはできない。 (スクラムガイドより引用) スクラムの作成物: インクリメント
スクラムを構成する要素 • インクリメント ◦ チームが1スプリントで生み出すことができた 成果物 ▪ 完成の定義 に基づいて作られる ◦
スプリントレビューで振り返る スクラムの作成物
スクラムを構成する要素 • まとめ ◦ やりたいことリストを作って ◦ 1期間にやることリストをできる分だけ決めて実行 ◦ 成果物ができたらそれを振り返る ◦
これらをチーム共通のものとして扱う これがスクラム スクラムの作成物
まとめ
まとめ • アジャイルやスクラムは開発に閉じているも のではないことを伝えると非エンジニアも飲 み込みやすいかも • 抽象化した結果を一度飲み込んでおくと他の 枝葉のような知識が理解しやすくなる • 抽象化した結果を押さえてから改善!!
結果:導入・改善しやすくなる!!!
Thanks!!