Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SDカードフォレンジック
Search
su3158
April 19, 2025
Technology
2
930
SDカードフォレンジック
フォレンジック初心者が、自身の遭遇した読み込めないSDカードから、データ復旧を試みた
su3158
April 19, 2025
Tweet
Share
More Decks by su3158
See All by su3158
開発と脆弱性と脆弱性診断についての話
su3158
1
1.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Frontier Agents (Kiro autonomous agent / AWS Security Agent / AWS DevOps Agent) の紹介
msysh
3
180
Agent Skils
dip_tech
PRO
0
120
20260208_第66回 コンピュータビジョン勉強会
keiichiito1978
0
190
日本の85%が使う公共SaaSは、どう育ったのか
taketakekaho
1
240
Oracle Cloud Observability and Management Platform - OCI 運用監視サービス概要 -
oracle4engineer
PRO
2
14k
モダンUIでフルサーバーレスなAIエージェントをAmplifyとCDKでサクッとデプロイしよう
minorun365
4
220
今日から始めるAmazon Bedrock AgentCore
har1101
4
420
私たち準委任PdEは2つのプロダクトに挑戦する ~ソフトウェア、開発支援という”二重”のプロダクトエンジニアリングの実践~ / 20260212 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
1
110
SREじゃなかった僕らがenablingを通じて「SRE実践者」になるまでのリアル / SRE Kaigi 2026
aeonpeople
6
2.5k
AzureでのIaC - Bicep? Terraform? それ早く言ってよ会議
torumakabe
1
590
CDKで始めるTypeScript開発のススメ
tsukuboshi
1
510
データの整合性を保ちたいだけなんだ
shoheimitani
8
3.2k
Featured
See All Featured
Skip the Path - Find Your Career Trail
mkilby
0
57
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
187
22k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
Leadership Guide Workshop - DevTernity 2021
reverentgeek
1
200
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
25
1.7k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
141
7.3k
How Fast Is Fast Enough? [PerfNow 2025]
tammyeverts
3
460
Side Projects
sachag
455
43k
Navigating Algorithm Shifts & AI Overviews - #SMXNext
aleyda
0
1.1k
Test your architecture with Archunit
thirion
1
2.2k
HDC tutorial
michielstock
1
390
The Spectacular Lies of Maps
axbom
PRO
1
530
Transcript
SDカードフォレンジック
自己紹介 セキュリティ企業でセキュリティに関する事をしてます 安全確保支援士 Twitter:スー
今回のフォレンジックにあたり ・発表者はフォレンジック初心者 ・目標設定としては、データが取得できるところまで ・それ以上に関しては時間があれば
発表 やったことを時系列順に通していくスタイルで発表します
どこまでやるか データ取得を目的としているが、フォレンジックとしてはどこまでやるか ・カードリーダーで接続してできる範囲 ・物理的に削って直接データアクセスを試みる範囲
どこまでやるか データ取得を目的としているが、フォレンジックとしてはどこまでやるか ・カードリーダーで接続してできる範囲←今回はここまで ・物理的に削って直接データアクセスを試みる範囲
どこまでやるか データ取得を目的としているが、フォレンジックとしてはどこまでやるか ・カードリーダーで接続してできる範囲←今回はここまで ・物理的に削って直接データアクセスを試みる範囲 理由として、中身のデータよりSDカードの方が優先度が高いため 機会があれば削ってデータアクセスしてみたい
今回フォレンジックするSDカード
今回フォレンジックするSDカード ミラーレスカメラで利用していたSDカード 突然エラーが発生してアクセスができなくなった
今回フォレンジックするSDカード Windowsに接続しても不可
フォレンジック フォレンジックをしていくにあたりはじめにやることとは
フォレンジック フォレンジックをしていくにあたりはじめにやることとは 原本の保全ですね なので原本のコピーを作成するために仮想環境を用意します
原本のコピー 1.Ubuntuを用意
原本のコピー 1.Ubuntuを用意 2.gddrescueをインストール ddでデータ移せばいいやと考えていたが、参考に調べるとddでは上手くいかない場合 があるようだったため
原本のコピー 1.Ubuntuを用意 2.gddrescueをインストール 3.実際に原本をコピーを試みる ホストOSに接続から仮想環境にうまく認識させることができない
原本のコピー 1.Ubuntuを用意 2.gddrescueをインストール 3.実際に原本をコピーを試みる ↓ 仮想環境でのフォレンジックは一旦諦める
原本のコピー 1.Windowsで原本のコピーもしくは直接解析出来る方法を探す 中身に重要な情報はないので、直接解析出来る方法も合わせて探すことにする
原本のコピー 1.Windowsで原本のコピーもしくは直接解析出来る方法を探す 2.Recuvaを試す 誤って削除してしまったファイルを復元できるソフト 出典 https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/recuva/
なんか色々便利そう
原本のコピー 1.Windowsで原本のコピーもしくは直接解析出来る方法を探す 2.Recuvaを試す 試すが、そもそもWindowsがSDカードをフォーマットしないと、使用不可と言ってくるため 動作しない
原本のコピー 1.Windowsで原本のコピーもしくは直接解析出来る方法を探す 2.Recuvaを試す 3.FTK Imagerを試す
FTK Imager バイナリを表示する事ができた ざっと見た感じ壊れてる 下の方に行くとデータらしきものがある
原本のコピー 1.Windowsで原本のコピーもしくは直接解析出来る方法を探す 2.Recuvaを試す 3.FTK Imagerを試す 4.FTK ImagerでSDカードの保全をする 機能としてあり、Export Disk Imageで作成する
原本のコピー 1.Windowsで原本のコピーもしくは直接解析出来る方法を探す 2.Recuvaを試す 3.FTK Imagerを試す 4.FTK ImagerでSDカードの保全をする 機能としてあり、Export Disk Imageで作成する
続いて、この作成したイメージをどうやって読み込むか
Autopsy
Autopsy 作成したイメージを読みこめた 中の画像データを普通に出してくれる 右の図のように色々分類分けもある
Autopsy
Autopsy 実際に復元できた写真
Autopsy 実際に復元できた写真 16進数版
Autopsy 実際に復元できた写真 復元で出てきた写真は実は、フォーマットで更新をしていたものが多かった カメラの利用しているフォーマットの種類のためそこについては仕方ない
原本のコピー 1.Windowsで原本のコピーもしくは直接解析出来る方法を探す 2.Recuvaを試す 3.FTK Imagerを試す 4.FTK ImagerでSDカードの保全をする 5.Autopsyで先ほど作成したイメージを読み込む 6.画像を抽出する事に成功
試さなかったこと Linuxの実機での解析 →メンテナンス中ですぐに稼働出来るものが無かった バイナリデータから無理矢理ファイル抽出 →コードを書いてバイナリ抽出して、ファイルと思われる物を抽出する案もあった →既存のツールだけで出来たから目的は達成済み、その為あまりやる理由無し
まとめ ・今回の事例ならまだ意外と苦労せずに復元はできた ・確実にフォレンジック対策をしたい場合は、記憶媒体を物理的に破壊するべき ・機密性の高い情報を保存していなかった場合は、記憶媒体の全てのビットにたいして 複数回の上書きをかけた方が安心 ・記憶媒体はいつ死ぬか判別が難しいのでバックアップは大事 参考 https://www.ipa.go.jp/security/crypto/gmcbt80000005u4j-att/SP800-88rev1.pdf