Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
Learning DDD輪読会#1
Search
suzushin54
March 24, 2022
Programming
1.1k
2
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Learning DDD輪読会#1
株式会社Showcase Gig主催の輪読会の資料です。
https://showcase-gig.connpass.com/event/241338/
suzushin54
March 24, 2022
More Decks by suzushin54
See All by suzushin54
ドメイン・ファーストで考える問題解決に役立つモデル設計 / Domain First Model Design
suzushin54
5
4.2k
Learning DDD輪読会#15 / Learning DDD Book Club #15
suzushin54
1
350
認知的複雑度から見るGo言語のイベントソーシング実装 / Event Sourcing with Go
suzushin54
8
6.5k
Learning DDD輪読会#9 / Learning DDD Book Club #9
suzushin54
0
370
Learning DDD輪読会#4 / Learning DDD Book Club #4
suzushin54
1
890
複数の境界づけられたコンテキストにおける共通ロジックの扱いについて / Handling common logic in multiple contexts
suzushin54
1
2.8k
Other Decks in Programming
See All in Programming
Intent as Code
shoppingjaws
6
920
AI × TiDD / 2026.09.05 Redmine 大阪
tokudiro
1
120
AgentCore CLI で進化した AWS での AI エージェントの作り方 : 必要な機能を必要な時に
icoxfog417
PRO
3
320
Snowflakeで業務アプリを作ろう。 Snowflakeのアプリ機能解説&実践ガイド
ayumu_yamaguchi
1
240
AI Agent時代のリアーキテクチャ戦略と実践
hokaccha
9
3.9k
DynamoDBの基礎を振り返りながらベクトル検索機能を理解する
musan
3
280
個人開発基盤をまるごとCloudflareに引っ越して爆速で総合的体験を向上させた話
tinykitten
0
160
AWS DevOps Agentで インシデント対応をAIに任せたい
honmarkhunt
7
2.7k
iOSDC2026登壇資料.pdf
riofujimon
0
110
20260914 AIエージェント時代のPlatform Engineering LLM基盤とプロダクトの責務境界線
kanfab1
5
1.4k
数年滞っていたダークモード対応をおよそ2週間で完了させる
chigichan24
0
700
[DroidKaigi 2026] Bring your own phones to Gradle Managed Devices
f2lk
0
110
Featured
See All Featured
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
35
2.6k
Context Engineering - Making Every Token Count
addyosmani
9
1.1k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
1.5k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
76
5.4k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
128
18k
Building AI with AI
inesmontani
PRO
1
1.2k
Measuring Dark Social's Impact On Conversion and Attribution
stephenakadiri
2
270
Technical Leadership for Architectural Decision Making
baasie
3
560
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.5k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
35
2.8k
Efficient Content Optimization with Google Search Console & Apps Script
katarinadahlin
PRO
1
850
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
Transcript
『Learning Domain-Driven Design』 📚 輪読会 #1🐒 株式会社Showcase Gig 鈴木
慎一郎(@suzushin54) #lddd_rindoku 2022/03/24
Disclaimer ❏ 本スライドは、以下の書籍を要約・引用の範囲内で紹介します。 ❏ Vladik Khononov『Learning Domain-Driven Design: Aligning
Software Architecture and Business Strategy』Oreilly & Associates Inc (2021/11/2) ❏ https://www.oreilly.com/library/view/learning-domain-driven-design/9781098100124/ ❏ 原文、正確な翻訳文は著作権法および翻訳権に抵触するため掲載しません。 2
Overview ❏ Foreword (著者以外が書いた前書き) Julie Lerman - Software Coach,
O’Reilly Author, and Serial DDD Advocate ❏ Preface(著者の前書き) Vlad (Vladik) Khononov - Software Engineer (20+ yrs), public speaker, blogger, and author. ❏ この本を書いた理由 ❏ 対象読者 ❏ この本のナビゲーション ❏ ドメインの例 ❏ Introduction(導入部) 3
Foreword - 前書き (1/4) ❏ ドメイン駆動設計(以下、DDD ) は、ビジネスの観点からソフトウェアを構築するための協調的 なアプローチ ❏
ドメインと、その問題を対象とするプラクティスを提供するもの ❏ 2003年に Eric Evans が発表した書籍からはじまったコンセプト ❏ DDD Community では “The Blue Book” として親しまれている 『Domain-Driven Design: Tackling Complexity in the Heart of Software』 『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 ソフトウェアの核心にある複雑さに立ち向かう』 4
Foreword - 前書き (2/4) ❏ DDD の目的は、複雑さに取り組み、明確な道筋を示すこと ❏ 開発者だけがソフトウェア開発に関わっているわけではないことを思い出させてくれる
❏ ドメインエキスパートは、ドメインに対して重要な理解をもたらす存在である ❏ 戦略的設計 (strategic design) ❏ ビジネスの問題 (domain) を理解すること ❏ 小さく、解決可能で、互いに関連した問題に分解する ❏ ビジネス側の人間とはドメインの言語でコミュニケーションする ❏ 戦術的設計 (tactical design) ❏ 戦略的設計で発見したことをアーキテクチャと実装に落とし込む ❏ ここでもドメインの言語でコミュニケーションする 5
Foreword - 前書き (3/4) ❏ Eric Evans さんは 2019年の Explore
DDD の基調講演に登壇 ❏ DDD を進化させ続けること ❏ 実践だけでなくアイディアを共有する方法を見つけること、を呼びかけた Explore DDD Conference http://exploreddd.com/ 6
Foreword - 前書き (4/4) ❏ 本書は新参者向けではあるが、経験豊富な実践者にとっても読み応えがあるもの ❏ DDD を始める時には混乱することがあるが、本書はシンプルにトピックを紹介している
❏ 本書の後半では、EventStorming など DDD から発展したプラクティスも紹介 ❏ マイクロサービスや、よく知られた設計パターンと統合できるかについても論じている 7
Preface ❏ 初めて Software Engineering の仕事に就いた日のことを鮮明に覚えている ❏ “Real Programmer”
になってコードを書きたいと思っていた ❏ そこで同僚が手取り足取り教えてくれた “でも、ビジネスロジック層はどうするんですか?” “あれは簡単だよ。ここにビジネスロジックを実装するんだ” “でもビジネスロジックって何ですか?” “要件を実現するために必要なループや if-else 文のことだよ” ❏ その日から、ビジネスロジックとは何かを知る旅に出た ❏ 答えは、『Domain-Driven Design』にあった ❏ やはりビジネスロジックは重要で、ソフトウェアの心臓部だった 8
Preface - この本を書いた理由 ❏ 様々な会社で同僚に DDD を紹介したり、レクチャーしたりしてきた ❏ 自身の理解を深めるだけでなく、原理やパターンの説明の最適化に役立った
❏ 私はエリヤフの仕事と教えの大ファン。彼はよく次のように言っていた “どんなに複雑なシステムでも、正しいアングルから見れば本質的にはシンプルである” ❏ DDD を教える過程で、DDD の本質的なシンプルさを明らかにしようとしてきた ❏ 本書はその成果である ❏ この本の目的は、DDD を民主化すること ❏ つまり、理解しやすく採用しやすいものにすること https://ja.wikipedia.org/wiki/エリヤフ・ゴールドラット 世界的ベストセラー『ザ・ゴール』で知られるイスラエルの経営学の第一人者 9
Preface - この本を読むべき人 ❏ あらゆるレベルの Software Engineer にとって有用である ❏
Software Architect にとっては、さらに重要なもの ❏ 大規模なシステムをサブシステムやマイクロサービスなどのコンポーネントに 分解、統合してシステムを形成する設計をするために役立つ ❏ ただ設計するだけでなく、ビジネスの変化に合わせて進化させる方法も解説している ❏ 設計を正常な状態に保ち、時間の経過とともに 大きな泥団子 になるのを防ぐ 10
Preface - この本のナビゲーション ❏ 4つのパートで構成されている 1. 戦略的設計 大規模なソフトウェア設計のためのツールやテクニックを紹介 2.
戦術的設計 コードにフォーカスし、ビジネスロジックを実装する方法を紹介 3. DDD の実践 実際のプロジェクトで DDD を導入するためのテクニックと戦略を解説 4. 他の方法論やパターンとの関係 DDD と、方法論やパターンとの関係を議論する 11
Preface • 1章: プロジェクトのコンテキスト(すなわちドメイン、そのゴール)、それをサポートするためのソフトウェアのあり方について • 2章: 効果的なコミュニケーションと知識共有のための「ユビキタス言語」の概念を紹介 • 3章: ドメインの複雑性に取り組み、境界づけられたコンテキストを設計する方法
• 4章: 境界づけられたコンテキスト間のコミュニケーションと、統合を組織化するためのパターンについて • 5章: ビジネスロジックの実装パターンについて、単純なロジックに対応する2つのパターンから議論する • 6章: 単純なビジネスロジックから複雑なビジネスロジックへと進み、複雑さに対処するためのドメインモデルパターンを紹介 • 7章: 時間という視点を加えた、より高度なビジネスロジックのモデル化。その実装方法としてイベントソースドメインモデルを紹介 • 8章: コンポーネントを構造化するための 3つのアーキテクチャパターンを説明 • 9章: コンポーネントの作業をオーケストレーションするために必要なパターンを紹介 • 10章: これまでに紹介したパターンをいくつかの経験則にまとめ、設計の意思決定プロセスを効率化する • 11章: ソフトウェアがその生涯でどのように変化・進化することになるか、時間の観点から設計を探求する • 12章: EventStorming を紹介。知識を効果的に共有し、共通理解を作る、設計のローテクワークショップ • 13章: “brownfield” プロジェクトに DDD を導入する時に直面するかもしれない問題について • 14章: マイクロサービスアーキテクチャと DDD の関係について、それぞれの違いと補完関係を議論する • 15章: イベント駆動アーキテクチャの文脈における DDD のパターンとツールについて検討 • 16章: 運用システムから分析データ管理システムに論点を移し、DDD とデータメッシュアーキテクチャの相互作用を議論 12
Preface - ドメイン例 (WolfDesk) ❏ ヘルプデスクチケット管理システムをサービスとして提供している ❏ 競合他社とは異なる支払いモデルを採用している
❏ ユーザ数の課金ではなく、サポートチケット数で課金される ❏ 最低利用料金はなく、ボリュームディスカウントが自動適用される ❏ 月500件以上で10%、750件以上で20% …etc ❏ 悪用防止のためのチケットライフサイクル アルゴリズムがある ❏ “サポート・オートパイロット”機能があり、履歴から解決策を提示したりする ❏ 認証認可のためのセキュリティ標準。既存のユーザ管理システムとSSOを設定可能 ❏ サポートエージェントのシフト入力が可能 13
Introduction(1/2) ❏ Software Engineering は難しい ❏ 新しい言語、技術、成功のためには学び続けないといけない ❏ しかし毎週新しい
JavaScript の Framework を学ぶことよりも、 新しいビジネスドメインを学ぶことの方がずっとチャレンジングである ❏ ビジネスドメインを把握できていないと、実装は最適なものではなくなる ❏ 調査によると、ソフトウェア開発プロジェクトの70%はQCDを満たさない(=失敗) ❏ ソフトウェア危機(Software Crisis)という言葉まで生まれた ❏ それに対して、数多くのアプローチや方法論が導入されてきた ❏ Agile, XP, TDD, 高級言語, DevOps …etc ❏ しかし、状況はあまり変わっていない 14
Introduction(2/2) ❏ なぜプロジェクトはうまくいかないのか? ❏ 研究によると、“コミュニケーション”という共通のテーマがありそう ❏ 不明瞭な要求、プロジェクトゴール、チーム間の調整 …etc
❏ そのため、新たなコミュニケーション機会やプロセスの導入などで改善を 試みてきたが、プロジェクトの成功率はあまり変わらなかった ❏ DDD は、プロジェクトの失敗原因に対して、異なるアングルから取り組むもの ❏ それが、戦略的ツールと、戦術的ツール ❏ 設計とビジネス戦略の結びつきが強いほど、将来のビジネス要求に合わせてシステムをメンテ ・進化させやすくなる ❏ Let’s start our DDD journey ! 15