永濱 藍(2024)植物の季節を科学する: 魅惑のフェノロジー入門, 共立出版. - フェノロジーに着目した(おそらく初めての日本語の)本。フェノロジー研究や自身の研究概要だけでなく、 研究者としての葛藤や熱い想いを綴っている。フィールドワークでの良いデータを取得することの大変さがよく わかる。 • Theresa M. C., 2025, Phenology, The MIT Press Essential Knowledge series. - USA National Phenology Networkのディレクターである著者が、一般の読者にも分かりやすくフェノロ ジーの基本を解説した入門書。樹木の芽吹きや開花、鳥の渡りといった身近な現象を例に、フェノロジーと は何か、そしてそれが気候変動によってどのように変化しているかを説明している。 市民科学として、一般 の人がデータ収集に参加することの意義や、それがメンタルヘルスにも良い影響を与えることにも触れている • Mark D Schwartz(Editor), 2025, Phenology: An Integrative Environmental Science Third Edition, Springer Nature. - フェノロジー分野における包括的な教科書。データ収集の方法、世界各地域(北米、ヨーロッパ、アジア、 アフリカなど)のフェノロジー研究、特定の生物気候帯(地中海、熱帯乾燥気候、高緯度地域など)に おける特徴、そしてモデリング技術まで、広範なトピックを網羅。 • Irene L Hudson, Marie R Keatley(Editor), 2014, Phenological Research: Methods for Environmental and Climate Change Analysis, Springer Nature - フェノロジー研究の「方法論」に焦点を当てた専門書。データ収集のグローバルな枠組み、統計的な解析 手法、時系列データの扱い方、大規模マッピング技術など、実践的な研究デザインや分析手法について 詳しく解説している。