Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ふりかえりファシリテーションの基礎 / Retrospective Facilitation
Search
Taguchi Masahiro
June 10, 2019
Technology
0
730
ふりかえりファシリテーションの基礎 / Retrospective Facilitation
2019/06/10 スクラム道関西で発表したスライドです。
https://scrumdo-kansai.connpass.com/event/134019/
Taguchi Masahiro
June 10, 2019
Tweet
Share
More Decks by Taguchi Masahiro
See All by Taguchi Masahiro
クネビンフレームワーク / Cynefin Framework
taguchimasahiro
0
590
Other Decks in Technology
See All in Technology
AIエージェントの継続的改善のためオブザーバビリティ
pharma_x_tech
1
170
これならできる!Kotlin・Spring・DDDを活用したAll in oneのマイクロサービス開発術
demaecan
0
260
データベースの引越しを Ora2Pg でスマートにやろう
jri_narita
0
200
医療業界に特化した音声認識モデル構築のためのアノテーションの実態
thickstem
0
530
Securing your Lambda 101
chillzprezi
0
210
Long journey of Continuous Delivery at Mercari
hisaharu
1
190
Oracle Cloud Infrastructureデータベース・クラウド:各バージョンのサポート期間
oracle4engineer
PRO
48
33k
Nonaka Sensei
kawaguti
PRO
3
540
会社紹介資料 / Sansan Company Profile
sansan33
PRO
6
370k
開発効率と信頼性を両立する Ubieのプラットフォームエンジニアリング
teru0x1
0
130
ソフトウェア開発現代史: "LeanとDevOpsの科学"の「科学」とは何か? - DORA Report 10年の変遷を追って - #開発生産性_findy
takabow
1
350
技術職じゃない私がVibe Codingで感じた、AGIが身近になる未来
blueb
0
110
Featured
See All Featured
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
331
22k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
48
5.4k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
39k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
770
Fireside Chat
paigeccino
37
3.5k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
71
11k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1031
460k
Building Applications with DynamoDB
mza
95
6.4k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
161
15k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
329
24k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
32
5.9k
Making Projects Easy
brettharned
116
6.2k
Transcript
ふりかえり ファシリテーションの 基礎 スクラム道関西 田口 昌宏
得意分野 アジャイル開発、特にスクラム開発やKanban 得意な支援活動 ふりかえりファシリテーション 見える化、情報共有
心理的安全性、協働 田口 昌宏 taguchimasahiro スクラム道関西 スタッフ アジャイルラジオ パーソナリティ 認定スクラムマスター(CSM) 認定スクラムプロフェッショナル(CSP-SM)
トヨタ生産方式 全員参加で日々進化(深化)する 改善には限りがないという基本的な考え方をもとに、 常に満足することなく、更なるレベルアップを目指し 、全員で取り組みを継続している。
トヨタ生産方式 全員参加で日々進化(深化)する 改善には限りがないという基本的な考え方をもとに、 常に満足することなく、更なるレベルアップを目指し 、全員で取り組みを継続している。
トヨタ生産方式 全員参加で日々進化(深化)する 改善には限りがないという基本的な考え方をもとに、 常に満足することなく、更なるレベルアップを目指し 、全員で取り組みを継続している。
トヨタ生産方式 全員参加で日々進化(深化)する 改善には限りがないという基本的な考え方をもとに、 常に満足することなく、更なるレベルアップを目指し 、全員で取り組みを継続している。
ふりかえりの狙い 過去の経験を元に、 未来の改善活動を促す
ふりかえりの目的 行動可能な改善策を探し、試す勇気を得ること これまでの行動を思い返し、新たな気づきを得ること やってみてうまくいった行動を、チームに定着させること メンバーの多様性を受け入れ、信頼関係を築くこと これらをチーム全員で行います プロジェクトファシリテーション 実践編 ふりかえりガイド 天野
勝 http://objectclub.jp/download/files/pf/RetrospectiveMeetingGuide.pdf CC BY 2.0
ふりかえりの進め方はここに書いてます アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
ふりかえりのステップ ①場を設定する ②データを収集する ③アイデアを出す ④何をすべきかを決定する ⑤レトロスペクティブを終了する
っと、その前に、ファシリテーターとしてやるべきこと チームがいまどういう状態か理解していますか? プロジェクトのフェーズ 各チームメンバーの状況や状態 チームの状態に合わせてふりかえりの目的を設定すること で、より適切なふりかえりになりやすくなる 事前にチームの情報収集、観察、時にはヒアリングを行う
①場を設定する 時間を割いてくれたチームへ感謝する 今回の目的と目標の確認をする 今回の進め方の説明をする チームの約束を確認する 手法 チェックイン Working Agreement など
ふりかえりの Working Agreement 例 とにかく自分の意見を出そう ひとりで長く話しすぎない 話しすぎたら「ごめん。話しすぎちゃった」と言おう
個人や特定のグループへ攻撃するような発言はしない 『チーム vs 問題』の構図を意識する 一方的に結論付けて話さない 様々な立場や角度の意見を大切にし、みんなとゴールを目指そう
②データを収集する 客観的な情報を提示する スプリントバックログ バーンダウンチャート、ベロシティ バグの収束度 チームで起こったことを集めて、共通理解にする 事実を元に感情にフォーカスする 手法:タイムライン、MadSadGlad など
③アイデアを出す データを分類、分析、評価し、改善のアイデアを出す 誰かの意見を鵜呑みにするのではなく、さまざまな意見 を出していくように促す 手法 ブレインストーミング ドット投票 など
④何をすべきかを決定する 出たアイデアに対して優先付けをする チームが次のイテレーションで実施可能なアクションを 選択する 手法 SMART Goals
SMART Goals Specific :具体的に Measurable :測定可能な Achievable :達成可能な Relevant :適切な
Realistic :現実的な Time-bound :時間制約がある
⑤レトロスペクティブを終了する 今回のふりかえりの成果物とその価値の確認する ふりかえりが実施できたことに感謝する 手法 チェックアウト ふりかえりのふりかえり
最後に 今回はふりかえりファシリテーションの流れにつ いてのみ取り上げました チームの改善に関する意識の話はしていません むしろ改善する意識の方が大事なので、その議論 をしましょう
NO Retrospective, NO Life. よいふりかえりライフを Fin