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人事は汽水域に棲む
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Takamichi Dobashi
October 02, 2026
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人事は汽水域に棲む
Takamichi Dobashi
October 02, 2026
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Transcript
人事100人カイギ #1 人事は汽水域に棲む 適応課題を乗り越えるために、大切にしている3つの力 KDDIアジャイル開発センター株式会社 CHRO 土橋 孝充
自己紹介 エンジニアリングマネージャから人事へ KDDI株式会社に新卒入社。 約10年間ソフトウェア開発部門のエンジニアリングマネージャ ーとして活動。(アジャイル開発組織の立ち上げなど) KDDIアジャイル開発センター株式会社 CHRO / 人事部長 土橋
孝充 Takamichi Dobashi 2022年、KDDIアジャイル開発センター株式会社 設立に伴い出向。人事領域へジョブチェンジし、人事責任者と してゼロから人事機能の立ち上げを行う。 人事図書館書籍アンバサダー - 私の役割 - HITひろしま観光大使(広島出身) 採用・育成・組織開発を通じて、 人と組織の力を事業成長につなげること 写真撮影(Nikon)/ スポーツ観戦 KDDI Agile Development Center Corporation 2
会社紹介 KDDIアジャイル開発センター株式会社 DX専業のエンジニア集団 アジャイル × AI 約13年間、”アジャイル開発”に こだわり続けてきたプロフェッショナル組織 2022年、KDDI本体よりスピンオフ 設立
社員数 拠点数 本社 構成 2022年 306名 14拠点 東京/高輪 エンジニア 77% 全国14拠点 札幌/秋田/仙台/三島/名古屋/金沢/舞鶴/大阪/広島/山口/高松/福岡/那覇 KDDI Agile Development Center Corporation 3
エンジニアリングマネージャから人事へ 尊敬 現実 決断 クリエイティブな エンジニアの仕事への尊敬 上流の仕様を形にする、 下流の役割に留まる現実 力を十全に発揮できる環境を作り 価値を市場へ届ける
エンジニアによるエンジニアのための会社を創り、人事制度をゼロから構築 現場の外側に立つ人事でこそ実現できることもあると考え、人事へジョブチェンジ KDDI Agile Development Center Corporation 4
人事の仕事には数多くの「適応課題」が存在する 技術的課題 適応課題 既存の知識や手順で解くことができる 答えは専門家が持っている 価値観、考え方、関係性などに強く依存 答えは当事者の中にしか存在しない 人事 リーダーシップが失敗する最大の原因は「適応課題」を「技術的課題」として扱うこと ロナルド・A・ハイフェッツ(ハーバード・ケネディスクール)より
KDDI Agile Development Center Corporation 5
人事業務の中にある様々な適応課題 評価制度 1on1 AI活用 技術的課題 評価項目・等級定義策定 1on1制度の全社導入 AIツールの全社展開 適応課題 事業が期待する成果と行動
を、評価を通じて組織に示 せているか? マネジメントを、管理から 人の力を引き出す営みへ転 換できているか? AIを前提に業務と役割を再 設計し、事業の価値を高め られているか? 企業独自の適応課題を解いていくことこそに人事の価値が宿る KDDI Agile Development Center Corporation 6
汽水域とは 川の真水と海の海水が混ざり合い、潮の満ち引きで揺れながら、多くの生き物を育む河口の水域 川 海 真水は軽く、上を海へ流れる 混ざり合う 性質の違う真水と海水が出会い、 境目で少しずつ混ざっていく 境目で、混ざり合う 揺れ続ける
潮の満ち引きで、 塩分の濃さは一日のうちにも変わる 海水は重く、潮とともに下から入り込む 豊かに育つ 川と海の両方から栄養が集まり、 多くの生き物が育つ 混ざり合い、揺れ続けるからこそ、豊かに育つ。 KDDI Agile Development Center Corporation 7
適応課題に向き合う人事は汽水域に棲む 海水(海) 汽水域 事業や市場からの要請 適応課題が起き、 人事が棲み続ける場所 真水(川) 社員一人ひとりの想い 適応課題 適応課題
適応課題 混ざり合う 揺れ続ける 適応課題 豊かに育つ 汽水域にこそAIに代替されない人の介在価値がある KDDI Agile Development Center Corporation 8
どちらかの水に寄せれば人事は楽になる 制度をつくり「解決した」ことにすれば、適応課題を技術的課題として片づけられるが… 混ざり合う場所に、棲み続ける 真水だけ 海水だけ 想いはあっても、事業が育たない 成果を求めても、人が育たない そこから離れないと決めるのは、制度でも役職でもなく自分自身。 KDDI Agile
Development Center Corporation 9
潮が強まる汽水域に棲み続けるための三つの力 1 システム全体を 俯瞰的に捉える力 2 事業と、そこで働く社員を 徹底的に知る力 3 不確実性に耐え 継続してやり抜く力
水源から海上まで流域全体を見まし ょう。(抽象視点) 流れる水と、棲んでいる社員を知る 努力をしましょう。(具体視点) 潮の満ち引きに耐え、その場所から 離れず泥くさくやり切りましょう。 目の前の仕事はどこから来て、どこへ流 れていくのか、外を見て内を知る努力を しましょう。 事業に興味を持ち、人に愛情を持ち、人事 の人間である前に、事業の一員でありまし ょう。 うまくいかないことも多いのも人事の仕 事の特徴ですが、そこから逃げ出しては 信頼されることはありません。 KDDI Agile Development Center Corporation 10
自分自身が流れの源(ソース)になる 汽水域に流れ込む川も、はじまるは一滴の湧き水です。 AIが力を貸してくれる時代においても、 人を動かすのは人の想いだと思います。 変革は多数決からは生まれません。 待っていても始まりません。 私は流れを始める最初の1人でありたいです。 参考:ピーター・カーニック「ソース原理」/トム・ニクソン『すべては1人から始まる』 KDDI Agile
Development Center Corporation 11
みなさまへの問い みなさまの組織の汽水域はどこにありますか? そこに、誰が棲んでいるでしょうか? このあとの時間に、ぜひ聞かせてください。 ご清聴ありがとうございました。 KDDI Agile Development Center Corporation
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