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早稲田ビジネススクール 「面白さと純粋に向かい合うことによる事業開発」 高須正和

早稲田ビジネススクール 「面白さと純粋に向かい合うことによる事業開発」 高須正和

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TAKASU Masakazu

July 05, 2020
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Transcript

  1. 高須正和@tks Nico-Tech Shenzhen

  2. 1997-2002 カシオ子会社の 広告代理店 2002-2007 ガリバーインター ナショナル (現IDOM) 2007-2017末 チームラボ 2017末-

    スイッチサイエン ス エンジニアっぽい仕事と いわゆるWebディレクター (受諾側) -専用線の引き込み -サーバの構築 CGIの設置 インターネット関係の経営企画 (システム開発多め,発注側) -Web広告システム開発 -Windows NT > Solarisのシステム 再構築とか、CDN web中心のディ レクターをやり つつ、イベント屋 さんみたいな感 じになっていた 2014- シンガポールへ 2008-メイカーフェア 2011-16 ニコニコ学会β 2014-ニコ技深圳コミュニティ 2016研究者(メイカームーブメント,深圳)
  3. None
  4. Arduino 20,000pcs/Year Raspberry Pi 5,000pcs/Year M5Stack 10,000pcs/Year

  5. 市场规模/Market size 1M U$ 10M U$ 100M U$ 我们Switch Science

    7.5mUSD/Year 750万美元 SeeedStudio+柴火(中国) 秋月電子 30mUSD/Year Element14 日本 世界 Sparkfun(美) Adafruit(美)
  6. 我们的市场仍在增长。/Our market is still growing.

  7. None
  8. 深圳発の開発ボード M5Stack M5Stack 投資+協業 企業:2017年創業の開発ツール。現在は社員50名 きっかけ:メイカーフェア深圳で会い、その後日本ユーザ会を組織 活動:スイッチサイエンスから少額の投資、日本総代理店としての活動

  9. 深圳発の開発ボード Sipeed Sipeed 協業 企業:Ai edge computing (RISC-Vベース)を開発している企業 きっかけ:コミュニティ内で知り合い、開発ボードを入手 活動:スイッチサイエンス,Shigezone等で輸入販売中

  10. SoC製造の民主化 zGlue zGlue コミュニティ形成 企業:SoCを少量・オンデマンドで製造する技術(シリコンバレー企業) きっかけ:CES2019で知り合い、コミュニティに展開 活動:世界最初/唯一のユーザグループを立ち上げ、技術評価中

  11. None
  12. 事業とそのジレンマ 競合がいない 自社にしかできない 競合がいない 自社にしかできない 利益をゴールにする 組織で利益を挙げる 属人化しない 利益をゴールにする 組織で利益を挙げる

    属人化しない ・僕の属人的な活動が、組織としての利益に繋がる=事業 ・ブルーオーシャンでも利益が出るところは? ・競合が参入できず、自分たちはできるものは? ・弊社は中小企業なので、短期で大きな利益にならなくてもよい ・僕個人の人件費や経費は空振りしてもかまわない=多産多死前提 ブルーオーシャン なかなか利益が出 ない 資本力で決まらな い 利益が出るけど 競合も増え 規模とディテールの勝負 に レッドオーシャン化 資本力で勝負が決まる 利益が上がるほどレッドオーシャンになっていく 僕が関心あるのはこちら 今は仕事になっていないのに、すごい人がすごい労力を注い でいるところ=可能性ある
  13. ブルーオーシャンをどうやって事業に繋げるか ・仕事じゃないのにすごいスカラーがあるところ ・自分以外面白がってないことを見つけ、面白さをシェアする ・コミュニティができれば事業になる(かもしれない) 自分しか わからない 自分しか わからない 一部の人は面 白がる

    一部の人は面 白がる 世の中みんなが知っ ている(お金にもなって いる) 世の中みんなが知っ ている(お金にもなって いる) ここのキャズムをどう越えていくか ググったら出てくる, 有名Youtuberが解説している, Amazonで本が何冊も出ている →コミュニティ,集合知
  14. 集合知:ニコ技深圳コミュニティ 経済・経営研究者など -木村公一郎 (JETROアジア経済研究所) -伊藤亜聖 (東京大学准教授) -牧兼充 (UCサンディエゴ、 早稲田ビジネススクール) -梶谷懐(神戸大学)

    -山形浩生(翻訳家・評論家) -高口康太(翻訳家・ライター) 起業家・経営者 -藤岡淳一 (JENESIS代表 ニコ技深圳コミュニティ 共同創業者) -澤田翔 (インターネットプラス 研究所) -金本茂 (スイッチサイエンス) コンピュータ科学者/技術者 -秋田純一 (金沢大学教授/NT金沢) -GOROman (VRエバンジェリスト) -Andrew bunnie Huang (ハードウェアハッカー) コミュニティマネージャー 茂田カツノリ(エンジニア深圳ツアー) 伊予柑(ドワンゴ・自作ゲーム) 中野しほ(ギーク中国語講座) 高須正和(AkiParty,メイカーフェア深圳,SG) 初期:深圳のイノベーター ギークと助け合えるクリエイター 中期:深圳情報を発信できる専門化たち 後期:起業家・経営者たち
  15. 誰も注目してないような、かつ正しい問題を充分な強度で叩けばコ ミュニティはできる ニコ技深圳観察会 2014-19で8回実施、現地集合解散 メンバー全員ブログ公開が必須 2015年時点で、「英語圏含めて、もっとも詳細な深圳のイノベーション解説」 (野村総研総合研究所)と言われる 希少性、先進性は大事 ありふれた活動には、 優秀な人が入ってこない

    ここでもアーリーVSレイトの 構造はある
  16. アカデミアとの距離、アカデミズムの使い方 ・研究者は面白さドリブンで動く専門職 ・そこにはインフルエンサーやライターが持っていない価値がある(それら の職業は、結局は世間のウケを気にしている) ・研究者が何をどう面白がっているかは参考にすべき (学会の仕組み、評 価..アカデミズムの専門家になれなくても同じ言葉が話せる必要がある) まだ小さい分野なら、有名な研究者と一緒に活動ができる 強いアマチュアの価値(by山形浩生) -分野の垣根を越えられる(分野を超える問題はますます大事になっている)

    -熱量 「ジェイコブズの教訓:強いアマチュアと専門家の共闘とは」←ググると出てくる。オススメ 新しい分野をプロ研究者が追いかけてくるなら、その活動には意味がある (メイカー,初音ミク,ニコニコ動画等SNS..)
  17. 面白さとどう向き合うか ・たとえばドクターとは何か →その分野で新発見をし、共有できた人。 未知の一つを既知にした人。 ・その分野でのドクターみたいな感じになれるか なれてるなら可能性はある 大事なのは、実務家と現場の話ができて、研究者と抽象的な話が できること たいていの人が間違って、実務家の書いたわかりやすいビジネス 書やPPTをありがたがる。

    そこには「誰でもわかること」しか書いてない 自分たちにしかわからない希少な面白さが大事 かつ、10年ぐらいでもっと大衆性を持ち得るもの 1-2年では短い
  18. 注目されない分野の価値,イノベーションは辺境から来る ・プレイヤーが少ない分野だと、その道の大御所とすぐ仲良くなれる ・その分野がいつ注目が集まるかはわからない。無名の人が大御所になるかも。 ・「いま有名」な人は新しいことに取り組む暇がない 2014年エンターテイメントコンピューティング学会の論文

  19. 深圳発の開発ボード Sipeed Sipeed 協業 企業:Ai edge computing (RISC-Vベース)を開発している企業 きっかけ:コミュニティ内で知り合い、開発ボードを入手 活動:スイッチサイエンス,Shigezone等で輸入販売中

  20. SiPEEDとのビジネス構築 2019年4月に会社訪問、のっけからCEO とAI+ハードの話で3時間話し込む

  21. SiPEEDとのビジネス構築 すぐにブログ+メディアで記事を書く 自分でもAI処理を試す (弊社での正式販売開始は7月)

  22. SiPEEDとのビジネス構築 日本で初めてSiPEEDプロダクトの本が (日本はこういうエンジニアコミュニティが世界一厚い) 中には弊社の名前も まずSiPEEDのCEOに紹介、こんど本を持っていく 著者(僕とは初対面)も大喜び

  23. ベクトル(方向性を持った力)を大きくしていこう コミュニティに なりえること 自分ができ ること 事業として できること スカラー(純粋な力の量)は何より大事、 スカラーに方向性が伴うとベクトルになる この方向にビジネスを

    大きくしていく さらに、多産多死なので、 ベクトルは1本ではダメ
  24. 気にしている長期的なトレンド ・技術の民主化 ・コンピュータサイエンス ・オープンソース

  25. 例:コンピュータ教育+東南アジア(中国含む) 書評書いたらamazonで本が200冊売れた→イベントへ →コミュニティ化

  26. 例:半導体製造の民主化 Googleもサポートしたオンライン半導体製造 最初の40個に、日本からのチームを送り込めるかも

  27. 妄想:こんなことができるんじゃないか? ・別の工作方法(3Dプリンタとか)or別のマテリアルによる瓦の製造,大学や高専とかと連 携(別のデザインもあるかも) ・教科書作りを中心にしたコミュニティの形成 -オープンソース的な教科書の作り方(Wikiの導入、フィードバック、講義動画を上げても らうとか) ・金属加工は浜野製作所同様、いろいろな可能性がある ベンチャーとの協業、高専などとの協業 最初は利益の出ないところで、「面白いからやる」という社内的コンセンサスをとれるか いずれにせよ、誰がどういう形で、数年単位で仕事にならないことにコミット

    していくか 人材や社内での建て付け、ビジョンの共有
  28. 新刊 「プロトタイプシティ 深圳と世界的イノベーション」 7月31日発刊 編著 高口康太 高須正和 著 藤岡淳一 澤田翔

    伊藤亜聖 山形浩生 インタビュー セクシーサイボーグ GOROman
  29. どうもありがとうございました。 takasumasakazu@gmail.com Twitter: @tks Facebook: https://fb.me/takasuinfo WeChat:takasumasakazu My Wechat/微信