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マイクラ花火師入門

 マイクラ花火師入門

MS Tech Camp #17 後夜祭で使用したスライド資料です。MinecraftConnection ライブラリを使用して花火を打ち上げる方法について説明したものです。

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Transcript

  1. 自己紹介 大川 匠 (たくのろじぃ/Takunology) 日本大学理工学部 4年 / 元高専生 【趣味】プログラミング /

    Minecraft / Azure で遊んだり、Vtuber の配信見たり... 【好きな言語】C#(最近は Windows App SDK / WinUI 3 まわりを触ったりしてます) 【主な活動】 • Microsoft Learn Student Ambassadors (2021/1/7~) • Minecraft with Code Project (2020/11/1~) • MinecraftConnection ライブラリ開発 (2021/7/1~) • classmall Kids マイクラプログラミング講師 (2022/7/6~) 【出版物 (Zenn にて公開中)】 • Azure × LINE Messaging API によるMinecraft 農業の自動化 (2021/3/8) • C#ではじめるマインクラフトプログラミング (2022/2/9) @takunology_net Takunology たくのろじぃのメモ部屋 2
  2. 花火大会を Minecraft で楽しむ企画 オ ン ラ イ ン 3 プログラミング

    (C#) + マイクラで日本の伝統的な花火大会を実現する
  3. 4 花火は影modでこそ輝く 花火大会をもっとリアルな演出で楽しむには? 1. OptiFine Downloads から対象のバージョンをダウンロード 2. このまま Install

    をクリック 3. 起動構成から新規作成をクリック 4. バージョンから Optifine を選んで 起動構成を作成!
  4. 5 5. BSL Shader のサイトにて Files を選択 6. マイクラバージョンに合わせてダウンロード 6.

    マイクラのファイルが入っているところに shaderpacks のフォルダをつくる 7. ダウンロードしたファイルを Zip 形式のまま shaderpacks フォルダの中に入れる 8. 手順4で作成した起動構成で マイクラを起動する
  5. 8 マイクラで花火を打ち上げるには? 方法1 : 花火アイテムをディスペンサーで打ち上げる 方法2 : 花火のデータ構造を作ってコマンドとして実行する /summon firework_rocket

    ~10 ~ ~ {LifeTime:30,FireworksItem:{id:firework_rocket,Count:1,tag: {Fireworks:{Flight:2,Explosions:[{Type:1,Flicker:0,Trail:1,Col ors:[I;15435844,14602026],FadeColors:[I;14602026]}]}}}}
  6. 9 マイクラで花火を打ち上げるには? 方法1 : 花火アイテムをディスペンサーで打ち上げる 方法2 : 花火のデータ構造を作ってコマンドとして実行する → コマンドをもっと簡単に実装したい

    花火ロケットを作るまでの手順が多く、レッドストーン回路が必要になる データ構造の書き方を知らないと難しく、書き間違えると正しく動かない(文字列がクソ長い) • LifeTime : 花火が咲くまでにかかる時間 [Tick] • id : アイテム名 (firework_rocket) • Count : アイテム数 • Flight : 飛行距離 (1~3段階) • Type : 花火の形状(後述) • Flicker : きらめきの有無 • Trail : 流星の有無 • Colors : 花火が咲いたときの色 • FadeColors : 花火が散るときの色
  7. 13 花火の特殊効果を付与する Flicker = true にすると、きらめき効果が付与される Trail = true にすると、流星効果が付与される

    きらめき効果 (Flicker) 花火がパチパチ弾ける 流星効果 (Trail) 花火が軌跡を残す 両方とも true の場合 ※ 特殊効果によって花火の音も変化します
  8. 14 花火が爆発するまでの時間を変える LifeTime に short 型の値を代入することで時間を変えられる 値が大きいほど爆発までにかかる時間が長い = 高い位置で爆発する マイクラの世界では、現実世界の20倍の時間で進む

    → 1[s] = 20[tick] という関係を使用する 1[tick] = 1/20 [sec] = 0.05 [sec] = 50 [msec] 上記の例では 30[tick] に設定されているので、現実世界では花火が打ち上がって 1.5 秒後に爆発することになる 色や形、特殊効果などを色々変えてみると、様々な種類の花火を打ち上げられます!
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  12. 21 マイクラ花火の等加速度直線運動 マイクラの花火は打ち上げ地点から鉛直上向きに等加速度直線運動する 横軸に LifeTime, 縦軸に進んだ距離(ブロック)をとってプロットすると以下のような関係が得られる 多項式近似において、距離が のような関係にあるとき、これを2階微分すると となり、加速度は一定であることがわかる →

    打ち上げた花火は等加速度直線運動に従う (現実の花火は空気抵抗や重力で減速する) 𝑡2 − 𝑡 + 𝐶 ⅆ2 ⅆ𝑡2 𝑡2 − 𝑡 + 𝐶 = const. 𝐶 : 初期条件 (初期値)、 𝑡 : 時間( 𝑥 ではややこしいので文字を変えた) この関係式をうまく使うと、複雑な花火を作ることができる 簡単のため、係数は除く。