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東南アジア
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田中隆志
February 24, 2018
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東南アジア
田中隆志オリジナル
田中隆志
February 24, 2018
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Transcript
東南アジア
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1 東南アジアの位置と主な国々 フィリピン インドネシア ミャンマー ヴェトナム タイ 南シナ海 カンボジア マレーシア
シンガポール 東ティモール ラオス 東経120度 赤道
2 大地形 ユーラシアプレート フィリピン海 プレート インド・オーストラリアプレート 2004年12月26日 10メートルの津波 で250,000の死者がでたスマトラ沖大 津波を起こした巨大地震の震源(バン
ダアチェ) スンダ海溝 フィリピン海溝
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None
None
0 750 1,500 375 Miles チャオプラヤ川 エーヤワディー川 島嶼部 半島部 3
小地形 メコン川 アンナン山脈 パトカイ山脈 (1)主な山脈と河川 ベトナムで大乗仏教が栄えた要因
スンダ海峡 マラッカ海峡 (2) インドネシア周辺の島 カリマンタン スマトラ スラウェシ ティモール バリ ジャワ
4 多様な民族と文化からなる多文化社会 中国 インド 中東 ヨーロッパ 日本 アメリカ ▪古くから中国とインドを結ぶ交 通の要衝で,(
)や( ) 等の移民→中国,インドの影響 ▪10世紀の後の海上から訪れ たイスラム商人の影響 →中東の影響 ▪16世紀の後の欧米列強による 進出 →ヨーロッパ諸国の影響 ▪第2次大戦中の日本の占領 → 日本の影響 華僑 印僑 (1)歴史的背景
【 第二次世界大終了までの植民支配 】 韓国 台湾 フィリピン マレーシア 東ティモール ビルマ インドシナ
香港 マカオ 日本 スペイン (1898年以後 アメリカ) オランダ インドネシア フランス ポルトガル イギリス
(2)宗教分布 ▪ヒンドゥー教・仏教(←インド) ・ミャンマー・タイ・カンボジア・ラオス…インドからの上座仏教 ・ ・・・・・・・………中国からの大乗仏教 ・ 島(インドネシア)…ヒンドゥー教 ベトナム バリ
▪イスラム教(←イスラム商人) ・ (世界で最もイスラム教徒多い国) ・マレーシア・ブルネイ ・ 島のモロ族(フィリピン南部)→独立運動あり インドネシア ミンダナオ
▪キリスト教(←ヨーロッパ) ・ (カトリック)・東ティモール(カトリック) フィリピン
マレー語・インドネシア語・フィリピン語 パプア族 ベトナム語 ミャンマー語 タイ語 クメール語 (3)言語分布 オーストロアジア語族 チベット語族 オーストロネシア語族
(4)複雑な民族関係 「多民族国家の形成」を課題にしている国が多い ①マレーシア:[ ]語(マレー人(6))(公用語) 中国語(華僑・華人(3))・タミル語(インド人(1)) ▪マレー人が約60%、「[ ]政策」 ▪宗教は仏教・[ ]教(国教)・ヒンドゥー教 ▪互いの文化を尊重、共存する政策
マレー ブミプトラ イスラム
②シンガポール(1965年マレーシアから分離独立) ▪[ ]語(国語)・[ ]語・[ ]語・[ ]語の 4つを公用語とする ▪[ ]が人口の70% 華僑
中国 マレー 英 タミル
③その他の民族問題 ▪インドネシアの分離独立運動 ・・・[ ]、パプア州(イリアンジャヤ) アチェ
▪フィリピン南部のモロ族(イスラム教徒)の独立運動
5 東南アジアの農業 (1)背景となる気候環境 Af気候 Aw気候 Am気候 モンスーンの影響 北緯5度 赤道
・河川流域は …雨季に種まき・生育・乾季に収穫 ・ …乾季に火入れ、雨季に種まき(山地の少数民族) ②稲作地帯 焼畑 稲作 (2) 農業 ▪ミャンマー…
流域 ▪タイ… 流域(世界一の米の輸出国) ▪カンボジア… 流域 ▪ベトナム…ホン川・ 流域 ▪インドネシア( )…傾斜地利用の ▪フィリピン( )…傾斜地利用の ①自給的農業 エーヤワディー川 チャオプラヤ川 メコン川 メコン川 ジャワ島・バリ島 ルソン島 棚田 棚田 モンスーンの影響の強いAm,Aw気候地域のデルタ
・・・・生育期間の短い、高収量品種の開発・普及 →1960年代 以降各地に拡大 ③ 。 緑の革命 ▪灌漑・排水施設の整備、農業機械の導入 ▪化学肥料・農薬の投入、雇用労働時間の利用 →タイでは収量が倍増(乾季稲作・二期作の導入) (伝統的な稲作→浮き稲による一期作)
→ 格差が拡大(資本力が必要) 地域間・農家間
④プランテーションの発達…19世紀以降、欧米資本で発達 ▪マレーシア… → 生産へ転換 (イギリス資本中心) ▪フィリピン… のミンダナオ島(アメリカ・日本資本) ▪インドネシア…オランダ植民支配下の 制度 →コーヒー、天然ゴム、油ヤシ
天然ゴム 油やし フィリピン 強制栽培
6 東南アジアの林業 (1)1960年代~日本向けの木材伐採(丸太)盛ん 1970年代 インドネシアのカリマンタン島で乱獲 → 1986年1月~規制 1980年代 マレーシア(サバ・サラワク州)の開発進展 →1993年から規制が進む
1960年代 フィリピンでラワン材乱獲 → 1986年8月~規制 (2)1980年代~林業日本向け丸太の輸出規制 ▪ラワン材やチーク材の伐採 樹種が多いため森林全体を伐採( 方式) 皆伐
マレーシア アジア諸国の丸太輸出量の推移 インドネシア フィリピン 0 10 20 30 40 50
(100万㎥) 1960 1965 1975 1980 1970 1985 1989 1986 1993
フィリピン マレーシア 東ティモール ミャンマー ベトナム 香港 マカオ アメリカ オランダ インドネシア
フランス ポルトガル イギリス カンボジア ラオス シンガポール ①東南アジア諸国の独立 7 ASEANの結成 (1)ASEAN結成の歴史
▪原加盟国:マレーシア・シンガポール・フィリピン・タイ インドネシア ②東南アジア諸国連合の結成(1967年 本部 ジャカルタ) ▪目的…インドシナ半島の社会主義化に対抗(ベトナムに対抗) →経済・社会・文化面で協力へ
▪のちに加盟した国 :ブルネイ・ベトナム・ラオス ミャンマー・カンボジア
③ASEANと他地域の比較 人口・面積・GDP・貿易額 → 規模が大きいのが特徴 人口
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アジア主要国のGDP成長率
8 ASEANの工業 (1)植民地時代…宗主国への資源供給地域 原油、天然ガス、すず、ボーキサイトなど (2)独立後,1980年代以降 [ ]代替型工業化→[ ]指向型工業化 輸入 輸出
日本、アメリカなど企業が に進出 (再輸出を条件に原料や製品の関税を免税) 輸出加工区 輸出品目は1次産品から へ 工業製品
(3)工業化の推進 ①シンガポール・・・東南アジア最大の工業地域へ →[ ]工業地域中心(アジアNIESへ) ジュロン
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②マレーシア・インドネシア・フィリピン・タイ ※マレーシアでは[ ]政策 ・・・外国企業の誘致→1990年代から急速な工業化 石油・天然ガス生産、電気・電子分野が発展 ルック=イースト ・・・日本の集団主義と勤労倫理を学べという政策
③タイ →首都バンコクの発展による一極集中( ) プライメイトシティ
(4)アジア経済危機(1997年~)による一時的危機 (現在は回復) ・・・[ ]→インドネシア・マレーシア→韓国→世界に影響 タイ
(5)近年、工業化をすすめている国 ①ベトナム 1986年~社会主義政権下で市場経済導入と 対外開放政策をとる[ ] (刷新)を展開 ドイモイ → 経済制裁解除により1995年より発展
②ブルネイ… ・天然ガスに依存 石油
③カンボジア・ラオス・ミャンマー ・・・・近年先進国の投資先として発展へ 今、日本の製造業の新たな製造拠点として注目される「 CLMB(カンボジア、ラオス、ミャンマー、バングラデッシュ」の 中の一つ。
9 ASEANの近年の動向 (1)生活の変化と人口移動 ①都市生活の変化 ▪ショッピング街の発展(豊富な品揃え) ▪自動車の急増 ▪都市交通機関の整備(高速道路・地下鉄) ▪家庭電化製品の普及(冷蔵庫・電子レンジ) ▪情報化の進展(衛星放送・携帯電話・インターネット) ②人口移動…都市から農村へ
▪農村と都市との所得格差拡大 ▪就業機会の確保 →バンコクやクアラルンプールなどの大都市の発展 → の発生(交通渋滞、スラム化など) 都市問題
(2)これからのASEAN ①期待される将来像 ▪ASEAN市場の拡大によるさらなる発展 ▪中国、インドに隣接する地域として大きな可能性 (→20億人市場) ②発展のための連携 ▪APEC(アジア太平洋経済協力会議)参加 ▪ASEM(アジア欧州首脳会議)参加 ▪[ ](ASEAN自由貿易圏)構想
AFTA