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2024-03-16 社員30人 → 300人のフェーズを経験し見えてきた、 エンジニアとして成長するための考え方

tan-yuki
March 16, 2024
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2024-03-16 社員30人 → 300人のフェーズを経験し見えてきた、 エンジニアとして成長するための考え方

2024/03/16に開催された技育祭での登壇資料
https://talent.supporterz.jp/geeksai/2024spring/

tan-yuki

March 16, 2024
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  1. 自己紹介 2 名前 田中 佑樹(たなか ゆうき) 経歴 エンジニア󰞵 ⇢ EM󰳗

    誰? Chatwork株式会社 執行役員 兼 CP本部 副本部長 お仕事 プロダクト人材に関わる採用や 組織開発など。 紹介記事 :https://chado.chatwork.com/entry/2022/01/11/100000 ※ 副本部長時代の記事です
  2. 9 事業概要 *1 Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetView Customized Report

    2023年5月度調べ月次利用者(MAU:Monthly Active User)調査。 調査対象はChatwork、Microsoft Teams、Slack、LINE WORKS、Skypeを含む44サービスをChatwork株式会社にて選定。 *2 2023年12月末時点 • 国内最大級のビジネスチャット「Chatwork」を展開。 業界のパイオニアであり国内利用者数No.1*1、導入社数は43.1万社*2を突破 • 圧倒的な顧客基盤とプラットフォームを背景に、DXされた業務プロセスそのものを提供する クラウドサービス、BPaaSを展開 BPaaS (Business Process as a Service) ビジネスチャット「Chatwork」 お客様 オペレーター
  3. 従業員数の推移 12 25人 25人 56人 77人 89人 91人 107人 162人

    251人 312人 463人 2011/3 法人化 (設立) 13人 Chatwork リリース 2015/4 シリーズA 3億 2016/1 シリーズB 15億 マザーズ 上場 2004/11 2005 2008 2011 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023* *2023年度からグループ従業員数 • 2020年頃から、従業員数の増加ペースがアップ • 2022年には300人を超え、現在は上場時の4倍以上の463名に
  4. 従業員数の推移 13 25人 25人 56人 77人 89人 91人 107人 162人

    251人 312人 463人 2011/3 法人化 (設立) 13人 Chatwork リリース 2015/4 シリーズA 3億 2016/1 シリーズB 15億 マザーズ 上場 2004/11 2005 2008 2011 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023* *2023年度からグループ従業員数 入社 • 私は2013年に入社 • 従業員数は入社時点から現在まで、30人 → 300人以上に
  5. 入社後 • 大阪、東京で拠点が分かれており、全社で30人程度 ◦ 東京オフィスはたしか10名ちょっとくらいだった記憶 • マンションの一室を無理やりオフィスにしたような部屋 • 入社当初は現CEO(元CTO)が目の前でコードを書いていた ◦

    チケットもらって開発、を繰り返していた • この頃の経験 ◦ フロントエンドエンジニア ◦ バックエンドエンジニア ◦ etc… ◦ 人が少ないので幅広い役割を求められ、それに応えていた記憶 18
  6. 学んだこと / 経験できたこと / 獲得した知見 • これがスタートアップかぁ!という感覚 • 必要なことは何でもこなすというスタンス •

    一通りの開発業務経験(フロント〜バックエンド〜インフラ周りまで) ◦ JavaScript / PHP / MySQL / AWS(DynamoDB, SQS, S3, etc…) • Chatwork自体のドメイン知識 19
  7. MGRとしての業務や経験 • この頃はまだ会社の人数もそこまで多くなく(50~100人)、引き続き一人がこなす役割 は多かった • 開発業務も並行して対応しながら、MGRとしての業務をこなす (いわゆるプレイングマネージャー的なやつ) • 当然、やったことがないMGR業務なので暗中模索で対応 ◦

    だれも教えてくれる人がいない! • MGRとしてやってはいけないことはだいたい踏み抜いた気がする ◦ 例)チームメンバーと仲良くしていこう! • 自分の知見がない部署も含め、様々な部署のマネージメントを行う ◦ サーバーサイド、フロント、モバイル、etc... 22
  8. • MGRとしての難しさ ◦ 「え・・・MGRやること多すぎない・・・?」 • プロジェクトマネジメントのあれこれ ◦ PMBOK、RDRA、etc… • 様々な領域での技術スタック

    ◦ Scala / CI, CD / TypeScript / React / Redux / Terraform / k8s / … • ピープルマネジメントの難しさ 学んだこと / 経験できたこと / 獲得した知見 23
  9. やったこと • 全体のプロダクト組織設計についての今後を考えた ◦ フィーチャーチームの考え方をまとめ、今後目指す組織体制として定義 ◦ 詳しくは下記 ▪ フィーチャーチーム化への取り組みと、それを支える組織マネジメント体制 ▪

    ↑ 2023年の開発生産性カンファレンスでの登壇内容 • チームや部署の立ち上げ ◦ 人事とエンジニアの連携があまりうまくいってなさそう → DevHRチームの立ち上げ ◦ セキュリティに関する懸念が浮上 → プロダクトセキュリティ部の立ち上げ 26
  10. 学んだこと / 経験できたこと / 獲得した知見 • とにかく落ちているボールを拾い続ける主体性 • 組織、チーム立ち上げのおもしろさ •

    全ては「期待値の調整」から • 「納得」は全てに優先する • 「正解」を追い求めないという態度 28
  11. • なんやかんやあり、本部長に(2023年3月) • その後、執行役員(2023年10月) ◦ エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーなど、約100人の組織を管掌 • やっていること ◦ 戦略策定

    ◦ Capabilityの確保(採用業務、ピープルマネジメント、新卒採用) ◦ プロダクト組織の文化、クレド ◦ コスト管理 ◦ etc…その他あらゆること • より抽象的なタスクになってきている 本部長〜執行役員(2023年〜) 30
  12. なぜ計画的偶発性なのか? 37 終身雇用の終わりと密接に絡んでいる、と言われている。 現代の変化の激しい世の中、VUCAの時代だからこそのキャリアの考え方、とも言える。 従来 現在 長期雇用 雇用の流動性 安心 不安

    計画性 偶然性 従来のキャリア理論 偶発理論 (引用元:キャリア心理学における偶発理論 – 運が人生に与える影響をどのように考えるか –)
  13. エンジニアにおける幅とは? 45 職域の幅 • サーバーサイド / フロントエンド / モバイル /

    SRE / DevOps / セキュリティ • QA / AI / データ / … 職種の幅 • テックリード / EM / プロダクトマネージャー • スクラムマスター / プロダクトオーナー / プロジェクトマネージャー / … 最初から幅を狭めすぎると、偶発的なキャリア形成の幅も狭めてしまう。
  14. 注意事項 49 生存者バイアスって、知ってます? 生存者バイアス(せいぞんしゃバイアス、英語: survivorship bias、survival bias)または生 存バイアス(せいぞんバイアス)とは、何らかの選択過程を通過した人・物・事のみを基準と して判断を行い、その結果には該当しない人・物・事が見えなくなることである。選択バイア スの一種である。

    生存者バイアスの例として、ある事故の生存者の話を聞いて、「その事故はそれほど危険では なかった」と判断するという事例がある。それは、話を聞く相手が全て「生き残った人」だか らである。たとえ事故による死者数を知っていたとしても、当然死んだ人達の話を聞く方法は なく、それがバイアスにつながる。 (引用元:生存者バイアス wikipedia)
  15. 宣伝させてください 51 キャリアの幅、広げたくないですか? 4月〜 詳細公開予定! お待ちください  • サマーインターンシップを開催します🏄 • 選考開始時期:2024年4月〜

    • 開催日程:2〜3weekを予定して調整中 • 開催場所:Chatwork 東京オフィス × オンライン • 待遇:交通費,宿泊費の全額支給