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IBM Red Hat Dojo #03 RHELの認証基盤を体験してみよう

Mats
November 30, 2020

IBM Red Hat Dojo #03 RHELの認証基盤を体験してみよう

Active Directory のように Linux でも認証基盤を使えないものか。。。
Identity Management (Idm) によるLinux向け認証基盤をご紹介致します

Mats

November 30, 2020
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Transcript

  1. IBM Developer IBM Red Hat Dojo #03 RHELの認証基盤を体験してみよう Active Directory

    のように Linux でも認証基盤を使えないものか。。。 Identity Management (Idm) によるLinux向け認証基盤をご紹介致します。 Online 2
  2. 本⽇の⽬的とゴール ⽬的 •Linux版のLDAPツールとしての Directory Server/Identity Management をご紹 介致します。 •Identity Management

    (OSS版)を通してLinuxの認証基盤を体験していただきま す。 ゴール •WebUI上でユーザー/グループ/ホスト管理を体験していただきます。 •WebUI上でユーザーを作成しSSO環境を体験していただきます。 本イベントの想定参加者 •システム構築や検討に関わる⽅でLinuxの認証基盤に興味がある⽅ •PCの基本操作が可能な⽅ 4
  3. コンテンツ 1. Identity Management(Idm) 紹介 2. ハンズオン I. Idmサーバーへログイン II.

    IdmサーバーのWebUI経由でユーザーを作成 III.作成したユーザー経由でシングルサインオンを体験 IV. Quiz。割り当てられたHBACはどんなものか、当ててみる 5
  4. 1. Identity Management(Idm) 認証管理基盤 LDAPサーバーへアクセスする時に使うプロトコルがLDAP。 ネットワークの情報を⼀元管理するディレクトリサーバーをLDAPサーバー。 6 LDAPの仕組み •Windows Active

    Directory(AD) •Linux Open LDAP、Samba等多数 LDAP サーバ アプリケーション サーバ ユーザー ① ② ③ ④ LDAP 参照 【図解】初⼼者にも分かるLDAP⼊⾨〜仕組みや概念,ス キーマ,認証/連携の具体例,ADやデータベースとの違い〜
  5. 1. Identity Management(Idm) 9 Identity Management Directory Server =LDAPサーバー Identitiy

    Mangement •LDAP機能 •SSO機能 •公開鍵基盤 •DNS機能 •WebUI機能
  6. • Identity Management でできること • ☑RHEL系 Linux 上でのユーザ/ホスト/サービス(プリンシパル)の⼀元管理 • ☑上記プリンシパルに対する

    Kerberos 認証によるシングルサインオン • ☑AD のセキュリティグループのようなグループ管理 • ☑ホストベースアクセス制御(HBAC) •AD とフォレスト信頼を結び,AD ユーザが FreeIPA 内のサービスにアクセスす る際にシングルサインオンを提供する。 •⼆要素認証 (TOTP, HOTP) •証明書の発⾏ •XMLRPC API の提供 •マルチマスタレプリケーション •ロールベースアクセス制御 (RBAC) •その他 10 1. Identity Management(Idm)
  7. 2. ハンズオン 11 ①Identity Management のWebUI を操作 ②Kerberos 認証によるシングルサインオン、ホストベースアクセス制御(HBAC)を体験 ⼿元のPC

    (Mac/Windows) RHEL8 Idm Server RHEL8 Idm Client RHEL8 Idm Client RHEL8 Idm Client ① rhdojo03ipa rhdojo03cli1 Ubuntu18 Idm Client ② ② ② ② rhdojo03cli2 rhdojo03cli3 rhdojo03cli4
  8. 1. Idmサーバーへログイン 2. Idmサーバー の WebUI を通してユーザーを作成 ユーザーを⾃分たちでつくってもらう 3. Idmサーバー

    が管理する複数の機器へ作成したユーザーでサインオン 4. WebUIによるグループ管理とホストベースアクセス管理(HBAC) 講師が⽤意したHBACを有効・無効を切り替えて、参加者がアクセスを確認 12 2. ハンズオン インストール・設定等につきましては、以下Qiitaに記載いたしましたのでご参照くださ い。 FreeIPA で IBM Cloud 上に LDAP 認証基盤を構築 https://qiita.com/TeruyoshiMatsu3/items/6db4c4ba2f54c742c764
  9. 2. ハンズオン • Setp1. Idmサーバーへログイン 13 ① をクリック ②「Windows PowerShell」

    をクリック ③ PowerShell起動 ④ PowerShellをピンどめ Windowsご利⽤の⽅へ 今回はPowerShellを多⽤しますので、タスクバー へピン留めしておくことをお勧めします。
  10. 2. ハンズオン ・step1.Idmサーバーへログイン 14 Windows Linux C:¥Windows¥System32¥driv ers¥etc¥hostsファイルを編集 /etc/hosts ファイルを編集以

    下を追記 「詳細設定」をクリック」 「…安全ではありませ ん。」をクリック 161.202.122.172 rhdojo03ipa.rhdojo03.local rhdojo03ipa 161.202.122.174 rhdojo03cli1.rhdojo03.local rhdojo03cli1 161.202.122.163 rhdojo03cli2.rhdojo03.local rhdojo03cli2 161.202.122.165 rhdojo03cli3.rhdojo03.local rhdojo03cli3 161.202.122.167 rhdojo03cli4.rhdojo03.local rhdojo03cli4 IPアドレスとFQDNの対応をHostsファイルに記載 Webプラウザのアドレス欄に[161.202.122.172 ]
  11. 2. ハンズオン • Step3. 作成したユーザーでサインオン 18 1. Windowsから PowerShell を起動

    2. ssh [ユーザー名]@rhdojo03rcli1.rhdojo03.local 3. ssh [ユーザー名]@rhdojo03rcli2.rhdojo03.local 4. ssh [ユーザー名]@rhdojo03rcli3.rhdojo03.local 5. ssh [ユーザー名]@rhdojo03rcli4.rhdojo03.local ssh [email protected] コマンド例 海外キーボードになっています。 @: “shift” + “2”
  12. 2. ハンズオン • Quiz結果検証 25 25 user02 User01でホスト01にアクセスできること ホスト02,03にアクセスできないことを確認 user03

    User02でホスト02にアクセスできること ホスト01,03にアクセスできないことを確認 user04 User03でホスト03にアクセスできること ホスト01,02にアクセスできないことを確認
  13. 1. OpenLDAPについて RHEL では⾮推奨 代替としてこれからは Identity Management(Idm) 2. Linux でもユーザーやホストを⼀元管理することを体験できた︕

    作成したユーザーでSSOを体験することができた︕ HBAC を体験することができた︕ 本⽇の振り返り 26
  14. Appendix 以下については、 Qiitaに記載いたしましたのでご参照ください。 FreeIPA で IBM Cloud 上に LDAP 認証基盤を構築

    • RHEL8 IPA Server インストール&設定 • RHEL8 IPA Client インストール&設定 • Ubuntu18 IPA Client インストール&設定 28
  15. 次回12/14(⽉)に 「 Red Hat Dojo #4 : Red Hat Insights

    を使って IBM Cloud 上の RHEL8 を覗いてみよう︕」 を予定しております。 予告 29
  16. IBM Developer Dojoは開発者の⽅を対象に、IBM Cloudを主とした技術情報をお伝えする⽬的で開催して います。講師や運営スタッフにより、開催毎に最適と判断した内容でお届けしています。 現在、ハンズオンを伴う講義はお客様の費⽤負担がない環境と⼿順でご案内しています。講義終了後、不要 になりました制作物はお客様ご⾃⾝で削除をお願いいたします。クレジットカードの登録が伴わない場合、 費⽤は⼀切発⽣致しませんが、ご登録いただいたお客様はご注意ください。 講師陣はみなさまの利⽤状況を個別に確認することはできません。 ご理解とご協⼒をお願いいたします。

    利⽤したサービスの削除⽅法については講義の中でご案内します。 ご不明な点がございましたら、当⽇確認をお願いいたします。 講義終了後、 IBM Developer Dojoに関するお問い合わせは「Slack」にお願いします。それ以外のIBM Cloudのお問い合わせにつきましては、弊社サポートセンターまで、次のいづれかの⽅法でお問い合わせく ださい。 IBM Cloudダッシュボードの「サポート」メニューから「Case」を作成し、英語でご記⼊ください IBM Cloudサポートセンター「相談する」ボタンからチャットまたは電話でご連絡ください https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/support ご参加ありがとうございました。 免責事項 31