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AI時代、エンジニアはどう育つのか -未経験エンジニアの成長を間近で見て考えたこと-
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ta-hasunuma
July 13, 2026
Programming
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AI時代、エンジニアはどう育つのか -未経験エンジニアの成長を間近で見て考えたこと-
ta-hasunuma
July 13, 2026
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Transcript
AI時代、エンジニアはどう育つのか - 未経験エンジニアの成長を間近で見て考えたこと - 2026.07.14 KAG AI WEEK Summer Day2
蓮沼 龍弥(KDDIアジャイル開発センター)
1 KDDI Agile Development Center Corporation 自己紹介 所属 • KDDIアジャイル開発センター
• ビジネスイノベーション開発2部 • 2年目 担当業務 • WEBアプリケーション開発 • 内製開発支援 最近の趣味 • 映画 • サウナ 蓮沼 龍弥 はすぬま たつや
2 KDDI Agile Development Center Corporation 今日話すこと 対象 • 未経験エンジニアの方
• 未経験エンジニアを育成しているdev・リード の方 今日伝えたいこと 自チームでお客様の内製化支援に並走して考えた、以 下の2つ 未経験エンジニアの成長を支えた、2つの姿勢 その姿勢を、内製化支援担当としてどう後押ししたか 2年目が教育を語ることについて あくまで現場で見た一つの視点です そういう考え方もあるんだ、くらいで聴いていただきたいです
3 KDDI Agile Development Center Corporation 本日の内容 1 発表の背景 2
AI時代の学習環境 3 2つの姿勢と取り組みの例 4 まとめと結論
4 KDDI Agile Development Center Corporation 発表の背景 1 発表の背景 2
AI時代の学習環境 3 2つの姿勢と取り組みの例 4 まとめと結論
5 KDDI Agile Development Center Corporation 発表の背景 内製化支援を担当している案件で、開発未経験だったエンジニアが、今では • お客様側のメンバー同士でチームを組み、チケットを独力で完了できるようになっている
• AIと対話しながら、難しい設計にも挑戦できるようになっている 今日は、AIとどう向き合ってきたか、そして自分がどう関わってきたかをお話しします 配属時期:約1年前 | 配属前の状態:開発経験なし(研修で少し開発をした程度)
6 KDDI Agile Development Center Corporation AI×未経験エンジニアの学び 1 発表の背景 2
AI時代の学習環境 3 2つの姿勢と取り組みの例 4 まとめと結論
7 KDDI Agile Development Center Corporation AI時代の学習環境 気軽に質問できる環境 AIにいつでも気軽に質問できるようになった。先輩に聞くより心理的ハードルが低く、「わからな いことをそのままにしない」土台が作りやすくなった
独力で調べられる範囲の拡大 独力で調べられる・試せる範囲が広がった。昔は詰まって止まっていたところも、AIと壁打ちしな がら自分の手で進められるようになった AI自体は、未経験エンジニアにとっての追い風です ほとんどの方が理解していると思いますが…
8 KDDI Agile Development Center Corporation 追い風の裏側にあるもの • 今の時代、プロンプト一つで機能を実装できてしまう •
未経験エンジニアにとってこれは、「自分は本当にできるようになっているのか」という不安にもなる • AIができることと、自分ができることの間のギャップこそが、この不安の正体 このギャップとどう向き合うか。実はそこに、この1年の成長を分けた分かれ目があったように思います
9 KDDI Agile Development Center Corporation AI時代の追い風の使い方 その分かれ目は、「AIに実装を委ねきらない」という姿勢でした では、なぜこの姿勢があると成長できるのでしょうか?
10 KDDI Agile Development Center Corporation 現場で感じたこと 1 指示 2
AIによる実装 3 人間によるレビュー この中で難易度が高いのは最後の「レビュー」。 → 自分で手を動かした経験がない人は、AIの出力を正確にレビューできない、と感じた AIに委ねきる 判断力・レビュー力という「土台」を鍛える機会を失 ってしまう 意図的に委ねきらない 判断力・レビュー力という「土台」が育っていく この姿勢が重要 出典 t_wada氏対談「AI疲れとの向き合い方 / "ジュニア不要論"の本質 / "エンジニア育成"の解法 / ”バイブコーディング”は正義か悪か / ”チーム開発"はモブプロで解決」 AI実装の流れ
11 KDDI Agile Development Center Corporation 「意図的に委ねきらない」に共通する姿勢 ① わからないことをそのままにせず、立ち止まって聞く ②
あえてAIを使わずに、自分の手で実装する経験を積む
12 KDDI Agile Development Center Corporation 2つの姿勢と取り組みの例 1 発表の背景 2
AI×未経験エンジニアの学び 3 2つの姿勢と取り組みの例 4 まとめと結論
13 KDDI Agile Development Center Corporation 2つの姿勢と取り組みの例 ① わからないことをそのままにせず、立ち止まって聞く
14 KDDI Agile Development Center Corporation 立ち止まって聞く どうやっていたか • AIに質問を積極的に行っていた。AIが出力したコードを質問したり、特に、実装する部分を見つけるためにAIを用い
たりしていた • 内製化支援として・よかったと思ったこと お客様同士でペアを組んでみたこと → そのペアでAIを教師役として質問させながら、ゆっくり進める場を作れた • (個人的に) うまくいできてなかったこと 経験者による過剰なナビゲーション → 経験者がナビゲータに回ると、基礎的なものはスムーズに進みすぎる部分もあり基礎的な質問をしづらくさせていたかも。 ナビゲータとしての振る舞いは今後考えたい。 結果 今ではドメイン駆動設計の概念をある程度理解し、お客様が独力で実装できるようになった AIに質問する、これは皆さんもやっていることかなと思いますので次へ。
15 KDDI Agile Development Center Corporation 2つの姿勢と取り組みの例 ② あえてAIを使わずに、自分の手で実装する経験を積む こっちの方が大切だと思います
16 KDDI Agile Development Center Corporation 自分の手で実装する どうやっていたか AIに実装そのものを任せるのではなく、 まずどこを実装すべきかを自分で見つけ、実装自体も自身で行う
内製化支援として・良かったこと 生産性が落ちるとしても、AIを使うことや仕様駆動開発を強制しなかった 結果 「自分の力で実装できた」という成功体験が、次への自信につながっていった → 序盤で紹介した「ギャップ」の解消につながる 振り返りで上がっている付箋 →
17 KDDI Agile Development Center Corporation ②のエピソードを支える考え方 AIに実装させる 先に答え(動くコード)を見てから、それを理解しようと する学習
自分で実装する 自ら問いを立てて、自分の力で答えに辿り着く学習 生成効果 自分で情報を生み出す方が、記憶や理解に残りやすいという学習効果 生産的失敗 正解を教える前に、あえて自力で試行錯誤させる方が理解が深まるという学習効果 AIを使わないことで自分で考える過程を大切にでき、それが学習につながる 出典 学習科学に関する参考資料(生成効果/生産的失敗) ※本当の初心者には先に手本を見せる方が効く場合もある(Worked-example effect)。基礎を学び終えたら自力で考える価値の方が上回るとされる
18 KDDI Agile Development Center Corporation まとめ • 前提として、AI自体は「追い風」。気軽に聞ける、独力で調べられる範囲が広がった •
ただし、この追い風を活かせるかどうかは「AIに委ね切らない」姿勢次第 ① わからないことをそのままにせず、立ち止まって聞く ② あえてAIを使わずに、自分の手で実装する経験を積む • 自分にできないことがAIにはできてしまうというギャップは、不安の種になりやすい。①②はそのギャップを自 分の手で埋めていくための姿勢でもある • 共通する土台は、スピードよりも理解を優先して"ゆっくり"進めること → 今時間をかけて進めることは未来への投資になる。 AI時代になっても、伸びるための原則はAIが合ってもなくても一緒…? 変わったのは、その原則を実践しやすいかどうか、という環境の方だと思います
19 KDDI Agile Development Center Corporation まとめと結論 1 発表の背景 2
AI×未経験エンジニアの学び 3 2つの姿勢と取り組みの例 4 まとめと結論
20 KDDI Agile Development Center Corporation 結論・メッセージ 自分にできないことが、AIには簡単にできてしまう。そのギャップに不安を感じることもあると思います(実は自分もそうです)。 未経験エンジニアへ AIに委ね切らず、立ち止まって聞き、自分の手で作る経験を残すこと。
それが遠回りに見えて、実は一番の近道です。 内製化支援担当へ 「AIを使わせない時間」をあえて作ることも、支援の一つ。 「お客様だけのペアでゆっくり作業させること」も成長につながる。
21 KDDI Agile Development Center Corporation クロージング 今日お話しした内容は、まだ「答えが出た」わけではないと思っています。 これからも現場も変化を観察し続けたいと考えています。 ※今回は、「AI使わないで自力で」のような発表になりましたが、決してAI否定しているわけではないです!AI大好きです
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