200908 デジタルシフト推進リーダー向け研修 / DX-leader training

Transcript

1. Covid-19とスマート東京の推進 令和 2年 9月 東京都副知事 宮坂 学
4. かつて携帯電話もパソコンも「つながる」力をもっていなかった。 4
5. 我々のミッションは？ 5
6. 情報技術で 都民のQOLに貢献する 6
7. QOLを自分の日常の言葉に引きつけてみると…  この街で生まれ育ってよかった  生まれ変わってもここで生まれたい  この街で働けることを誇りに思う  この街はかっこいい、coolだ！  転職してもこの街で仕事したい  この街で宿泊してよかった。次もここで 7
8. 我々のビジョンは？ 8
9. 東京版Society 5.0 「スマート東京」を作り上げる 9
10. スマート東京の全体像 10
11. 既存技術でQOLに貢献 イマココ 情報技術で QOLに貢献 QOL 幸福 well-being 時間 1995年頃 11
12. 2020年2月7日 「スマート東京実施戦略」発表 スマート東京実現に向け、 取組を具現化・加速化 12
13. スマート東京の実現に向け、３つの柱を 立て、施策を展開 「電波の道」で「つながる東京」 （TOKYO Data Highway) 公共施設や都民サービスのデジタルシフト （街のDX） 1 2 3 行政のデジタルシフト （行政のDX） 13
14. さらに…「Withコロナ視点で 社会構造を変革する」 Withコロナで DXを加速 14
15. 情報技術を使うことで 対面／接触前提社会から 非対面／非接触前提社会へ 15
16. デジタイゼーション （PC/スマートフォン導入） デジタライゼーション （ICT推進） デジタル トランスフォーメーション （変革） 手書きからPCによる資料作成 に変わり、電子媒体でデータ 保存が可能となる ペーパーレス、キャッシュ レス、オンライン会議など、 非対面、非接触でのやり取り が可能となる 物理的な空間やモノが必要 なくなり、働き方や起業 そのもののあり方が変革する プロセスの一部がデジタルに 置き換わる プロセス全体がデジタル化 される 社会そのものが変わる 事例 定義 現在の到達 地点 当面の目標 長期戦略 の目標 デジタライゼーションから着実に進め、DXまで実現する 16
17. 世界から選ばれる都市となるため、 都政のDX推進を梃子に、構造改革を推進する  行政のみならず社会全体のDXの遅れなど、わが国が抱える 構造的な問題が浮彫りに 社会の構造改革 都政の構造改革 ・ 都政のＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）推進 を梃子とし、 ・ ＱＯＳ（クオリティ・オブ・サービス）を飛躍的に向上 させ、 ・ 都民の期待を上回る価値を提供 する と を進め、 ポスト･コロナを見据えた前向きな社会変革へ繋げていく 都政の構造改革 17
18. 変革･改革 デジタイ ゼーション covid-19 DXの進捗 時間 2001年1月 「e-Japan戦略」 2020年 デジタライ ゼーション 3年以内 2023年 デジタルトランス フォーメーション As is 3つのレス 等 なぜ、今、構造改革が必要なのか 18
19. ＊ ICT推進部・行政改革推進部で、ウイズコロナに対応した未来型のオフィス、働き方の プロトタイプをつくる ＊ 都民ニーズを迅速に反映させ､改善を繰り返す 『デザイン思考・アジャイル型』で、 デジタルによる行政サービスの提供に挑戦する  密を回避 リアル (導入例） ・Network ・SaaS(※) ・スマートフォン ・クラウド バーチャル (※ Software as a Service) 机/椅子、窓口、印刷物、コピー機、PC ・ペーパーレス、オンライン申請等を推進 デジタルへの投資 モノへの投資 (導入例） サテライト、仕切板、検温 ・機動性を確保 ・密を回避 『デジタル推進エリア』で改革に挑戦する ＜バーチャル都庁構想＞ デジタル空間にもうひとつの都庁を作り出し、 デジタルテクノロジーを駆使した都民サービスを実現 19
20. スマート東京の実現に向け、３つの柱を 立て、施策を展開 「電波の道」で「つながる東京」 （TOKYO Data Highway) 公共施設や都民サービスのデジタルシフト （街のDX） 1 2 3 行政のデジタルシフト （行政のDX） 20
21. 「電波の道」で、いつでも、誰でも、 どこでも「つながる東京」を実現する  いつでも  誰でも  どこでも  なんでも  何があっても 21
22. 建物(東京ビッグサイト) 道路 公園 橋梁 バス停 地下鉄出入口 信号機 地下街 建物(国際フォーラム) 東京がつながる バス 地下鉄 5 22
23. 都保有アセットの開放 5Gアンテナ基地局の設置を促進する ため、約15,000件のアセットを開放 （R2.6月末時点） 23
24. 信号機 地下鉄出入口 街路灯 バス停 アンテナ設置のイメージ 24
25. スマートポールの設置 ー西新宿ー 先行実施エリアの西新宿で、日本初の5G搭載スマートポール を運用開始 25 ▪2020秋までに、各種機能を搭載した７基のスマートポールを先行・試行設置 5Gアンテナ基地局、高速Wi-Fiアクセスポイント、USB充電機能、環境センサー 等を搭載 7月10日開始 7月10日開始 7月22日開始予定
26. スマートポールの設置 －ニューヨークー （出典：Link NYC) ▪機能 • インターネットアクセス • タッチタブレット • 電話(国内電話、緊急電話) • USBポート(携帯充電) • サイネージ ▪設置数 • 1780基【2019年4月時点】 ニューヨーク市は、今後１万か所に設置する予定 26
27. 自治体HPアクセス集中対応のためのガイドライン 27  避難情報等が発信される自治体ＨＰは、災害時、住民に とって重要なツール  アクセスが集中し、ＨＰの表示が遅くなる、閲覧が出来なく なるという事象が発生しないよう、事前に実施できる技術的 な対策等をまとめたガイドラインを作成・提示(2020年2月） ▪事前の対応策 ①アクセス負荷を分散 ②アクセス負荷を軽減 ▪具体的な対策手法案 ①アクセス負荷を分散 CDN（ｺﾝﾃﾝﾃﾞﾘﾊﾞﾘｰﾈｯﾄﾜｰｸ)、Yahooｷｬｯｼｭｻｲﾄ ②アクセス負荷を軽減 画像などのコンテンツの軽量化
28. スマート東京の実現に向け、３つの柱を 立て、施策を展開 「電波の道」で「つながる東京」 （TOKYO Data Highway) 公共施設や都民サービスのデジタルシフト （街のDX） 2 1 3 行政のデジタルシフト （行政のDX） 28
29. データ共有と活用の仕組みをつくり、 行政サービスの質を向上させる × デジタル オンライン教育 教育 × デジタル オンライン診療 医療 × デジタル テレワーク 働き方 × デジタル スマートモビリティ 交通 29
30. ベイエリア 都心部 島しょ地域 西新宿 南大沢（東京都立大学） 30 「スマート東京」先行実施エリアの整備
31. ・東京都・国の支援情報を合わせて掲載 ・3stepでニーズに応じた支援情報を ・掲載情報はオープンデータとして公開 ・ソースコードも公開（7/9～） https://covid19.supportnavi.metro.tokyo.lg.jp/about# sourcecode デジタルを活用した都の対「Covid-19」取組① ・プログラムのソースコードを公開 （3か月で1000件以上改善） ・掲載情報はオープンデータとして公開 対策サイト （累計訪問者数 約1540万人※） Covid-19対策にかかる情報発信を強化 支援情報ナビ （累計訪問者数 約50万人※） （※…6/30時点） 31
32. ・新型コロナ・テックパートナー企業を選定 ・店舗等の訪問履歴を基に、感染症情報等を お知らせ ・都立施設で感染症のクラスターが発生した 場合、訪問履歴を基に利用者へお知らせ ・6/12のサービス開始。127施設で導入済 都立施設 飲食店等 都立施設や飲食店等の来訪者に見守りサービスを提供 デジタルを活用した都の対「Covid-19」取組② 32
33. スマート東京の実現に向け、３つの柱を 立て、施策を展開 「電波の道」で「つながる東京」 （TOKYO Data Highway) 公共施設や都民サービスのデジタルシフト （街のDX） 2 1 3 行政のデジタルシフト （行政のDX） 33
34. 行政のデジタルトランスフォーメーション を強力に進める  行政手続きをデジタル化し、より早く、 より便利に  働く道具を最先端に 34
35. 都の行政手続総件数の98％にあたる 169の手続きをデジタル化する 行政手続きのデジタル化 「原則文書、デジタルでも可」 から 「原則、デジタル」へ大転換 35
36. 都・自治体間Web会議システムの導入支援  都と都内全62自治体の間でWeb会議環境を整備  当システムにより自治体間、さらには自治体と中小企業等 との間でもWeb会議環境が実現 東京都 自治体 自治体 中 小 企 業 中 小 企 業 〔事業イメージ〕 【都庁特別会議室等】 【自治体B】 【自治体A】 東京都が保有するライセンスを 使って開催する会議に市町村が参加 【自治体A】 【中小企業】 民間が保有するライセンスを 使って開催される会議に参加 36
37. 情報技術は 距離を潰す 脱「密」できる 疎でも便利が可能に 37
38. 密で便利 38
39. 疎で便利 への挑戦 39
40. これから増やすべきは どちらでしょうか？ 40
41. 会議とweb会議 41
42. 住民票とマイナンバーカード 42
43. 対面医療と遠隔医療 43
44. 一斉授業とオンライン授業 44
45. 通勤電車とテレワーク 45
46. 現金／印紙とキャッシュレス 46
47. 紙で申請と電子申請 47
48. 交通量調査と AIカメラでの流量調査 48
49. 窓口行政サービスと オンライン行政サービス 49
50. 実印と電子署名 50
51. PDFで公開と オープンデータで公開 51
52. パンフレットで周知と インターネットで周知 52
53. デジタル以前に発明された 技術、制度で最適化した社会 から デジタルを前提とした デジタル前提社会へ 53
54. 皆さんと学ぶ場を 共に学び、共に高めあう 情報技術で 都民のQOLに貢献する 54
55. 皆さんのリーダーシップで デジタルシフトを加速させ ましょう 55
57. 江戸から東京へ、さらに東京から スマート東京へ飛躍する 密なSociety3.0/4.0に戻らず疎なSociety5.0へ 57
58. EOF