Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

220526 東京デジタルアカデミー エグゼクティブセミナー / ExecutiveSeminar

220526 東京デジタルアカデミー エグゼクティブセミナー / ExecutiveSeminar

More Decks by 東京都副知事 宮坂学

Transcript

  1. これまでの取組成果 ペーパーレスの推進 0 50,000,000 100,000,000 150,000,000 200,000,000 2016年度 2017年度 2018年度

    2019年度 2020年度 2021年度 ▲ 55% 2016年度 約 2.0億枚 2021年度 約0.9億枚 ▲ 14% 構造改革 ▲ 10% ▲ 33% 50%削減目標(2021年度) 全庁コピー用紙調達量
  2. デジタル化への取組状況 R2継続 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月

    12月 1月 2月 3月 63件 88件 136件 16件 新規16件 新規31件 新規14件 32件 122件 新規25件 新規34件 161件 新規25件 175件 新規14件 186件 新規11件 212件 新規26件 228件 新規16件 239件 新規11件 255件 新規16件 全庁でデジタル化の取組が増加 各局支援件数(R3) デジタルサービス局における各局支援件数の推移
  3. 各局がバラバラにデジタルサービスを開発・運用しており、目指す サービス水準や品質管理が一定でないことが要因としてあげられる サービス層 システム連携基盤 全庁共通基盤 データセンター、PC、ネットワーク、スマートフォン etc データ管理 PJ PJ

    PJ PJ PJ PJ PJ PJ PJ PJ 各局がそれぞれ開発 現状:各局がバラバラにサービスを開発 システム間連携等 各システムに、ユーザーが共通する情報を何度も入力 課題認識(要因)
  4. システム連携基盤やデータ管理層等での共通化・標準化を図っていく ことで、サービスの質の均一化を目指す サービス層 全庁共通基盤 データセンター、PC、ネットワーク、スマートフォン etc PJ PJ PJ PJ

    PJ PJ PJ PJ PJ PJ SaaS、ID、ベース・レジストリ etc BI(アクセス解析、NPS etc) システム連携基盤 データ管理 将来像:サービス開発の共通化・標準化 システム間連携等 一度登録された情報は、システム側が、他の手続きでも引用 目指す将来像<サービスの質の均一化>
  5. 都庁には多様なバックグラウンドを持つ人材がいて、 さらには、局長級はもちろん、あらゆる職層の職員が 共通の価値観を持ってサービスの質を上げていかなければなら ない。 顧客視点でデザインしよう シンプルなサービスを心がけよう 誰ひとり取り残されないようにしよう 資源(データ)を最大限に活用しよう 安全安心なデジタル社会をつくろう オール東京一丸となって取り組もう

    都政の見える化をしよう 都民と共創しよう つねに見直し、チャレンジし続けよう ともに学びつづけよう #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 顧客のための行政サービスを常に心がけ、顧客の声を聞き、 顧客の目線でデジタルサービスを構築・提供 標準化・共通化により本当に必要なものから シンプルにデジタルサービスを作っていくことを心掛ける 誰もが必要なサービスを享受できるよう、多様性に配慮し、 誰ひとり取り残されないデジタル社会をつくる 都民の資産であるデータを最大限に活用することで、 より良いデジタル社会を実現する 誰もが安全安心に利用できるデジタル化を実現し、 信頼できるデジタル社会を構築する 身近なサービスを提供する区市町村、デジタル社会形成を推進する 国と一丸になって、デジタルサービスを構築する 都政の活動を見える化し、広く都民が知り参加してもらうことで、 より良い都政を実現する 職員だけで考えるのではなく、都民の方々と共創することで、 より良いデジタル社会を構築する 前例にとらわれるのではなく、新たな価値創造を目指して チャレンジを続け、継続的な改善を促進する 関係者全員が学びを続けることで、 より良いデジタルサービスを構築・提供する #10 行動規範 - 共通の価値観/10か条 -
  6. # DO 1 顧客視点でデザインしよう 2 シンプルなサービスを心がけよう 3 誰ひとり取り残されないようにしよう 4 資源(データ)を最大限に活用しよう

    5 安全安心なデジタル社会をつくろう 6 オール東京一丸となって取り組もう 7 都政の見える化をしよう 8 都民と共創しよう 9 つねに見直し、チャレンジし続けよう 10 ともに学びつづけよう # DON’T 1 行政視点でデザインしよう 2 沢山作りこんで使いやすいサービスを心がけよう 3 特定のユーザーをターゲットに優先しよう 4 データはしっかり保管し、触らないようにしよう 5 危険で不安なデジタル社会をつくろう 6 東京のことは東京都だけで取り組もう 7 都政はクローズドに見せずにいこう 8 職員だけで作っていこう 9 前任者のやり方は変えずに踏襲しよう 10 専門的なことは専門家に任せよう 行動規範10か条 > DO/DON’T
  7. 0.00% 0.50% 1.00% 1.50% 2.00% 2.50% ドイツ フランス アメリカ イギリス

    イタリア 日本 日本 人材投資/GDPの国際比較(2005-2015) (出典)生産性白書2020(日本生産性本部) 日本の人材育成投資は、主要国の中で低水準
  8. 組織全体で4つのQを大きくしていく IQ EQ GQ DQ ビジネス力 IQ EQ チームプレイ力 GQ

    行政力 DQ デジタル力 ビジネス力、チームプレイ力、行政力に加え、「デジタル力」を向上
  9. デジタル人材育成の考え方 ICT職向け 全職種向け デジタル力のレベルと育成策 全職種向け プロフェッショナル リスキリング つくる be able

    to create 使える be able to use 分かる make sense リテラシー  デジタル力のレベルに応じた育成策を体系的に整備  行政サービスを変革する「デジタル人材」へと育成 データ・デザインなどの高度な専門 研修の拡充 民間企業や海外への研修派遣 コミュニティ構築 ICT職向け デジタルリテラシー維持向上 受講規模:40,000人/年 リスキリングによる人材育成 受講規模:5,000人/5年 全職種向け
  10. いつでもどこでも学べるよう、 オンラインを活用した学習環境 を整備 業務改善等への活用を見据え、研修時に ノーコード/ローコードツール を導入 Ex.) オンライン学習ツール研修  情報技術関連の動画講座を受講

     隙間時間やテレワークなど 柔軟な受講形態  オンデマンドで何回でも 視聴可能  アイデアソン型研修  ワークショップ型研修(長期)  IT基礎研修 (ITパスポートレベル相当) などを実施 東京デジタルアカデミー 人材育成策(抜粋) デジタル力レベル 「分かる」 デジタル力レベル 「使える」
  11. • クラウド上でオフィスソフト やスケジュール、メール、 チャットの利用が可能 • クラウドストレージも実装 し、都庁内外でのファイル共 有や職員間の資料の共同編集 が円滑に実施可能 •

    メールBox容量を現在の 500MBから100GBに増強 内部事務系 インターネット接続系 (物理端末) (仮想端末) ファイルサーバ 各種システム スマートフォン連携強化! (管理職+業務用スマホ) セキュリティ強化! 容量:100GB メール容量増強 両系統で利用可能 Teamsによる 職員コラボレーション活性化 個人用クラウド環境 (Microsoft 365) ファイルはクラウド保存 (OneDrive) インターネット系の強化 内部事務系(仮想端末) は従来通り利用可能 クラウド活用に向けた環境整備 インターネット接続系でも一定の業務が可能となるよう機能強化
  12. • ダッシュボード等のライセンスを拡充するとともに、議事録作成にも活用可能 • AIによる音声のデジタル化、デジタル上で文書の回付・供覧に活用可能 • PDF編集機能を有するソフトウェア等を全庁へ提供 ・ ダッシュボード ・ チャットボット

    データ デジタル共通基盤 ・ 軽量型ノート PC ・ 会議用高機能 大型ディスプレイ New New デバイス ソフトウェア ・ ノーコードツール ・ AI議事録作成ツール ・ AI-OCR ・ PDF編集ソフト New New 道具を変えるだけでなく 働き方の文化を階層型からフラットに変える ダッシュボードやノーコードツール等を活用できるよう デジタル共通基盤を更に拡充
  13. Fixed mindset Growth mindset 考え方 能力は生まれつきのもので 変えられない 能力は努力や方法によって 変えることができる 課題、挑戦に対し

    失敗を恐れて避ける 成長の機会、チャレンジ フィードバック・批判 攻撃であり、保守的になる 学びの機会 失敗は 諦めるポイント 次の挑戦につなげるポイント 成長し続ける人の考え方 ”Growth mindset”