Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Goで学ぶ Fuzzing
Search
TOC
September 07, 2022
Programming
0
270
Goで学ぶ Fuzzing
Let's Go Talk #3 で LT 登壇した際の資料
https://connehito.connpass.com/event/257000/
TOC
September 07, 2022
Tweet
Share
More Decks by TOC
See All by TOC
仮説→実験→検証→学び... プロダクト開発を前に進めるためにMobius Outcome Deliveryを学び 実践していること
toc0522
3
3k
ファシリテーションLT ~良いファシリテーションをするために~
toc0522
0
360
もっと快適に! デプロイフロー改善への道!
toc0522
0
760
Go で Golden File Test
toc0522
1
940
Other Decks in Programming
See All in Programming
ファインディの テックブログ爆誕までの軌跡
starfish719
2
1.1k
データの整合性を保つ非同期処理アーキテクチャパターン / Async Architecture Patterns
mokuo
47
17k
Djangoアプリケーション 運用のリアル 〜問題発生から可視化、最適化への道〜 #pyconshizu
kashewnuts
1
250
Conform を推す - Advocating for Conform
mizoguchicoji
3
690
XStateを用いた堅牢なReact Components設計~複雑なClient Stateをシンプルに~ @React Tokyo ミートアップ #2
kfurusho
1
900
DROBEの生成AI活用事例 with AWS
ippey
0
130
2,500万ユーザーを支えるSREチームの6年間のスクラムのカイゼン
honmarkhunt
6
5.3k
ARA Ansible for the teams
kksat
0
150
sappoRo.R #12 初心者セッション
kosugitti
0
250
2024年のkintone API振り返りと2025年 / kintone API look back in 2024
tasshi
0
220
GAEログのコスト削減
mot_techtalk
0
120
『テスト書いた方が開発が早いじゃん』を解き明かす #phpcon_nagoya
o0h
PRO
2
220
Featured
See All Featured
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1368
200k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
461
33k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
KATA
mclloyd
29
14k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
100
18k
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
251
21k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
67
4.6k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5.2k
Transcript
2022/09/07 Let’s Go Talk #3 TOC Goで学ぶ Fuzzing
- TOC - コネヒト株式会社 - バックエンドエンジニア - 主にPHP - Go
は趣味で勉強中 自己紹介
- 入力されうるテストケースを大量に入力し、挙動を確認するテスト手法 - 意図しないデータが入力されたときに、挙動を調べることで不具合・脆弱 性の確認を行う - 想定外のデータを`ファズ`というらしい - テストをする立場だと、自分に都合のいいテストデータを選びがちである が、バイアスのかからないテストデータを利用できる
Fuzzingってなに?
- 元々 go-fuzz というツールがあったが、Go 1.18 から標準で機能として追 加された - go-fuzz は今まで334個のバグを見つけている(すごい!)
- 既存のツールよりも簡単に、ユニットテストと同じように書けることを目指し た - ref. Design Draft: First Class Fuzzing Go 1.18 で追加されたFuzzing
実際のコード例 - seed corpus と呼ばれる 「種になるデータ」を入れる。未 指定もできるがパターンがわ かっているなら指定した方が信 頼できそう。 -
テスト部分はユニットテストと 同様にはできない場合がある (=入力を予測できない)。元 に戻せるテストだったり、エ ラーが起きたかどうかで確認 する。
ユニットテストと比較
go-fuzz を使うと - func Fuzz(data []byte) int でテストデータ生成したり - `$
go-fuzz-build` したり - `$ go-fuzz` したり と特有の処理、コマンドがあるっぽい
実際に実行すると - IDE だと GUI 上で -fuzz フ ラグをつけられて便利 -
execs: 入力数。大量に実行 されていることがわかる - interesting: コードカバレッ ジが変化するような入力値。数 の増加は時間と共に鈍化。 実行
実際に実行すると - 失敗したテストケースは別 ファイルと記録される - 次回テストするときのテスト データとして用いられる - これも個別実行できるので デバッグに便利!
- Go 標準の Fuzzing は既存のユニットテストっぽく書けるので学習コスト が小さそう - 自身のバイアスに囚われない、信頼できるテストケースを見つけられそう - Design
Draft: First Class Fuzzing で思想を知るのは面白いので、他 のも見てみたい まとめ
- Design Draft: First Class Fuzzing - Go1.18から追加されたFuzzingとは - フューチャー技術ブログ
- Go Fuzzingによるファジングテスト/ランダムテスト - 絶対に落とせない!友人の結婚式の余興用アプリケーションをエラーゼロ で突破した - M3 Tech Blog 参考