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【新卒向け】なんとなくでも知っておいてほしいDevOps

とろゝ
August 23, 2023

 【新卒向け】なんとなくでも知っておいてほしいDevOps

本スライドは、2023年のサイバーエージェント新卒エンジニア研修にて、DevOpsについて講義した際の資料を一部修正したものです。

とろゝ

August 23, 2023
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Transcript

  1. 自己紹介 藤井 貴大 (Fujii Takahiro) 2019年新卒入社 株式会社CyberZ 開発本部 プロダクト開発局 SRE

    OPENREC.tvや新規サービスなどにSREとして従事 好きなサービスはAmazon DynamoDB
  2. 事例① リリース前に手動でのチェックをちゃんとするようにする  ・次第に大変になって負荷が高まる   ・=> 可能な限り自動テストなどの導入  ・さらなる品質チェックの均一化と効率化 => QAチーム発足 事例② インフラの知識を高め、気をつけて作業するようにする

     ・ヒューマンエラーはゼロにできないので仕組みで解決する   ・=> TerraformなどのIaCを導入し、安全なCD基盤を構築  ・よりよいインフラ運用の探求 => 運用専門部隊の設立 ケーススタディ 例えばどのように品質を担保するか
  3. 一方で、チーム間連携に課題が生じることも 開発 QA 運用 リリースするとバグ出る からできるだけリリース しないでほしい (安定性に目標を置く) すぐ公開したいのにQA が通らなくて出せない

    (機能開発に目標を置く) QAに1週間かかるから 週に2回リリースはキツ い (品質に目標を置く) 開発速度低下 チーム間のやりとりの問題 で、適切な情報共有などがさ れないようになることを サイロ化といいます。
  4. チーム間の連携の問題を解決し、品質と 開発速度を両立するのが「DevOps」 開発 (dev) 運用 (ops) QA DevOps! ※ QAが名前に入っていないです

    がDevOpsという名前の成り立ち によるものなので気にしなくて良 いです。今回は説明のためQAも 入れた図にしました。
  5. DevOpsの能力 (参考) プロダクト
 技術 (ツール) プロセス (進め方) 文化 (人) まず文化を醸成し、

    プロセスを整備する。 そしてそれを実現する技術を以っ て開発体験の向上を図る。 結果プロダクトが良くなる。 そういう方法論がDevOps。 ※ 「モダンなツールを使おう」と いうものではない 計測 (モニタ リング)
  6. まとめ 1. DevOpsとは a. チームのサイロ化を取り除いたりして、素早いソフトウェア開 発を行う方法論 b. 一に文化、二にプロセス。三に技術。計測も忘れずに。 2. DevOpsのさまざまな取り組み

    a. 啓蒙・文化醸成 b. A/Bテスト、バリューストリームマッピング c. トランクベース、フィーチャーフラグ、CI/CD、IaC/GitOps d. FourKeys計測 e. 他にもたくさん...... (道のりは長く険しい)
  7. 参考 • DevOpsの能力 - Google Cloud • Effective DevOps •

    アジャイル、CI/CD、DevOpsの違いとは