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Mackerel ユーザーを支えるCREの取り組み

Mackerel ユーザーを支えるCREの取り組み

Mackerelチームではお客様からのお問い合わせを受け付けるテクニカルサポート業務をCRE(Customer Reliability Engineer)が担当しています。 エンジニアでもあるCREがより快適にMackerelをお使いいただくために、問い合わせに関するデータを基にどのような取り組みをしてテクニカルサポートの改善を日々行っているか、その裏側をご紹介したいと思います。

Tsukasa Nishiyama

April 27, 2021
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Transcript

  1. • Mackerelに関する問い合わせに対応 ◦ 各種サポートチャネル ▪ メール(問い合わせフォーム or DM) ▪ Slack(主に社内からの問い合わせ)

    ◦ 調査に伴う再現検証や仕様・実装の確認、エスカレーション • 各チーム、プロダクトへのフィードバック • 問い合わせに関する分析 • FAQやヘルプページの新規作成、更新など… テクニカルサポートの主な業務内容
  2. • 問い合わせ内容のコンテキスト ◦ 「動かない原因はなんですか?」と言った質問 ▪ OSやミドルウェアなど環境に関する情報がない ▪ どのような手順を実施したかなど状況に関する情報がない • 煩雑な問い合わせチケット管理

    ◦ SLO(目標時間内での返信率)、問い合わせ分類などをスプレッド シートによる”温かみのある運用”をしていた • 同じような質問が何度も来る テクニカルサポートが抱えてきた課題
  3. • 「初回回答による解決率」を計測することにした ◦ One Touch Ticket + Two Touch Ticketで計測

    ▪ Zendesk Explore標準の項目 ◦ One/Two TouchとはサポートチケットがクローズするまでにCREが 返信した回数 • Two Touchも含めているのは解決した旨を返信いただいた際の対応も対 象とするため 最短の対応で解決できているか
  4. これらを半期計測してみた • 最短の対応で解決できているか ◦ One/Two Touch Tickets の合計で計測 • 返信までどの程度お待たせしているか

    ◦ 初回返信時間の中央値で計測 • サポート対応への満足度 ◦ CSAT(顧客満足度アンケート)で計測
  5. • 問い合わせ内容のコンテキスト 【改善】 ◦ 「動かない原因はなんですか?」と言った質問 ▪ OSやミドルウェアなど環境に関する情報がない ▪ どのような手順を実施したかなど状況に関する情報がない •

    煩雑な問い合わせチケット管理 【解決】 ◦ SLO(目標時間内での返信率)、問い合わせ分類などをスプレッド シートによる”温かみのある運用”をしていた • 同じような質問が何度も来る 【未解決】 テクニカルサポートが抱えてきた課題
  6. • Mackerelユーザーの多くが現役のエンジニア ◦ アプリケーションエンジニア ◦ SRE / インフラエンジニア • エンジニアが利用している技術やサービスなどでわからないことがある場

    合、どのようなアクションを取るのか → エンジニアでもある自分達ならどうかを考えることにした ペルソナをゆるく考えてみた🤔
  7. 引用元: Be like BarkBox: Surpass customer expectations by scaling with

    smart self-service (ft. BarkBox) - Slideshare FAQのメンテナンス頻度と セルフサービススコアの関係性
  8. 引用元: Be like BarkBox: Surpass customer expectations by scaling with

    smart self-service (ft. BarkBox) - Slideshare FAQのメンテナンス頻度と セルフサービススコアの関係性 Mackerelは Fire & Forget に該当しそう
  9. • 2020年8月半ばに計測した時は 9.3 だった ◦ 既に Agile & Iterative (score:

    8) を超えていた!? • スコアが高いのにはMackerel特有の理由がありそう ◦ 監視SaaSという性質上、複数人がメーリングリストアドレスで問い合 わせをしてくる事が多い ▪ 「ヘルプセンター(FAQ)のユーザーの総数 / チケットのユーザーの総数」で算出 セルフサービススコアを知る