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KiCAD講習会②
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TUTものづくりサークル
July 08, 2026
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KiCAD講習会②
KiCADを用いた基板の設計から、製造用データの出力、及び発注の方法までまとめています。
TUTものづくりサークル
July 08, 2026
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Transcript
TUTものづくりサークル KiCAD講習② 2026年7月8日 2系B4 石田優仁 / @Jin_Neuron_dev
1. 基礎知識:電気回路+マイコン 2. 回路図設計 3. 基板設計 4. 3Dデータ書き出し&発注方法紹介 2 アジェンダ
基板設計講習 ▪ 基板の設計:小型 PICマイコンボード ▪ 回路上の設計はこちらで準備 ▪ 形状・イラストの配置などを自由にカスタマイズ可 ▪ LED・SWを使用した基礎的な回路
▪ マイクロコントローラの種類・使用方法等 3 作れるもの・学べる事
表面実装講習 ▪ 基板キーホルダーを製作します ▪ 手動チップマウント:ピンセットを使った基板への部品乗せ ▪ リフローはんだづけ:オーブンでのはんだづけ量産体験 ▪ 増幅回路・ADCなどの応用的な回路 ▪
簡単なマイコンのプログラミング(PICアセンブリ) 4 作れるもの・学べる事
基本的な電気回路+マイコン 1回目のおさらい
▪ 電圧 V[V]:電気の位置エネルギー 高いほど、電気を流す力が強い ▪ 電流 I[A]:電気の流れる量 ある断面積を横切る電荷の量 ▪ 抵抗
R[Ω]:電流の通しにくさ 大きいほど、電流を通しにくい 6 電気回路のキホン:電圧・電流・抵抗
大きな電圧をかけると速度が上昇 => 流れる電子の量が増加 水が高いところから落ちるイメージ 電子を妨げる障害物が減少 => 流れる電子の量が増加 蛇口を大きくひねるイメージ 電流は電圧に比例し、抵抗に反比例 →
V=IR=I/g 7 オームの法則:3者間の関係
▪ LEDの発光原理:空乏層での再結合 波長 𝝀 = 𝒄 𝒉 𝑬𝒈 で発光 順方向電流:LEDの発光に必要な電流
→LEDの明るさを調節する因子 赤色で(基準値)約20mAほど → 明るすぎることがほとんど 8 LEDの使用方法:順方向電流 techweb.rohm.co.jp
実際はグラフ+実際の光量で確認 LEDテスターなるものもある 9 LEDの使用方法:順方向電流 akizukidenshi.com
▪ LEDの運用方法:順方向電圧𝑉F (部品によって決まる)固定 準方向電流𝐼F (明るさを決める)可変 ▪ 明るさの調節:LED保護抵抗 かかる電圧𝑉in − 𝑉F
流れる電流𝐼F R = 𝑉in−𝑉F 𝐼F [Ω] → 220Ωなどでまとめることが多い 10 LEDの使用方法:保護電流 techweb.rohm.co.jp
▪ ハイ・インピーダンス(Hi-Z): 入力端子がどこにも接続されていない →入力不定、ノイズの原因にも スイッチ入力でよくある ▪ プルアップ・プルダウン: Hi-Zを防ぐため、 電源側 or
GND側に抵抗をつなぐ 11 SWの使用方法:プルアップ・プルダウン tecnohakase.one
12 マイクロコントローラ ▪ メモリに書き込まれたプログラムを実行する部品 ▪ ハードウェアとソフトウェアの中間 ▪ PICやARMなどの種類がある jinproduction.work
▪ I/O:ディジタルデータを入力・出力する アナログなデータの入出力には...ADC/DACを使用 クロック波形の出力:PWM ▪ UART:最も汎用的なデータ通信 Tx / Rx 二線で、
送信側と受信側で周波数を合わせて通信 ▪ I2C/SPI:センサ等に使用されるデータ通信 Data+Clock → Clock信号に合わせて通信 Data:SPIは単方向 / I2Cは双方向 13 基本的なインタフェース・ペリフェラル
基板設計
▪ オープンソース、無料の最強回路設計ツール ▪ ダウンロードリンク:https://www.kicad.org/download/windows/ ▪ AsiaのリンクからDLすると◎ 15 使用CAD:KiCAD(最新v10)
1. フットプリント=部品の割り当て 2. 外形の決定 3. フットプリントの配置 4. 配線 5. シルクスクリーンの配置
6. DRCを実行し、配線やクリアランス等の確認 7. ガーバーデータを出力し、実際の発注 16 基板設計の流れ
17 完成予想図(2D)
18 完成予想図(3D)
▪ (F or B) . (レイヤー名) →FはFront=表面 / BはBottom=裏面 例:F.Cu
や B.Silkscreenなど ▪ レイヤー面一例 ▪ Cu:配線 ▪ Silkscreen:印刷する文字や絵など ▪ Fab:製造用のデータで、製造時に残すメモなど ▪ Mask:はんだマスク用。これを選択すると、銅がむき出しになる 19 レイヤーとは
20 PCBの構造
21 値の変更・フットプリント割り当て
22 値の変更・フットプリント割り当て ダブルクリック
23 フットプリント割り当て:C1
24 フットプリント割り当て:D1,D2
25 フットプリント割り当て:J1
26 フットプリント割り当て:J2
27 フットプリント割り当て:P1
28 フットプリント割り当て:R1~R6
29 フットプリント割り当て:SW1~SW2
30 フットプリント割り当て:U1
31 フットプリント割り当て
32 基板エディターへの切り替え
33 フットプリントの配置
34 フットプリントの配置
35 基板外形の決定
36 基板外形の決定
37 基板外形の決定 完成予想図を参考にしながら、好きなように描画する
▪ M / Rキー:移動 / 回転 ▪ Fキー:反転=配置面の変更(F→B/B→F) ▪ Xキー:配線
▪ ESCキー:キャンセル 38 基本操作
39 フットプリントの配置 完成予想図を参考にしながら、好きなように配置する
40 配置上の注意点:C1はU1の極力近くに配置 赤枠は部品のクリアランス→重ならないように
41 配線幅を設定
42 配線幅を設定
43 配線幅を設定 許容電流 1mm≒1Aで計算(銅箔圧1ozの場合)
44 信号線の配線 0.2mmで信号線を配線
1. 鋭角を作らない:電荷がたまる→放電 / 高周波特性悪化 2. ビア数の削減:表→裏は、なるべくスルーホール部品の穴で ←→電源などの貫通:たくさんビアを配置 3. 電源ラインは太くする。中でもGNDは広くする(ゾーン配線) 45
配線上の注意
46 電源の配線:5V
47 電源の配線:5V 1mmで電源を配線
48 電源の配線:5V 0.4mmずつに分けて配線
49 電源の配線:GND
50 電源の配線:GND
51 電源の配線:GND
52 電源の配線:GND
53 電源の配線:GND
54 シルクスクリーンの配置:ロゴ入れ
55 シルクスクリーンの配置:ロゴ入れ 入れたいイラストを選択し、二値化→
56 シルクスクリーンの配置:ロゴ入れ
57 シルクスクリーンの配置:ロゴ入れ
58 シルクスクリーンの配置:ロゴ入れ
59 シルクスクリーンの配置:ロゴ入れ
60 シルクスクリーンの配置:ロゴ入れ
61 DRCの実行・デバッグ
62 DRCの実行・デバッグ 今回はクリアランスの制約はスキップ
63 DRCのエラー例:未配線アイテム 配線するだけでOK
64 3Dデータの確認
基板の外注・パッケージング
66 ガーバデータの出力
67 ドリルファイルの出力
▪ 基板メーカーのサイトにアクセス 例:JLCPCB https://jlcpcb.com/jp ▪ 発注画面にアクセス 例:JLCPCB https://cart.jlcpcb.com/jp/quote ▪ ガーバファイルをアップロード
→出力したフォルダをZIP化すればOK → 自動で設定される 68 基板の外注
▪ できた基板の保護・収納 →ケースの設計 ▪ 基板データを、3DCADに読み込ませる ▪ 3DCADでケースを機械設計 → CAD講習(担当:四家さん)を受ければ、カンタンにできる! 69
パッケージングのために
70 3Dデータの出力
71 3Dデータの出力
▪ ここまでで、基板設計は完了 ▪ ここからは...基板の発注+ケースの設計へ ▪ 基板ができたら、部品を実装しよう! PCB部品実装講座 来週開始!! 72 お疲れさまでした