Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

AWS IoT TwinMakerとはどんなサービスなのか。その魅力について語ります

CM若槻龍太
July 08, 2023
1.2k

AWS IoT TwinMakerとはどんなサービスなのか。その魅力について語ります

AWS IoT TwinMakerを使用すればAWSの各種サービスと連携したデジタルツインアプリケーションを簡単に作ることができます。今回はAWS IoT TwinMakerの構築方法やどのようなことが出来るのかについて、デモを交えながらご紹介します。

CM若槻龍太

July 08, 2023
Tweet

More Decks by CM若槻龍太

Transcript

  1. 自己紹介 2 • 若槻龍太 • 2019年11月入社(4年目) • やっていること ◦ サーバーサイド開発(メイン)

    ◦ フロントエンド開発 ◦ モバイル開発 • 好きなAWSサービス AWS IoT TwinMaker AWS Step Functions AWS CDK
  2. 33 AWS はデジタルツインの重要な4要素を次のように定義(まとめ) 1. 物理システム => 現実世界の様々なシステム 2. デジタル表現 =>

    物理システムの構造や状態を表現するモデル 3. 物理システムとデジタル表現の間の接続 => 物理システムからのデータによるデジタル表現の定期的な更新 4. ビジネスの成果 => 経済的またはビジネス的価値を推進する デジタルツインの理解を促すフレームワーク
  3. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 36 さらに AWS は、デジタルツインのユースケースを L1 から L4 の 4段階で定義する

    Digital Twin leveling index を開発した https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/digital-twins-on-aws-unlocking-business-value -and-outcomes/
  4. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 38 さらに AWS は、デジタルツインのユースケースを L1 から L4 の 4段階で定義する

    Digital Twin leveling index を開発した https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/digital-twins-on-aws-unlocking-business-value -and-outcomes/
  5. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 42 さらに AWS は、デジタルツインのユースケースを L1 から L4 の 4段階で定義する

    Digital Twin leveling index を開発した https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/digital-twins-on-aws-unlocking-business-value -and-outcomes/
  6. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 52 さらに AWS は、デジタルツインのユースケースを L1 から L4 の 4段階で定義する

    Digital Twin leveling index を開発した https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/digital-twins-on-aws-unlocking-business-value -and-outcomes/
  7. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 56 L3 Predictive L2 のアーキテクチャを 拡張 ML モデルを Lookout

    for Equipment や SageMaker で使用し て、未来の状態のデー タを作成する。
  8. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 57 さらに AWS は、デジタルツインのユースケースを L1 から L4 の 4段階で定義する

    Digital Twin leveling index を開発した https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/digital-twins-on-aws-unlocking-business-value -and-outcomes/
  9. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 58 L4 Living • L3 の欠点は、物理システム自体の時間経過による変化に対応できないこと ◦ 例えば発電機のタービンは軸ずれや摩耗などの経年劣化を起こすため、そ れらの変化を考慮しなければ、正確な予測を行えない

    • そこで AWS は aws-do-pm という将来予測モデリングを可能にするフレーム ワークのソースコードを提供 • aws-do-pm をアーキテクチャに追加し、物理システムの時間経過による変化を モデルに反映させたより正確な予測を可能に • まさに生きている(Living)かのようなデジタルツインを実現
  10. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 60 L4 Living L2 の アーキテクチャを 拡張 IoT SiteWise

    から出力 されたデータから aws-do-pm が予測モ デリングを実施。劣化 などを考慮した状態 データをIoT SiteWise にFBする
  11. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 61 デジタルツインの 重要な 4 要素と leveling index を対応付ける と表のようになる

    L1 Descriptive L2 Informative L3 Predictive L4 Living 物理システム ◯ ◯ ◯ ◯ デジタル表現 ◯ ◯ ◯ ◯ 接続 ✕ ◯ ◯ ◯ ビジネスの成果 (可視化対象) 既存(※)の構造 既存の状態 未来の状態 未来の構造および 状態 IoT TwinMaker で 解決すべきか ✕ ◯ ◯ ◯
  12. デジタルツインの理解を促すフレームワーク 62 デジタルツインの 重要な 4 要素と leveling index を対応付ける と表のようになる

    L1 Descriptive L2 Informative L3 Predictive L4 Living 物理システム ◯ ◯ ◯ ◯ デジタル表現 ◯ ◯ ◯ ◯ 接続 ✕ ◯ ◯ ◯ ビジネスの成果 (可視化対象) 既存(※)の構造 既存の状態 未来の状態 より高精度な未来 の状態 IoT TwinMaker で 解決すべきか ✕ ◯ ◯ ◯ いちばん重要 なのがここ!
  13. AWS IoT TwinMaker デモ 66 • ダッシュボードとしてAmazon Managed Grafana を利用

    • CookieFactory と Mixer の2つのシーンを埋め込んでいる • シーンはグリグリ動かせる • 選択したアラームのタグがシーン内でフォーカスされる • データの状態に応じてデジタルツイン上の表示が変わっている • ミキサーやグラフ、ビデオ、ドキュメントも切り替わる • 逆も然り。シーン⇛その他のフォーカス変更 • デジタルツインを含む様々な可視化手法を1画面上で連動させるこ とができる。
  14. 最後に 73 • AWS IoT TwinMaker のクラメソ社内事例はまだない • そもそも国内でのデジタルツインの事例が殆どない •

    ブログ等のアウトプットもほとんど無い • 一緒に AWS IoT TwinMaker を盛り上げませんか? • 社内で提案したり、アウトプットしたりしませんか? • 今なら先行者になれます • GET だけじゃなく POST して PUT しましょう!