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Developers Summit 2026 FUKUOKA_WHI

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September 15, 2026
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Developers Summit 2026 FUKUOKA_WHI

「開発プロセスでのAI活用」と「AI機能の製品化」──その両方を1年間実践してきた事例を、AIスタートアップ時代からタッグを組む2人のエンジニアがお話しします。
舞台は、エンタープライズ向けERP「COMPANY」で人的資本の開示・分析を担うタレントマネジメント製品「Human Capital Insight」。
開発プロセスではAIエージェントの各工程への組み込みと定着まで、製品化では人事データをAIが読み解くインサイト生成機能のリリースまで。
顧客からの期待値が高い領域での試行錯誤を、工夫も落とし穴も含めて具体的な事例を共有します。

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September 15, 2026

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Transcript

  1. ⾃⼰紹介 ⾵⾒ 亮 Ryo Kazami 株式会社Works Human Intelligence 先端技術研究開発部⾨ ソフトウェアエンジニア

    / AIエージェント基盤‧タレントマネジメント製品開発 写真挿⼊枠 デブサミ公式ページの写真 (kazamiryo.png) 2015年に新卒で未経験からエンジニアとしてキャリアを開始し、⼤⼿企業向けERPシ ステムの会計‧⽣産管理領域の開発に従事。 2021年からはAIスタートアップに創業期から参画し、AIモデル学習基盤を開発。加え て、開発統括やCPO室⻑として技術と事業の両⾯を幅広く経験。 2025年よりWorks Human Intelligenceにて、⼈的資本の可視化‧分析を担う 「COMPANY」 Human Capital Insight のAI機能開発と、全社プロジェクトであるAI エージェント基盤の設計‧開発を担当。 AIを軸とした製品進化と開発プロセス変⾰の旗振り役を担う。 © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  2. ⾃⼰紹介 武原 ⼤地 Daichi Takehara 株式会社Works Human Intelligence 先端技術研究開発部⾨ ソフトウェアエンジニア

    / タレントマネジメント製品開発リーダー 写真挿⼊枠 デブサミ公式ページの写真 (takeharadaichi.png) 学⽣時代からエンジニアとして海外で活躍し、2016年に帰国後、⼤⼿企業向けERPシ ステムのID管理領域の開発に従事。 2021年からはAIスタートアップにテックリードとして参画し、⾳声‧テキスト‧医⽤ 画像など多様なデータに対応するアノテーションツールや、⾃動アノテーション機能 ‧モデルの開発を推進。 続いて⾐服⽣産プラットフォームを⼿がけるスタートアップでは、開発責任者として 全プロダクトを統括し、⼤⼿アパレル企業への導⼊プロジェクトのPMも担当。 2024年よりWorks Human Intelligenceにて、⼈的資本の可視化‧分析を担う 「COMPANY」 Human Capital Insight 機能開発チームのリーダーを務める。 © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  3. 統合⼈事システム「COMPANY」 業種‧業態を問わず、数千名〜数万名規模の⼤⼿法⼈にご利⽤いただいています。 国内⼤⼿企業※1の 継続率(年間) 3社に1社が 98% ※2 管理する⼈事データ数 570万⼈ 約

    ※3 当社製品を利⽤ (当社調べ) ※1 従業員数3,000⼈以上 ※2 2025年度 ⾦額ベース © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. ※3 2025年12⽉末時点の契約法⼈における 「COMPANY ⼈事」の契約ライセンス数合計 4
  4. 製品ラインナップ 情 報 収 集 個⼈情報申請 COMPANY Web Service COMPANY

    就労‧プロジェクト管理 申請ワークフロー‧情報照会 勤怠管理 マイナンバー申請 通勤⼿当申請 承認 給与情報照会 申請ナビゲーション 発令申請 年末調整申告 従業員情報照会 福利厚⽣関連申請‧照会 各種勤務形態管理 経費精算 評価 本⼈情報照会 勤務予定管理 + Option 勤務実績管理 スマートデバイス オプション タイムレコーダー 勤怠情報照会 勤怠申請 プロジェクト管理 36協定管理 COMPANY 雇⽤⼿続管理 雇⽤⼿続き 雇⽤契約締結(新規‧更新) 承認 シフト管理 + Option 休暇管理 通知機能 承認‧連絡‧進捗管 理 情報収集(フォーム⼊⼒) システム連携 ‧就労モバイル勤怠 ‧就労ログオン打刻 ファイル‧書類の収集 ファイル照会 My Number Keeping System マイナンバー管理 個⼈番号収集‧管理 収集状況確認 法定帳票作成 蓄 積 ‧ 管 理 COMPANY ⼈事‧給与 COMPANY Identity Management ⼈材管理‧給与計算 組織管理 海外給与 個⼈情報管理 昇給 退職⾦ 発令情報管理 雇⽤契約管理 社会保険‧労働保険 ⼈員検索‧統計 経理転⽤ ⽉例給与計算 出向費⽤ 住⺠税‧所得税‧事業所税 ID管理 賞与計算 アカウント申請‧承認 アカウント管理 通勤⼿当 寮‧社宅管理 その他福利厚⽣ モニタリング‧監査 システム連携 可 視 化 ‧ 活 ⽤ COMPANY Talent Managementシリーズ タレントマネジメント タレントデータベース タレントアナリティクス スキルマップ タレントマッチング 1on1 組織⼈員配置 パフォーマンス ラーニングプラットフォーム 要員計画 モチベーションサーベイ © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. 5
  5. 実践① 製品機能 1-2|はじめに:これから話す3つのポイント 企画‧実装‧制御 ── ⽣成AI機能をリリースするために向き合った、3つのポイント POINT 1 POINT 2

    POINT 3 企画 実装 制御 「誰の何を解決するか」から ⽅針を考える 早く、⼩さく作る。 精度や強みにはこだわる。 LLMの「曖昧さ」を コントロールする © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  6. 実践① 製品機能 1-4|POINT2 実装:早く、⼩さく作る フロント → API → Agent Plattform

    Gemini API (⽣成) + AgentCore Rungtime+S3(ナレッジ)── キューもワーカーもない同期構成 Agent Platform Gemini API インサイト‧チャット⽣成 フロント (React) API (Lambda) チャットUI チャートを表形式に変換 権限‧quota‧プロンプト構築 パース‧会話管理 Bedrock AgentCore Runtime ナレッジエージェント © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. S3 LLM Wiki ファイルとして マウント
  7. 実践① 製品機能 1-5|POINT2 実装:早く、⼩さく作る ユーザーが取り込んだドキュメントの参照では⼀般的なRAGを使わなかった。意味のあるインサイトを ⽬指し、精度検証。実装コストも勘案しつつLLM Wikiを採⽤。 ⼀般的なRAG LLM Wiki

    前処理 固定⻑チャンクに分割して埋め込み LLM⾃⾝に「質問意図」単位のWikiを書かせる 検索 ベクトル類似検索 エージェントが index.md からリンクをたどって 「歩く」 インフラ ベクトルDBが必要 S3+ファイルマウントのみ ⽂脈 チャンク断⽚で⽂脈が⽋落しがち Wiki(探索⽤)+原⽂(裏取り⽤)の2層構造 © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  8. 実践① 製品機能 1-6|POINT3 制御:LLMの「曖昧さ」をコントロールする LLMの回答が揺れるので、固定ロジックと組み合わせる(Parserの導⼊やIDの実在チェック) 規約の遵守は「露出率」で検証する。 出⼒形式が揺れる → 「## サマリー」等の⾒出し構成を約束させ、パーサ側はフェンス省略‧全⾓コロン‧

    配列/⽂字列の型揺れまで許容して解釈 架空のサジェストを出す → サジェストの対象‧指標IDをサーバ側で実在チェックし、通過したものだけチップ表 ⽰ 「禁⽌事項」を破る → 内部キー名の露出などは、プロンプト修正 × 実LLM10回実⾏の「露出率」で判定 (4〜6/10 → 0/10)。絶対に露出してはいけない情報は渡さない。 © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  9. 実践① 製品機能 1-7|まとめ:明⽇からできる実践 ⽣成AI機能の開発では技術検証はマストだが、「コードの外」で⾏う設計も重要だったりする。 POINT 1 POINT 2 POINT 3

    企画 実装 制御 「誰の何を解決するか」から ⽅針を考える 早く、⼩さく作る。 ただし強みにはこだわる。 LLMの「曖昧さ」を コントロールする © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  10. 実践① 製品機能 1-8|次のチャプターへ 全プロセスを1⼈で通したこの開発を、チーム全体で使える形にできないか ── 実践② ⽣成AIを開発 プロセスに組み込むへ 要件定義 →

    設計 → 実装 → テスト ↓ この⼀連の流れでやったことを、チーム全体で使える形に © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd. → リリース
  11. 実践② 開発プロセス 2-1|はじめに:課題 導⼊の急増と、エンジニアの練度差 押し寄せる要望、シニアのレビュー負荷、初動の遅れ ── ツール導⼊だけでは解けない3つの課題 導⼊拡⼤に伴う 問い合わせの増加 シニアへの

    レビュー負荷 エンジニアの 練度差 要望や仕様確認などにより 開発に割ける⼯数が減少 コーディングエージェントの 利⽤に伴いPRが増加 ⾼難易度のタスクが 積み上がっていく © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  12. 実践② 開発プロセス 2-2|課題の打ち⼿:Agent Skillsの作成による知⾒の資産化 PRコメント‧コーディング規約‧対⾯レビューメモ ── 蓄積された知⾒をAIが読めるSkillsに書き起こ し、チームの資産にする 蓄積された PRレビューコメント

    整備してきた Wiki‧規約 ジュニアへの レビューと指導 シニアの指摘の積み重ね アーキテクチャと命名のルール 何度も繰り返される指摘 ↓ Agent Skillsに書き起こし、AIで活⽤できる形にすることで「知⾒の資産化」を⽬指す © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  13. 実践② 開発プロセス 2-3|打ち⼿の詳細:プロセスを分解しAgent Skillsに置き換え 開発フローを各プロセスに分解し、対応するSkillsを作成 要件定義からマニュアル更新まで、開発の各⼯程に担当するAgent Skillsを配置 ── 現在13 Skills

    分解した開発開発フロー 要件定義‧設計 → 実装 → テスト → レビュー → レビュー修正 → マニュアル更新 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ grill-me coding-guide testcase-design mcp-test-execution pr-review pr-fix manual-update 担当Skill さらに開発の外へも ── 問い合わせ調査∕脆弱性調査∕指標開発∕検算仕様書… 現在13 Skills © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  14. 実践② 開発プロセス 2-4|置き換え① :要件定義 × grill-me AIが⼀問ずつ質問し、壁打ちの履歴がそのまま仕様書、設計書になる ── 初動の迷いがゼロに grill-me

    どう置き換えた? ✓ 質問は⼀度に⼀つ‧推奨回答つき ✓ ソースコードなどを調べれば分かることは質問しない ✓ 壁打ちの履歴が、そのまま仕様書、設計書になる 起きた変化 初動の迷いがゼロになった 差が出やすい上流⼯程を平準化 参考: grill-me ( https://www.skills.sh/mattpocock/skills/grill-me ) © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  15. 実践② 開発プロセス 2-5|置き換え② :実装‧テスト × coding-guide ほか 規約は実装時に⾃動参照、テストは設計からAIの実⾏まで ── ⼈間は最終判断に集中する

    coding-guide testcase-design × mcp-test-execution どう置き換えた? ✓ 規約と過去のレビュー知⾒を、実装時に⾃動参照 ✓ テストは⾃動実⾏できる形式で設計 ✓ そのままAIが画⾯テストを実⾏する 起きた変化 書いた時点で規約が守られている 「書く」と「試す」の反復はAIへ © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  16. 実践② 開発プロセス 2-6|置き換え③ :レビュー × pr-review 繰り返しの指摘をルール化しSkillsへ ── ⼀度指摘されたことは、⼆度と⼈間に指摘させない pr-review

    どう置き換えた? ✓ 繰り返しの指摘をパターン抽出し、ルール化 ✓ 新たな指摘内容をSkillsに反映させることでskillsを進化させる ✓ 重要度をmust、should、nitの3段階に分けて明確化 起きた変化 Skillが⾃⼰進化する 使うたびに強くなる「⽣きたドキュメント」 © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  17. 実践② 開発プロセス 2-8|まとめ:明⽇からできる実践 書き起こす → ルール化する → ⾒せる ── 明⽇からの3ステップ

    STEP 1 STEP 2 STEP 3 書き起こす ルール化する ⾒せる タスクを1回通しでやり、 プロセスを書き起こす プロセスの中で、定型的な部 分をルールに落とし込む 共有だけで終わらずに、 使い⽅までを実演する © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.
  18. ▪免責事項および権利帰属について ‧本資料に関する⼀切の権利は弊社に帰属します。 ‧本資料には株式会社WHI Holdings 及び当社を含むそのグループ会社の機密情報が含まれており、書⾯による事前の承諾なしにこれを転載しまたは第三者に開⽰することを禁⽌いたします。 ‧本資料はディスカッション⽬的で作成されたものであり、貴社との協議に基づき適宜変更することを想定しております。 ‧本資料は現状有姿でお客様に提供されるものとし、不備及び瑕疵がないこと、本資料の使⽤が法令等に適合すること、本資料の記載内容の正確性、本資料の使⽤により得られる効果等の確実性、有⽤性、 特定⽬的への適合性を保証するものではありません。したがって、弊社は本資料に記載の内容について法的責任を⼀切負担いたしません。なお、弊社および貴社の法的関係は、別途弊社および貴社が押印の 上締結した契約書に依拠し、本プロジェクトに関連して弊社は当該契約書に明⽰的に記載された責任以外の責任を負担いたしません。 ‧製品画⾯上の⽒名‧名称等は架空のものであり、実在の⼈物‧団体とは関係ありません(製品名等、⼀部の実在する固有名詞を除く)。

    ‧会社名、製品名はそれぞれ各社の商標⼜は登録商標です。 ‧本⽂中および図中には®マークは表記しておりません。 © 2026 Works Human Intelligence Co., Ltd.