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クラウドネイティブの未来とモデル化の現在

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August 29, 2024
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 クラウドネイティブの未来とモデル化の現在

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August 29, 2024
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  1. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 2 自己紹介 好光 泰章

    Yasuaki Yoshimitsu 所属・役職 経歴 NECソリューションイノベータ ソリューションサービス事業ライン 第三PFSI事業部 直属 シニアプロフェッショナル ミドルウェア開発 CLUSTERPRO開発(出向) シス基異動 インフラエンジニア 出身と居住地 趣味・好きなもの 性格・自己分析 DiSCスタイル「Di」 16Personalities 「主人公 ENFJ-A」 兵庫県 加古川市 東京都 府中市 神奈川県 川崎市 2013年から 兵庫県 神戸市 愛媛県 出身 ⚫ ブログ お酒飲みながら書いてます ⚫ カメラ プロフィール撮影中心 ⚫ 映画鑑賞 コナン聖地めぐり ⚫ ディズニー ファンタジースプリングス最高! ⚫ ランニング re:Invent 向け5kmラン ⚫ 英語 ELSAで発音矯正中 ⚫ JAWS-UG横浜支部 運営 武蔵小杉まで チャリで20分 AWS認定 2021-2024 Japan AWS Top Engineer 2022-2024 Japan AWS All Certifications Engineer NES コーポレートブログ 「高い志を持つ仲間を増やしたい」AWSの表彰を受けた5人が語るエンジニアとAWSの未来」
  2. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 3 今日は クラウドネイティブ化、 そのクラウドネイティブ化を支える技術、

    一方でクラウドネイティブ化を阻む要因、 クラウドネイティブ化の課題に対応し促進するための施策 今後のクラウドネイティブ化に向けて 少しでも参考になればよいかと みなさんにお話できたらと思います。
  3. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 5 クラウドネイティブとは? クラウドネイティブ技術は、パブリッククラウド、プライベードクラウド、ハイブリッ ドクラウドなどの近代的でダイナミックな環境において、スケーラブルなアプリ

    ケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらします。 このアプローチの代表例に、コンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イ ミュータブルインフラストラクチャー、および宣言型APIがあります。 これらの手法により、回復性、管理力、および可観測性のある疎結合システムが 実現します。これらを堅牢な自動化と組み合わせることでエンジニアはインパク トのある変更を最小限の労力で頻繁かつ予測どおりに行うことができます。 Cloud Native Computing Foundationによる定義
  4. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 6 モダン化とは? レガシーシステムを最新のテクノロジーやトレンド、業界標準に合わせて最適化 し、新たな価値を生み出すように変革すること。

    古いハードウェアやソフトウェアを最新のものに置き換えること。 アプリケーションを更改すること、新しい開発手法や運用方法を採用すること。 最新のセキュリティ対策を実装すること。 IT インフラストラクチャーの総合的な効率性・信頼性・パフォーマンスを向上さ せるための改善を行うこと。 クラウドにおいては、クラウドに最適化すること。 デジタル庁 政府情報システムにおけるクラウドサービスの 適切な利用に係る基本方針(案) 技術検討会議(第20回)|デジタル庁 (digital.go.jp)
  5. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 7 リフト&シフトのメリットとデメリット • レガシーシステムからクラウド環境への移行時に採用されるポピュラーな手法

    • 現行の環境からOSインフラ構成やアプリケーションの変更を最小限にできる • シフトが完了するまでの間、移行前と同様にOSインフラ構成のメンテが必要 • クラウドの新しい機能やサービスのメリットをなかなか受けられない クラウドネイティブ化 • ビジネス競争力を高めるためには、インフラの管理負荷を軽減し、アプリやサービス 強化にリソースを注力すべき • 日々進化するマネージドサービスの恩恵(機能・コスト)を最大化 クラウドネイティブが求められる背景 単なるクラウド利用では、本来のクラウドの恩恵を受けられない 新しい環境への複雑さ、認知負荷が増えるだけではダメ
  6. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 8 クラウドネイティブ化の進め方 1.コンテナライゼーション 2.CI/CD

    3.オーケストレーション (続く) CNCFが提供するクラウドネイティブ化のロードマップ
  7. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 10 コンテナがもたらす世界 コンテナのメリット •

    起動の迅速性と可搬性により、頻繁に変更・リリースしたい場合や 即座にスケーリングさせたい場合に最適の技術 = アプリ開発に集中する(ビジネスにフォーカス)ためのキーファクター
  8. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 11 CI/CDがクラウド時代に必要な理由 CI/CD •

    アプリケーションを迅速かつ安定的にリリースするための手法 → ビルドやテストを自動化し、早い段階で影響を見出す → オペミスや属人化を回避して誰が実施しても同じ流れを実現
  9. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 12 コンテナ運用を支えるオーケストレーション オーケストレーション •

    DockerはホストOS-アプリ間でコンテナエンジンが稼働する環境を提供するのみ • 実サービス提供には、可用性や耐障害性が必要でコンテナ制御の仕組みが必要 コンテナデプロイの 管理 コンテナ障害時の 自動復旧 コンテナの 負荷分散 コンテナ間 ネットワーク制御 オーケストレーションとして必要な機能 主なオーケストレーションツール ・kubernetes(k8s) ・Amazon ECS ・Amazon EKS ・Google Kubernetes Engine(GKE) ・Azure Kubernetes Service(AKS) ・Red Hat OpenShift ・Red Hat OpenShift Service on AWS
  10. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 15 クラウドネイティブ化における課題 クラウドネイティブ化における一般的な課題 1.

    アーキテクチャーの再設計 2. スキルと知識のギャップ 3. セキュリティとコンプライアンス 4. 運用と監視 5. データ管理 6. コスト管理 7. レガシーシステムとの統合 アプリケーションレイヤ インフラレイヤ AWS Proton インフラとアプリのデプロイを自動化 Amazon CodeCatalyst 統合開発サービス
  11. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 16 クラウドネイティブ化における課題 クラウドネイティブ化におけるNECの課題 1.

    アーキテクチャーの再設計 2. スキルと知識のギャップ 3. セキュリティとコンプライアンス 4. 運用と監視 5. データ管理 6. コスト管理 7. レガシーシステムとの統合 アプリケーションのコンテナ化 スキル不足 長年Java で開発 スキルアップ 機会がない ノウハウの不足 案件がない インフラと アプリ分業
  12. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 17 クラウドネイティブ化における課題解決(SIモデル) クラウドネイティブ化における課題 1.

    アーキテクチャーの再設計 2. スキルと知識のギャップ 3. セキュリティとコンプライアンス 4. 運用と監視 5. データ管理 6. コスト管理 7. レガシーシステムとの統合 アプリケーションレイヤ インフラレイヤ
  13. © NEC Solution Innovators, Ltd. 2024 18 SIモデル提供 AWS案件における課題をオフロード! ノウハウや作業をモデル化することで

    ・PJリソースを開発に集中させるSIテンプレートを提供 ・提供品質の高品質、均一化 ・提供スピードの高速化 対応工程 見積 要件定義 設計 構築 テスト