たくさん本を読んだけど １年後には綺麗サッパリ！を乗り越えて 学習の鬼になるぞ👹

2024.7.18 渋谷でビール片手にLT会！にて発表した資料です。

このLTを創るにあたって考慮したHeptabaseのMapはこちらです。
https://app.heptabase.com/w/e42eb21ca24e048963c4b380a4977119b69cd929d2365c5e916cffb9b2acc8ee

Transcript

1. 「あ～これは良い本だ～、勉強になった～」 「で、なんだっけ？」 2024.7.18 渋谷でビール片手にLT会！ YUM3 たくさん本を読んだけど たくさん本を読んだけど １年後には綺麗サッパリ！を乗り越えて １年後には綺麗サッパリ！を乗り越えて 学習の鬼になるぞ 👹 学習の鬼になるぞ 👹
2. とある新卒社員の日常
3. よし！今日からたくさん学んで スーパーなエンジニアになるぞ！
4. よし！今日からたくさん学んで スーパーなエンジニアになるぞ！ 先輩の経験談をぜひ教えてください！
5. よし！今日からたくさん学んで スーパーなエンジニアになるぞ！ 先輩の経験談をぜひ教えてください！ ほげほげふがふが...
6. よし！今日からたくさん学んで スーパーなエンジニアになるぞ！ ふむふむ...すごい人の話を聞いて、 とってもすごいことを学んだ気がするぞ！ 先輩の経験談をぜひ教えてください！ ほげほげふがふが...
7. もちろん、終業後だってたくさん勉強するぞ！
8. もちろん、終業後だってたくさん勉強するぞ！ 本もたくさん読むぞ！
9. もちろん、終業後だってたくさん勉強するぞ！ なになに・・・ 「新人エンジニアが読むべき本30選」？ 片っ端から読んで爆速成長するぞ！ 本もたくさん読むぞ！
10. 今回このプロジェクトで面白い 経験をして学びになったぞ...!
11. 今回このプロジェクトで面白い 経験をして学びになったぞ...! 時間があるときに、Qiitaにアウトプットだ！
12. 今すればいいのに・・・ 今回このプロジェクトで面白い 経験をして学びになったぞ...! 時間があるときに、Qiitaにアウトプットだ！
13. やがて時は過ぎて ～３年後～
14. 先輩！今日は先輩が学んできたこと について詳しく教えてください！
15. 先輩！今日は先輩が学んできたこと について詳しく教えてください！ 私が学んできたことであれば 何でも教えましょう...!
16. 先輩！今日は先輩が学んできたこと について詳しく教えてください！ 私が学んできたことであれば 何でも教えましょう...! 例えばこの本とかめっちゃオススメ！
17. 先輩！今日は先輩が学んできたこと について詳しく教えてください！ 私が学んできたことであれば 何でも教えましょう...! 例えばこの本とかめっちゃオススメ！
18. なるほど...!どういうところが おすすめなんですか？
19. なるほど...!どういうところが おすすめなんですか？ うーん？忘れちゃったけど 学びになったのだけは覚えている！
20. なるほど...!どういうところが おすすめなんですか？ うーん？忘れちゃったけど 学びになったのだけは覚えている！ それにこの本！ これは人生を大きく変える本だったよ！ 内容は読んでみてからのお楽しみかな！
21. なるほど...!どういうところが おすすめなんですか？ うーん？忘れちゃったけど 学びになったのだけは覚えている！ それにこの本！ これは人生を大きく変える本だったよ！ 内容は読んでみてからのお楽しみかな！
22. なるほど...!どういうところが おすすめなんですか？ うーん？忘れちゃったけど 学びになったのだけは覚えている！ それにこの本！ これは人生を大きく変える本だったよ！ 内容は読んでみてからのお楽しみかな！ （覚えてないだけ）
23. 他に学んだこととかあります？
24. 他に学んだこととかあります？ （昔経験豊富なエンジニアの人と 働いたな・・・）
25. 他に学んだこととかあります？ （昔経験豊富なエンジニアの人と 働いたな・・・） その時の教えは...SOLID原則を 意識しておくといいってことだったよ
26. SOLID?これは何なんですか？
27. SOLID?これは何なんですか？ なんだっけな... 単一責任の原則とリスコフと...(ｶﾁｯ)
28. SOLID?これは何なんですか？ なんだっけな... 単一責任の原則とリスコフと...(ｶﾁｯ) 思い出しました！ 単一責任の原則はコードだけじゃなく 普段の生活でも役立ちますよね
29. SOLID?これは何なんですか？ なんだっけな... 単一責任の原則とリスコフと...(ｶﾁｯ) 思い出しました！ 単一責任の原則はコードだけじゃなく 普段の生活でも役立ちますよね あ～めっちゃわかる（考えたことなかった）
30. 他にも、過去のプロジェクトとかで 上手く行った経験とかあるんですか？
31. 他にも、過去のプロジェクトとかで 上手く行った経験とかあるんですか？ あ～遅れてたのに よくわからないけど納期に間に合ってさ
32. 他にも、過去のプロジェクトとかで 上手く行った経験とかあるんですか？ あ～遅れてたのに よくわからないけど納期に間に合ってさ やっぱり根性...かな！
33. 他にも、過去のプロジェクトとかで 上手く行った経験とかあるんですか？ あ～遅れてたのに よくわからないけど納期に間に合ってさ やっぱり根性...かな！ 色々ありがとうございました！ （あまり中身なかったな...）
34. 俺もまた『クリーンアーキテクチャ』とか 読み返そうかな...
35. 自分が学んできたことや 理解していることは
36. 自分が学んできたことや 理解していることは 誰かに聞かれた時に 初めて“気づく”
37. 数々のことを学んできた はずなのに
38. 数々のことを学んできた はずなのに 断片的なことしか思い出せず 応用もできていない
39. 過ぎていくのは時間だけ
40. 過ぎていくのは時間だけ “学んでいるつもり”で あったことに気づく
41. たくさん学んで 学んだことを活かして もっともっと凄いことをしたかったのに どうしてこうなってしまったんだろう
42. たくさん学んで 学んだことを活かして もっともっと凄いことをしたかったのに どうしてこうなってしまったんだろう ちなみにこれは私の話です
43. いったい 何が起きていたのだろうか
44. 「あ～これは良い本だ～、勉強になった～」 「で、なんだっけ？」 2024.7.18 渋谷でビール片手にLT会！ YUM3 たくさん本を読んだけど たくさん本を読んだけど １年後には綺麗サッパリ！を乗り越えて １年後には綺麗サッパリ！を乗り越えて 学習の鬼になるぞ 👹 学習の鬼になるぞ 👹
45. 上 山 優 希 上 山 優 希 Yuki Yuki Ueyama Ueyama 21卒(26歳) 21卒(26歳) Web開発者 Web開発者 スクラムマスター スクラムマスター 皆が楽しくてたまらない チームづくりや組織づくりが興味領域
47. アウトプットはできるが 質の高いアウトプットは難しい
48. アウトプットの ライフサイクル
49. アウトプットのライフサイクル
50. 探索 価値を見出す アウトプットのライフサイクル
51. 探索 収集 本・動画・Web 価値を見出す アウトプットのライフサイクル
52. 探索 収集 思考 本・動画・Web 価値を見出す アウトプットのライフサイクル 得た情報を 経験と紐づけて 知識にする
53. 探索 収集 思考 創造 本・動画・Web 価値を見出す 紐づけながら 知恵を創る アウトプットのライフサイクル 得た情報を 経験と紐づけて 知識にする
54. 探索 収集 思考 創造 共有 アウトプットのライフサイクル 本・動画・Web 価値を見出す 得た情報を 経験と紐づけて 知識にする 紐づけながら 知恵を創る 知恵を伝える
55. 探索 収集 思考 創造 共有 アウトプットのライフサイクル 本・動画・Web 価値を見出す 得た情報を 経験と紐づけて 知識にする 紐づけながら 知恵を創る 知恵を伝える
56. 探索 収集 思考 創造 共有 アウトプットのライフサイクル 本・動画・Web 価値を見出す 得た情報を 経験と紐づけて 知識にする 紐づけながら 知恵を創る 知恵を伝える ここを主に話します
58. インプットには 落とし穴がある
59. 罠① 効率主義への傾倒
60. 効率主義の目的は、不確実性をできる限り減らし、予測可能性と効率性を高め ることであることは言うまでもない。 （中略） それにもかかわらず、このメンタルモデルはあまりにも深くしみついており、 意識できない。それが組織やコミュニケーションを設計する方法や、文化を創 る方法を完全に決めてしまうのだ。 罠① 効率主義への傾倒
61. 効率主義の目的は、不確実性をできる限り減らし、予測可能性と効率性を高め ることであることは言うまでもない。 （中略） それにもかかわらず、このメンタルモデルはあまりにも深くしみついており、 意識できない。それが組織やコミュニケーションを設計する方法や、文化を創 る方法を完全に決めてしまうのだ。 罠① 効率主義への傾倒
62. 私達は想像以上に 効率主義が身についてる
63. 私達は想像以上に 効率主義が身についてる 「効率よく何も残さない」か 「効果的に何かを残す」か
64. 罠②知識コレクター化
65. コレクターの誤謬とは 二度と見返すことのない、一見おもしろそうな 大量の情報の断片を溜め込んでしまうこと 罠②知識コレクター化
66. コレクターの誤謬とは 二度と見返すことのない、一見おもしろそうな 大量の情報の断片を溜め込んでしまうこと 罠②知識コレクター化 「何をインプットしないのか」 を決めることが重要
67. 学習には段階がある
68. 学習には段階がある 知識だけ集めていても 役立たせるのは難しい
69. 学習の段階
70. 学習の段階 経験則から自分で考えて 言葉にすると初めてつながり より抽象的な理解につながる
71. 学習の段階 経験則から自分で考えて 言葉にすると初めてつながり より抽象的な理解につながる 知識だけあっても 本質的な理解は難しい
72. 罠③知識の荒野化
73. 「確かこんな話を、どこかで読んだ気がする」 というレベルのアウトプットでは、知的戦闘力 の向上は果たせない 罠③知識の荒野化
74. 「確かこんな話を、どこかで読んだ気がする」 というレベルのアウトプットでは、知的戦闘力 の向上は果たせない 罠③知識の荒野化 知識はどこかで 整理する必要がある
75. 罠④コンフォートゾーン学習
76. はっきりといいますが、言語、チーム、技術の 切り替え、知識の共有は、プログラミングのコ ンフォートゾーンを抜き出していません。 コンフォートゾーンの解釈を専門的なプログラ ミング知識に制限してしまうと、アイデアを交 配させるもっと肥沃なアイデアのプールを見落 としてしまう危険性があります。 罠④コンフォートゾーン学習 自分が快感を得るゾーン から一歩抜け出す
77. 数々の罠を避けつつ インプットをする必要がある
79. より効果的に 読書するために
80. 読んでおわりにしない
81. 読書は、他人にものを考えてもらうことである。 本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にた どるにすぎない。 読んでおわりにしない
82. 読書は、他人にものを考えてもらうことである。 本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にた どるにすぎない。 読んでおわりにしない 読んで自分の経験を通して 考えたことが宝石になる
83. 読書カード（メモ）を書く
84. 「覚えないこと」を前提にした上で独学のシステ ムを構築する際に重要になるのは「脳の外部化」 になる 読書カード（メモ）を書く
85. 「覚えないこと」を前提にした上で独学のシステ ムを構築する際に重要になるのは「脳の外部化」 になる 知識管理システムを 外に持つ 読書カード（メモ）を書く
86. 本の知識だけを得る “単利”から
87. 本の知識だけを得る “単利”から 自分の経験をも元本にする “複利”へ
88. 本の知識だけを得る “単利”から 自分の経験をも元本にする “複利”へ
89. 自己の経験も繋げるには ふりかえりが必須
90. 自己の経験も繋げるには ふりかえりが必須 あなただけの経験と 知識を掛け合わせる
91. コルブの経験学習サイクル 経験する 1. どんな成功または失敗を経験したのか a. 振り返る 2. そこから何を学んだのか a. 法則を見出す 3. そこからどんな教訓や法則を見つけたのか a. 次の計画に活かす 4.
92. メタ認知も重要になる
93. リフレクションの段階
94. 結果の リフレクション リフレクションの段階 出来事や 結果について
95. 結果の リフレクション 他責の リフレクション リフレクションの段階 出来事や 結果について 他者や 環境について
96. 結果の リフレクション 他責の リフレクション 行動の リフレクション リフレクションの段階 出来事や 結果について 他者や 環境について 自分の 行動について
97. 結果の リフレクション 他責の リフレクション 行動の リフレクション 内面の リフレクション リフレクションの段階 出来事や 結果について 他者や 環境について 自分の 行動について 行動の前提に ある持論 について
98. 他責をするのは 悪くない
99. 他責をするのは 悪くない 他責で終わるのが 良くない
100. そしてこの 自己変容の経験が
101. そしてこの 自己変容の経験が より知識との紐づけを 強くする
103. 洞察や知恵を 得るために
104. 思考を表現する５つの方法
105. 情報を繋げて「知識」に
106. 情報を繋げて「知識」に 知識に自分の経験を意味付けて「洞察」に
107. 情報を繋げて「知識」に 知識に自分の経験を意味付けて「洞察」に 特定の洞察の道筋が「知恵」となる
108. ５つの思考をどう実現するか
109. ５つの思考をどう実現するか 数あるドキュメントツール
110. 正直ツールなんて・・・
111. 正直ツールなんて・・・ 何でも良くない！！！
112. 正直ツールなんて 何でも良くない！！！ Heptabase
113. なぜHeptabaseなのか
114. なぜHeptabaseなのか カスタマイズ性の低さ ⇛メモに集中できる
115. なぜHeptabaseなのか カスタマイズ性の低さ ⇛メモに集中できる ホワイトボードによるマッピング ⇛視覚的効果が高い
116. なぜHeptabaseなのか カスタマイズ性の低さ ⇛メモに集中できる ホワイトボードによるマッピング ⇛視覚的効果が高い 小さなUI/UXの高さの積み重ね ⇛「学習」自体が「楽しい」と感じる
117. PKMとMOC
118. PKMとMOC PKM(Personal Knowledge Management)とは 個人の知識を管理して 知識管理プロセス作業をサポートする方法
119. PKMとMOC PKM(Personal Knowledge Management)とは 個人の知識を管理して 知識管理プロセス作業をサポートする方法 MOC(Map Of Contents)とは メモを整理するための 自分を文脈としたリンクのまとめノート
120. PKMとMOC PKM(Personal Knowledge Management)とは 個人の知識を管理して 知識管理プロセス作業をサポートする方法 MOC(Map Of Contents)とは メモを整理するための 自分を文脈としたリンクのまとめノート MOCは情報を知識に変換する過程で重要
121. HeptabaseとMOC
122. HeptabaseとMOC MapがMOCの役割を果たす 視覚的につながりを表現できる
123. HeptabaseとMOC MapがMOCの役割を果たす 視覚的につながりを表現できる Mapは思考プロセスを保存する カードの位置関係や関連付けそれ自 体が思考のプロセスを保存する。
124. HeptabaseとMOC MapがMOCの役割を果たす 視覚的につながりを表現できる Mapは思考プロセスを保存する カードの位置関係や関連付けそれ自 体が思考のプロセスを保存する。 視覚情報・空間の力でより学習が捗る
125. Heptabase読書法 栞型のココフセンがオススメ
126. Heptabase読書法 ①本を読み、 「面白い」と感じた部分に付箋を貼っていく 栞型のココフセンがオススメ 「役立ちそうだから」では貼らない。知識コレクターになってしまう可能性があるため
127. Heptabase読書法 ①本を読み、 「面白い」と感じた部分に付箋を貼っていく 栞型のココフセンがオススメ 「役立ちそうだから」では貼らない。知識コレクターになってしまう可能性があるため ②通読したら付箋の部分を見返す 一度本をそのまま楽しむことを目的とする。シンプル読書は楽しい
128. Heptabase読書法 ①本を読み、 「面白い」と感じた部分に付箋を貼っていく 栞型のココフセンがオススメ 「役立ちそうだから」では貼らない。知識コレクターになってしまう可能性があるため ②通読したら付箋の部分を見返す 一度本をそのまま楽しむことを目的とする。シンプル読書は楽しい ③付箋の貼った箇所の内容を抜き出しつつ、自分の経験と 結びつけたメモをHeptabaseに蓄積する 抜き出すだけだと頭に残らない。経験だけだと、後で引用したいときに困る。 なので引用しつつ、そこに対しての自分の経験を内省しつつ、メモに含める
129. Heptabase読書法 ①本を読み、 「面白い」と感じた部分に付箋を貼っていく 栞型のココフセンがオススメ 「役立ちそうだから」では貼らない。知識コレクターになってしまう可能性があるため ②通読したら付箋の部分を見返す 一度本をそのまま楽しむことを目的とする。シンプル読書は楽しい ③付箋の貼った箇所の内容を抜き出しつつ、自分の経験と 結びつけたメモをHeptabaseに蓄積する 抜き出すだけだと頭に残らない。経験だけだと、後で引用したいときに困る。 なので引用しつつ、そこに対しての自分の経験を内省しつつ、メモに含める ④HeptabaseのMap内でメモ同士の関係性をマッピングする どのメモがどのメモと関係しているのかを明示的にすることで、より頭の中に繋がりを 自分で作っていく
130. Heptabaseの例 DEMO TIME
131. メモを取る作業を 「めんどくさい」から
132. メモを取る作業を 「めんどくさい」から 「楽しい」に変わるだけで 劇的に学習速度は加速する
134. 個と組織で学ぶ
135. 個と組織で学ぶ 尺の関係でカット✂️
136. 記事もあるよ 最後に 今回のLTを考える上で使用したMap LTスタイルを参考にしました→