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AI機能開発の不確実性との向き合い方 〜NoじゃなきゃGo〜
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Yusuke Hidaka
January 28, 2026
1
990
AI機能開発の不確実性との向き合い方 〜NoじゃなきゃGo〜
2026-01-28 AI時代のプロダクトマネジメント反省会 成功も失敗も語るしかNight の10分LTの登壇資料です。
Yusuke Hidaka
January 28, 2026
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Transcript
AI機能開発の不確実性との向き合い⽅ 〜NoじゃなきゃGo〜 2026-01-28 AI時代のプロダクトマネジメント反省会 成功も失敗も語るしか Night LT LayerX 日髙雄介
© LayerX Inc. 2 ⾃⼰紹介 ⽇髙雄介 hidac 株式会社LayerX バクラク勤怠 PdM
略歴 Airレジ / Airビジネスツールズ • プロダクトマネージャー • 新規事業企画‧⽴ち上げ バクラク事業部 バクラク勤怠 • プロダクトマネージャー • 2025年11⽉⼊社 (株)リクルート
© LayerX Inc. 3 バクラクの事業領域 and more…!
本⽇のテーマ
© LayerX Inc. 5 本⽇のテーマ:有給休暇の付与 「有給休暇」ってどのように付与されているかみなさん知っていますか?🤔
© LayerX Inc. 6 有給休暇の付与 労務担当者が全員分確認→付与 かつてはエクセルだったが、今はシステムによる⾃動付与が主流に 労務担当者
© LayerX Inc. 7 課題 有休の付与ルールは、就業規則(働き⽅についてのきまり)を基に設定 付与する⽇数やタイミングは各社様々であり、フォーマットもバラバラ テキストだったり 表だったり
© LayerX Inc. 8 課題 就業規則を解釈し、プロダクトの設定に落とし込むのが難しい 特に有給の付与⽇数≒お⾦なので丁寧に設定‧確認が必要 就業規則(平均50ページ) ルールの設定項⽬(バクラク勤怠)
© LayerX Inc. 9 課題 誰にいつ何⽇あげるか?のシミュレート機能は⽤意。が、正しく設定できているかが不安で時間がかかる 今⽉⼊社 半年後⼊社
© LayerX Inc. 10 就業規則を基に、AIが有休を⾃動付与するルールの初期設定案を作成してくれる機能 ソリューション
© LayerX Inc. 11 ソリューション
© LayerX Inc. 12 アジェンダ:今⽇お話しすること 11/04 ⼊社 12/23 リリース 各プロセスの概要と、⾼速リリースをするための「不確実性との向き合い⽅」について話します
要求定義(1w) 要件定義(3w) 実装‧精度検証(2w) リリース後 モニタリング / 磨き込み 11/10 検討開始 11/17 スコープ決定 12/22 リリース判断 12/08 画⾯‧仕様決定 実装開始 構想からリリースまで1.5カ⽉(実装‧テストは2週間)
要求定義
© LayerX Inc. 14 前提:検討のきっかけ 勤怠は特に乗り換えが⼤変なプロダクト → AIを利⽤して初期設定をラクにしよう
© LayerX Inc. 15 課題設定‧スコープ決め 課題の⼤きさを確認 → 勤務体系の設定 / 有休の付与ルール に着⽬
© LayerX Inc. 16 課題設定‧スコープ決め 30サンプル 実現可能性を確認(就業規則を約30サンプル読み込み) 平均50ページ 項⽬/記載有無/条⽂
© LayerX Inc. 17 課題設定‧スコープ決め 実現可能性から、まず「有休付与ルール」にスコープを決定 問い合わせ数 多 難 実現可能性
勤務体系 設定 有休付与 ルール まずここ! ※規則に記載なく、実現が難しい ※規則にほぼ記載有り、実現可能性そう 易 少
要件定義〜実装
© LayerX Inc. 19 必要なルール数 8割のお客様にとって、作成が必要なルール数は1,2個 3つ以上の設定が必要なのは2割のお客様
© LayerX Inc. 20 精度検証 検証を進めていくと、複数ルール作成パターンは精度がブレることわかった 1,2個のケース(易) 3個以上のケース(難) 受け⼊れ基準:90% (10回中9回)
✅ ⚠ ‧同じ⼊⼒でもブレる ‧1個のルールだけ間違える etc…
© LayerX Inc. 21 デリバリー期限 開始時点で「年内のリリースを⽬指す。それまでにできるものを出す」とチームで決めていた 逃すと年明けのリリースになってしまい、得られるサンプルケースが減ってしまう 11/04 ⼊社 12/23
リリース 検討可能期間は約1ヶ⽉ 11/17 スコープ決定 リリース期限 12中旬 NOW
© LayerX Inc. 22 LayerXの価値観 不確実性が高い領域は、 No(すごく高いリスク)ではないのであれば Go
© LayerX Inc. 23 LayerXの羅針盤 今回のNoとなりうる懸念点は一部の難しいパターンの精度のブレとハレーション 3個以上のパターンで精度ブレ 品質担保できない 不信感‧業務毀損の可能性 1,2個のパターンは安定
© LayerX Inc. 24 ガードレールを⽤意 ヒューマン‧イン‧ザ‧ループの導⼊ AIが導き出した答えを、最後には必ず⼈間がその内容を吟味し、最終決定を下す。
© LayerX Inc. 25 ガードレールを⽤意 ルールを確認 → 作成するかどうかを必ず回答するUI/UXに ‧作成するかどうかを必ず回答 ‧「AIによる推奨設定」と明記 ‧項⽬の編集可
© LayerX Inc. 26 ガードレールを⽤意 アンケートやリアルタイムslack通知をASP(KARTE)でライトに実装し、 異常にはすぐに気づけるように設計
© LayerX Inc. 27 意思決定 最低限のガードレールを⽤意した上で「まず出す、そこから磨き込む」 → 年内リリースを達成 ガードレールによって No→Goの領域に
© LayerX Inc. 28 学びポイント AI開発の不確実性との向き合い⽅:(やれることはやった上で)NoじゃなきゃGo
リリース後
© LayerX Inc. 30 現状の結果 7割が作成完了。概ね想定通りで、悪くはないが⼀部改善が必要な状態
© LayerX Inc. 31 様々な課題に直⾯ リリース後 • ログをたどるだけで死ぬほど⼤変‧‧‧ • プロンプト改善したらすぐにprd反映したいけどデプロイが⾯倒
• プロンプト変更後、他のケースで精度落ちていないか不安 • やっぱ精度落ちたから前のプロンプトに戻したい etc…
© LayerX Inc. 32 評価‧テストの⾃動化や諸々について知りたい⽅は、こちらのイベントにて! 弊チームQAの@matsu-sanが登壇します! 改善‧評価‧テストは次回のイベントにて ↓イベントのURL
© LayerX Inc. 33 Langfuseとrunnいうツールを利⽤して⾏っています。 興味ある⽅はぜひイベントにご参加ください! リリース後の改善‧評価‧テスト • トランザクションのスコアリング •
Promptのバージョン管理、デプロイ • テストケースの管理、適⽤ • デプロイ時のテストの⾃動化 ↓イベントのURL
© LayerX Inc. 34 「いい感じ」⾵にまとめていますが、体験/デザイン議論に3週間かけたのは明確に失敗でしたOTL 話せなかったこともたくさんあるのでぜひ懇親会で! 最後に 11/04 ⼊社 12/23
リリース 要求定義(1w) 要件定義(3w) 実装‧精度検証(2w) リリース後 モニタリング / 磨き込み 11/10 検討開始 11/17 課題‧スコープ決定 12/22 リリース判断 12/08 画⾯‧仕様決定 実装開始 Problem:開発の⽅が短い 😭
© LayerX Inc. 35 we are hiring! LayerXでは技術の進化を信じて一緒に歩んでくれる 仲間を募集しています 事業や文化に興味ある方も
ぜひ採用サイトをご覧いただけますと! Bakuraku Engineering Team Deck Bakuraku Product Manager Team Deck
ご清聴ありがとうございました。