Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スクラム見習いがワークショップを企画して開催に至るまで / What is important...
Search
Yunosuke Koizumi
September 21, 2019
How-to & DIY
2
3.3k
スクラム見習いがワークショップを企画して開催に至るまで / What is important thing to hold workshop?
Yunosuke Koizumi
September 21, 2019
Tweet
Share
More Decks by Yunosuke Koizumi
See All by Yunosuke Koizumi
大規模な組織で新規機能開発が頓挫したことの学び / Learning that new function development had failed
yzumi
0
500
Other Decks in How-to & DIY
See All in How-to & DIY
Within the team, I grow as a tester and continuously pursue product quality
camel_404
6
2.7k
ミシンと刺繍とOSS
godan
3
140
[電子工作]クリップモーターをつくろう
oriontakemura
0
330
HCIのデモに役立つ映像活用アイデア集 #WISS2024 ナイトセッション #HCIVideoCulture
bonsaistudiojp
2
980
AWS Summit Japan 2025 個人的参加レポート
midnight480
0
160
いぬぬウォッチャー - オレトク賞オンライン決勝 #ヒーローズリーグ
n0bisuke2
0
240
JAWS-UG KOBE #1 - JAWS-UG Updates
awsjcpm
0
100
あなたは何故コミュニティに参加するのか?
awsjcpm
1
200
How to create better speaker proposals
logico_jp
2
990
#スタックチャン「魔改造の夜」に行く
syumme01
1
300
「無理」を「コントロール」するスキル / Skills to Control "Muri"
hageyahhoo
5
3k
評価のギャップから紐解く、「評価軸」と「ソフトスキル」の重要性
blajir
2
110
Featured
See All Featured
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.8k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Side Projects
sachag
455
43k
It's Worth the Effort
3n
187
28k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
232
18k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
791
250k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
14k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
29
2.6k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.8k
Transcript
スクラム見習いが ワークショップを企画して開催に至るまで 2019.09.21 XP祭り 2019 KoizumiYunosuke @y-zumi
About me 小泉 裕之介 / twitter: @y_zumi3 -バックエンドエンジニア/Go言語 -新宿御苑を散歩することが好き。 -毎週ブログ書いてます。”y-zumiの日記”
-Goとk8sが多め、スクラムネタも書きたい
今日話すこと 1. 自分のチームのスクラム事情 2. ワークショップを設計する上で重要な考え方 3. ワークショップをやってみての所感
チームの概要とスクラムの導入状況 - プロダクトマネージャー/バックエンド/フロントエンドで開発しています - バックエンドとフロントエンドで2つのチームに分かれています - (理想は1つのスクラムチームで開発したい) - バックエンドは8名(日本人5名、台湾人2名、インド人1名) -
MTG、Slackともにほぼ英語(グローバル)
チームの概要とスクラムの導入状況 - テックリード1名/エンジニア6名/スクラムマスター兼エンジニア1名 - チームのスクラム歴=6ヶ月(まだまだヒヨッコで痛みも多い) - 1スプリント=2週間 - スプリントプランニング/スプリントレトロスペクティブ/プロダクト バックログリファインメント/デイリーMTG
とある3スプリントのヴェロシティで見えた課題 STORY POINTS 0 20 40 60 80 100 120
Sprint 2019.1 Sprint 2019.2 Sprint 2019.3 コミットメント ヴェロシティ 伸び悩み… \まぁまぁ/ \(°д°)/エェぇe..
開発チームの課題と対処方法 原因は以下の2つ 1. スプリントバックログに入れるタスクの量が多すぎる - バックログに入れるタスク量を減らす - POに仕様を減らすか、期限を伸ばすか迫る必要がある 2. タスクの見積もりが誤っている
- プランニングの時間を増やす - タスクを1スプリント内に終わる粒度まで分解する
開発チームの課題と対処方法 原因は以下の2つ 1. スプリントバックログに入れるタスクの量が多すぎる - バックログに入れるタスク量を減らす - POに仕様を減らすか、期限を伸ばすか迫る必要がある 2. タスクの見積もりが誤っている
- プランニングの時間を増やす - タスクを1スプリント内に終わる粒度まで分解する \ワークショップで解決してみる!/
ワークショップの設計で重要なこと 以下をひたすら考え続ける 1. ワークショップ後に参加者にどのような状態になって欲しいか? - ただレクチャーしても共感してもらえなければ状態は変わらない - e.g. 子供に「勉強しろ」と言っている親と同じ -
ワークショップで得た体験から気づきを得て自分ごと化させる - e.g. 子供に「勉強が楽しい」と感じてもらう方法を考えてみる 2. 上記のワークショップで解決したい問題が解けるようになっているか? \個人的に/
ワークショップのコンセプトと内容 - 目指す状態 - タスクの見積もり方にギャップを感じてもらうことで、プランニングを 見直してもらうきっかけを提供する - 内容 1. A,Bチームに分かれて同じプロダクトバックログアイテムを分割する
2. A,Bチームでタスクの分割基準や粒度について質問し議論する
結果どうだったか - ファシリテーションの力不足による時間配分のミスが発生 - Aチームではタスクの分割を十分にすすめることができなかった - A,Bチームの議論フェーズでは気づきを深めることができなかった - Bチームはスクラムマスターのファシリテーションがうまかった -
UserStory, TechStory, Task という粒度で整理できていた - 一部のメンバーはタスクの見積もり方法に変化が見られた
ワークショップを終えての感じたこと - 当初の狙い通りに参加者の気づきを深められることは快感!! - 人の行動に良い変化を与える事ができる方法の一つだと感じた - 10人弱をファシリテーションするのはかなり難しい - ファシリテーションのスキルの重要性を身を以て感じた -
課題が解決したかどうかは懇親会等で話せればと思います!