Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
宣言やガイドを示したってよくならない!スクラムチームが回るようにするためにはきっかけが必要だ!
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
Abe
October 04, 2025
Business
260
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
宣言やガイドを示したってよくならない!スクラムチームが回るようにするためにはきっかけが必要だ!
Abe
October 04, 2025
Other Decks in Business
See All in Business
“隣のチームの改善の取り組み”を見える化 すれば、チームはもっと良くなると思っていた。同じ部署 19チーム・243件 の取り組みを見える化した記録と、見えてきた 壁と価値
hansodeeeeee
3
810
自分が "コントロールできる" と思い込んで "引き出しを増やす"
konifar
15
6.3k
10年、同じドメインに 浸かる覚悟 / Decade-deep in one domain.
hirokiyamamoto14
PRO
0
250
AIがなくてもつよいPM/PdM/ディレクターになるには?
iflection
0
970
会社説明資料
xinghr
0
3.2k
正解が消えた開発現場で、どう後輩を育てればいいのか?~ AI時代における「若手のストレス」と「メンターの限界」に向き合う ~
mkitahara01985
1
120
ログラス会社紹介資料 新卒採用 ビジネス職[経営幹部候補]/ Loglass Company Deck
loglass2019
2
25k
UNICORN株式会社2026会社説明資料
unicorn
0
6.1k
KEEBHOLIC NAGOYA Vol.2
shakupan
0
170
データを使う側視点のデータ整備 / 第2回 データ整備を前向きに考える会
shinu
PRO
0
410
AWSのログ/アラートの調査を AIで自動化してみた話
tomomasa
0
180
LW_brochure_business
lincwellhr
1
91k
Featured
See All Featured
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
55
13k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
12k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.9k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
18k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
17k
Applied NLP in the Age of Generative AI
inesmontani
PRO
4
2.5k
Bridging the Design Gap: How Collaborative Modelling removes blockers to flow between stakeholders and teams @FastFlow conf
baasie
0
700
HU Berlin: Industrial-Strength Natural Language Processing with spaCy and Prodigy
inesmontani
PRO
0
700
Believing is Seeing
oripsolob
1
220
KATA
mclloyd
PRO
35
15k
Test your architecture with Archunit
thirion
2
2.4k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
22k
Transcript
部署名 1 KDDI株式会社 阿部 成美 宣言やガイドを示したってよくならない! スクラムチームが回るようにするためにはきっかけが必要だ!
© 2022 KDDI 2 いきなりスクラムマスターに転機した 私がスクラムチームのためにやったこと 共通の悩みを抱えているスクラムマスターの参考になればなと 今日話したいこと
© 2022 KDDI 3 阿部 成美 Career History ・2014 KDDI入社
・2017 auノートアジャイル開発(POサポート) -サービスレコメンドシステム ・2018.10~ au PAY for BIZアプリ担当 自己紹介 ストレングス ファインダー 調和性、公平性、回復試行、原点思考、責任感
© 2022 KDDI 4 スクラムマスターになったきっかけ
© 2022 KDDI 5 中堅・中小企業向けのau PAY決済管理用アプリ アジャイル開発アプリ:au PAY for BIZアプリ
© 2022 KDDI 6 アプリとビジネス部門の悩みと開発部門のニーズが一致し、アジャイル開発へ転換 アプリをWFからアジャイル開発へ 開発部門のニーズ モビコムとau PAYのアジャイル開発 アジャイル開発拡大対象のプロダクトを
探していた ビジネス部門の悩み アプリ品質やデリバリに難あり 品質 -受入試験で多数の不具合 -リリース後の障害発覚 デリバリ -開発着手が最速1か月 -リリースは四半期に1回 モビコム×KDDIのアジャイル開発へ転換
© 2022 KDDI 7 スピード アジャイル内製化することで最短で 1週間間隔でのアプリリリースを実現 品質 au PAYやPontaポータル開発で培った
知見やプロセスから品質向上させ安定した サービス提供を実現 コスト クロスプラットフォーム採用や クロスファンクショナル体制から 効率的な開発を実現 アジャイルによる高速PDCAサイクルから利用者に寄り添ったプロダクトに磨き込み アジャイル開発で目指す姿 開発部門からも改善を提案しアプリの価値を最大化させる
© 2022 KDDI 8 巻き取りアプリ開発 2024/09 2025/03 ・リリース済みアプリのバックエンド フロントネイティブアプリを 1から開発
・WFで開発とサービス主管は 仕様確認で打ち合わせするくらい 巻き取りリリース ・巻き取りアプリをリリース 巻き取り中に発見された残課題はPBIリストへ DEV PO SM PO2名(他PJ兼任と阿部) POサポート4名 1名 アジャイルスタート ・前年度まで私がアプリのビジネス部門担当兼開発担当 POに就任 アジャイルスタート ブリッジSE1名 PM1名 開発3名 テックリード1名 開発サポート2名
© 2022 KDDI 9 本来の趣旨に添わないイベント・活動になっている スクラムしてみたけど… リファイメント 理想:POが目指したいユーザーストーリー語り、開発と一緒に何を作るかを決める 現実:POは欲しい機能を話し、開発は説明された機能の疑問点を聞く スプリントプランニング
理想:スプリントのゴールを決め、次スプリントでやるPBIを決める 現実:なんとなく重要度が高そうなPBIを次スプリントへ入れる会 スプリントレビュー 理想:ステークホルダーからFBを受ける会 現実:スクラムチームのレビュー会 レトロスペクティブ 理想:チームみんなでやる 現実:チームみんなでは意見が出ないのでPO/POサポートと開発と別々にレトロ
© 2022 KDDI 10 その結果・・・ スプリントレビューでPOが欲しいと思っていたことが違うことが判明する レトロ分断でチームでどんな問題が起きている問題へのアプローチ機会がない
© 2022 KDDI 11 チームっぽくない このスクラム・・・・ PO:PBIを持ってくる人 開発からみたPO:スプリントでやることを持ってきてくれる人 POから見たPO:作りたい機能を決めて話す人 開発:作る人
POから見た開発:開発はお願いしたものを作ってくれる人 開発からみた開発:開発は指示されたものを作る人
© 2022 KDDI 12 話すのめちゃめちゃ緊張する このスクラム・・・・ ・リアクションが無い、表情が見えない ・同意している?疑問に思っている? ・わかってもらえてる????
部署名 13 巻き取りアプリ開発 2024/09 2025/03 ・リリース済みアプリのバックエンド フロントネイティブアプリを 1から開発 ・WFで開発とサービス主管は 仕様確認で打ち合わせするくらい
巻き取りリリース ・巻き取りアプリをリリース 巻き取り中に発見された残課題はPBIリスト へ 体制見直し POをサービス主管で1名専任してもらう方針へ転換 転機が訪れる 自分の思考 ・プロダクトの価値を高めるより ・チーム全体の成長を高める方に興味がある ・SMの経験は今後のキャリア形成にも役立つ →SM引継ぎを決意 DEV PO SM PO1名 POサポート2名 阿部 ブリッジSE1名 PM1名 開発3名 テックリード1名 開発サポート2名 2025/07 更に・・・ステークホルダーがイベントに参加!
© 2022 KDDI 14 SMになるとは決意したけど・・・ 何から始めよう? 書籍とか? スクラムコーチ相談するか…
© 2022 KDDI 15 アジャイルソフトウェア開発宣言とスクラムガイドの読み直し ・会議はしているけど対話はしていない ・チームの検査ができていないので、適応(カイゼン)につながらない ・POと開発が分断していて、透明性がない ガイドや開発宣言と比べて、アプリチームの今はどうだろうか? スクラムガイド
| スクラムガイド日本語版 アジャイルソフトウェア開発宣言
© 2022 KDDI 16 宣言やガイドの姿を違うのはわかったけどどうする? こんなことが必要では? ・個々を知り、開発とPOではなく一つのチームなのを体感してもらう ・言われてではなく、自分たちがチームが良くなるように考え行動していく マインドにする
© 2022 KDDI 17 きっかけづくり
© 2022 KDDI 18 カメラオンの呼びかけ -強制ではなく、お願いベースで根気強く -お互いの表情を見せるようにし 発話者が安心して発言できるようにする きっかけづくり1:お互いが見える場作り
© 2022 KDDI 19 きっかけづくり2:個を知る/知ってもらう ①ドラッカー風エクササイズ開催 ②Check-in導入 ・簡単なテーマでアイスブレイク -最近見た映画は? -朝派?夜派?
-暑いときの過ごし方は? 個人の考え方の違いやモンゴルと日本の文化の違いが垣間見えたり ・自分の性格や趣味、価値観などをそれぞれ書く ・書き手への共感や深堀質問をコメント ・書き手へのチーム内での期待値を書く 暑いとき の過ごし 方は?
© 2022 KDDI 20 きっかけづくり3:やってみよう宣言 スクラムマスタースタンスを表明 まずはやってみるの精神でいろいろ試したい -やってみて困ったことがあれば方法を変える -チームが納得した上で物事を進めたい -やってみて気になることはどんどん言ってほしい
© 2022 KDDI 21 きっかけ4:お互いの視点を共有するレトロ レトロスペクティブをKPTからタイムライン形式へ変更 ▪タイムライン形式 ・全員でスプリント中のできごと(事実)を挙げる ・事実に対して思ったこと(感情)を書く ・感情と事実をもとに深堀ポイントを投票で決める
感情 事実 感情 事実 感情 事実 感情 感情 感情
© 2022 KDDI 22 実は… スプリントレビュー用の事前準備が大変 -レビュー用のドキュメントを毎回作成 -何を見せるかも含めてブリッジSEが考えてた スプリントレビューの成果の見せ方を変えよう -レビュー用ドキュメントはやめて
スプリントバックログリストを使おう -見せるものは動くアプリor動画にしよう -レビューのスピーカーは対象のPBIによって変える ブリッジSE 生まれた変化:問題が共有され、ジブンゴト化で考え行動する流れができる
© 2022 KDDI 23 実は… スプリントレビューとスプリントバックログ レトロを1日に詰まっているのが大変 その日は全く何もできない ・チームでどんなスケジュールが良いかディスカッション ・スケジュール案を作成し、2週間の期限を設けて実施
→好評につき、そのまま延長 生まれた変化:問題が共有され、ジブンゴト化で考え行動する流れができる わかる (めっちゃ賛同者がいた)
© 2022 KDDI 24 レトロを変えてしばらくすると、新たな課題もみえる 全員参加形式してるけど、実際に話す人は特定の人に限られている -時間も限られている中、12名それぞれに話してもらうような進め方は難しい -特定の人以外は話さなくてもいいやとなっている感じもする
© 2022 KDDI 25 きっかけ5:みんなが発言しやすくなるレトロ ▪グループレトロに変更 -3~4名の開発とPOの混合グループで分割 -各グループで話し合い、TRYをPBI化してみる -最後にチームへ共有する
© 2022 KDDI 26 生まれた変化:あまり発言していなかったメンバーから本音が引き出せた 実は… もっとユーザーストーリーを聞きたい -このPBIがお店の人にとってどんな「良い」に繋がるかを知りたい -作るときのモチベーションになる -今のPBIのフォーマットではその項目がないので抜けがち
PBIでユーザストーリーを必ず書くフォーマットにしよう -PBIをつくるときにユーザストーリーを必ずかけるようにしよう -どんなフォーマットが良いかはチームで聞き取りして変えていこう 開発者
© 2022 KDDI 27 ・アジャイルソフトウェア開発宣言やスクラムガイドにある姿になれるのは とてつもなく遠い道のりに見えた -開発とPOで分断された状態から一つのチームになれるのか -チームが変化したいと思ってくれるか -変化を受け入れてくれるか ちょっとした変化(きっかけ)から初めてチームみんなで変化を起こしていけば
少しづつ近づけそう まとめ 早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け