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202303_Files4.2触ってみた_NutanixMeetup.pdf

a.masago
March 16, 2023

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  1. 13 Nutanix FilesはこれまでProtection DomainやSmart DRによる保護機能が提供され ていましたが、それに加えてData Synchronization(またはスマートシンク?)が 追加されました。 Data Synchronizationの設定はPrism

    Centralから行う必要があり、レプリケーショ ン間隔は最短で10分となります。 なお、バージョン4.2現在ではTech Previewのため本番環境での利用は推奨されない 点に注意してください。 新しい保護機能Data Synchronization
  2. 16 Smart DRではDR側に切り替わる際、DNSレコードの書き換えやメイン側復旧時は レプリケーションの方向切り替えなどを自動で行う仕組みが利用できますが、Data Synchronizationにはそういった機能がないため、手動で対応する必要があります。 また、Smart DRはDR側のFilesは通常時読み込み専用となるため、データの一貫性 を保つことができましたが、Data Synchronizationは良くも悪くも両方で書き込み が可能なため、運用には注意が必要だと感じます。

    ただし課題も・・・ 障害発生 DNSレコード 書き換え メイン側機器復旧 戻しのレプリケー ションポリシー作成 メイン側へ レプリケーション DNSレコードを戻す 戻しのポリシー削除 通常のポリシー再作成 メイン側Files利用可能 Data SynchronizationでSmart DRと同じことをする場合、これだけの対応が必要。 ※Smart DRも全自動でやってくれる訳ではないですが・・・
  3. 21 では、これからはPrism CentralからFilesを展開すれば良いのかというと、今現在で はこれまで通りPrism Elementからの展開をおすすめします。 Prism CentralからデプロイしたFilesは以下の機能が利用できなくなってしまいます。 ・マルチVLAN構成 ・ネットワークセグメンテーション ・Protection

    Domainによる保護 特にProtection Domainによる保護はFilesで多く利用されている機能のため、設 計・運用に影響を与える可能性が高いです。 サードパーティ製品でバックアップを取っているなどを除き、基本的に従来の Prism Elementによる展開が望ましいと考えています。 なお、現状はPEから展開を推奨・・・
  4. 25 ・Filesのデータ保護は 「Protection DomainとSmart DRとData Synchronization」 ・Filesを操作するには 「Files ConsoleとFiles Manager」

    ・Filesの階層化は 「Data LensとStandard Tiering」 できることが増えて嬉しい反面、実は〇〇からは〇〇設定できない、▲▲を使うと ▲▲は利用できないみたいなことがあるので、安易に新機能を使うのではなく事前 に仕様を把握してからの利用を! まとめ