Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
女子商アプリ開発の軌跡
Search
アシアル情報教育研究所
March 18, 2025
Education
0
440
女子商アプリ開発の軌跡
アシアル情報教育研究所
March 18, 2025
Tweet
Share
More Decks by アシアル情報教育研究所
See All by アシアル情報教育研究所
2025年度Monaca Educationリニューアル体験会
asial_edu
0
37
Monaca Educationコースガイド
asial_edu
0
330
MonacaEducation2025機能アップデート情報
asial_edu
0
150
くだもの図鑑で研修2025
asial_edu
0
170
生徒のアイディア実現のために生成AIを活用したプログラミング授業実践
asial_edu
0
400
系統性を意識したプログラミング教育~ガチャを実装しよう~
asial_edu
0
450
探究的な学び:Monaca Educationで学ぶプログラミングとちょっとした課題解決
asial_edu
0
420
Monaca Education 活用事例セミナー:「年間通してMonaca Educationを活用する授業実践のご報告」
asial_edu
0
290
令和7年度無料トライアルキャンペーン説明会
asial_edu
0
4.9k
Other Decks in Education
See All in Education
Human-AI Interaction - Lecture 11 - Next Generation User Interfaces (4018166FNR)
signer
PRO
0
530
Présentation_1ère_Spé_2025.pdf
bernhardsvt
0
240
高校におけるプログラミング教育を考える
naokikato
PRO
0
160
2025年度春学期 統計学 第13回 不確かな測定の不確かさを測る ー 不偏分散とt分布 (2025. 7. 3)
akiraasano
PRO
0
120
万博マニアックマップを支えるオープンデータとその裏側
barsaka2
0
820
【品女100周年企画】Pitch Deck
shinagawajoshigakuin_100th
0
5.9k
探査機自作ゼミ2025スライド
sksat
3
780
相互コミュニケーションの難しさ
masakiokuda
0
220
核燃料政策を問う─英国の決断と日本
hide2kano
0
180
H5P-työkalut
matleenalaakso
4
40k
Ch1_-_Partie_1.pdf
bernhardsvt
0
240
マネジメント「される側」 こそ覚悟を決めろ
nao_randd
9
5.5k
Featured
See All Featured
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
236
140k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.7k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.5k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
160
23k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
30
9.7k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
33
8.8k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
53
8.9k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.8k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.9k
Transcript
女子商アプリ開発の軌跡 福岡女子商業高等学校 情報科 池田 和貴
自己紹介 名前:池田和貴 年齢:30歳 部活:AI・情報処理部 科目:情報科 (理科) 趣味:ゲーム、 Youtube 休日:コメダ珈琲で動画編集 特技:ゲーム制作
女子商に入社する前の趣味 Unityでゲーム制作 約30本作りました! (Googleでアプリも 出したことあります )
女子商に入社する前の趣味
女子商1年目の7月 商業科主任より「これ参加しない?」 全国商業高校Webアプリコンテスト(第1回) 池田の心境 「やった!ようやく俺の時代きた!渡りに船!」 早速、食堂へ希望生徒を募り2チーム参加へ
放課後の課外活動として実施 (開発エンジン:Unity) ⏩池田の持っていた 素材と教材を使って。 結果:2チームとも「 入選」 もっと時間をかけて授業内で作成したい!
結果:2チームとも「 入選」 ・自分たちでイラストを作成 ・背景も音楽もすごくこだわる ・家庭科の先生へ質問へ ・ドキュメントに沢山のメモ
結果:2チームとも「 入選」 ・難しいプログラムに挑戦! ・複数のパターンを用意 ・最後の最後までデバック作業!!
①提出時期が「女子商マルシェ」というイベントとほぼ 被っていた (準備が遅くなった ) (池田の)反省点 ⏩ もっと時間的な余裕がほしい!! ②自分1人でやることに限界を感じる
2年目 プログラミング (週2コマ)で実施! 情報科 2年生情報実践コース 担任 丸山 愛子先生 参戦! 対象:2年生の情報実践コース
61人(13チーム)
プログラミングの授業の 到達目標 ①プログラミングの基礎的な技術の習得 ②チームで 1つのプログラムを完成させる ③「社会や身の回りの課題解決」を考える! 開発エンジン: Monaca Education
4月:オリエンテーション 「どんなアプリを開発したいのか考えさせる」
チームリーダー(エントリーシート) イラスト、音楽のダウンロードと導入担当 動画担当 プログラマー チーム編成 (1チーム、4,5人) チームの中で『解決したい課題』を考える &役割分担(作業は全員でする! )
チームの決め方 自分たちで決めていい! (コチラから指定しない ) 理由:2年生なのである程度、仲が出来ている 難しい作業のために、せめて仲良し同士で
None
5月から8月 Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 1章から12章までを全て作成 前にスライドを映して解説 (前もって作成したコード ) その後に、 生徒がコードを書いてみる。
入力ミスが多発!エラー祭り! ⏩生徒に少しづつ変化が、 「慣れてきた!」 「分かってきた!」 池田(これ、どうしようかな …) ただ写しているだけになっている
7月:テスト 単語の4択問題 &悩ませる問題も
問題発生① どうやってアプリを作っていいか分からない プログラミング難しい。 アイデアを形にするの、 どうすれば? 9月:開発開始
まず、これを伝えなきゃいけない!(夏休みで忘れている生徒も) ・画像、音楽 をMonacaに入れる方法 ・新しいページの入れ方&ページの遷移方法 ・文字の入れ方、文字の装飾 ・背景の入れ方(変更方法) ・新しいスクリプト の入れ方(反映方法) ・画像の入れ方(変更方法) ・BGMの入れ方(変更方法)
コードをchatGPTに考えてもらう ※注意 HTML、CSS、JavaScriptを組み合わせたコード例を出す 検索ワード 『Monacaエデュケーションで◯◯アプリを作りたいです。 HTML、CSS、JavaScriptでコードを考えてください』 慣れたら5分で作成完了します
勿論、これだけで上手くできません!! chatGPTへ更なる質問 ①プロンプトを変えてみる。 ②より詳しい条件を記入してみる。 ③上手くいかないところを直接聞いてみる。 思った通り完成しない!
それでも解決しない場合は 先生出動!! 「質問においで!!!」
問題発生② アイデアの難易度が高すぎる (日頃の自分たちが使っているアプリとのギャップ ) 世界平和 マッチング アプリ 環境問題 ⏩さすがに、無理 解決すべき課題を
考えることにも苦戦 途中で内容を変更した班も
本校生徒の特徴 ・女子商のスローガン『挑戦を、楽しめ』 ⏩プロジェクト活動をたくさんしている! 【社会や身の回りの課題解決】を考えるのは得意! ・表現力が高い!日頃から自己表現している! ・色々な視点から物を考えることができる。 (ダイエット、旅行、おみくじ、恋愛、目覚まし ) 新しいアイディアを生み出すのが得意!
問題発生③ 衝突はかなりありました。 ・アプリの開発案で揉める (案が複数あって、自分の案が通らないことも ) ・難しいことを理由に何もしない生徒 ・理想が高過ぎてなかなかコードが作れない chatGPTのコードを書いても全然そのようにならない ⏩諦めや妥協はしない!
10,11月:エントリーシート ・タイトルを皆んなで決める! (タイトルが一番大事だ、と何度も忠告! ) ・実際の商品のように、ちゃんと問題解決出来て い るか、悩みに寄り添えているかを指示 ・実際に商品 (アプリ)の紹介をするように!
12月:動画制作 ⚠全部完成しないと出来ない ⚠ 少しづつ11月から作成していた班もいた が、多くがギリギリになってしまった。 なるべく劇にするよう指示 ドラえもんを意識
助けてドラえもん〜 このアプリを使うと解決するよ! 何か事件が起こる! こんな感じで指示しました。
今年の結果は1チームが 「プレゼン賞」 を頂きました! 賞状とトロフィーも頂いております。
完成した作品をいくつか紹介させてください。 ほいっぷわんわん モーニングマスターズ 恋愛相談 みんなの自己管理さいきょう計画
(今年度の反省 ) ・13チーム、約 60名の人数を見るのが難しい ・「プログラミングって難しい」と思わせてしまった。 ・基礎的なプログラミングの力が身についていない 😢 ⏩これが来年度の一番の課題です。 ・探究授業としては大成功! ・チーム同士の協力、スケジュール管理
アイディアを出し合い形にする!
ご視聴 ありがとうございました!!!