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AI時代の開発者評価について

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April 17, 2025

 AI時代の開発者評価について

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Ayuusu

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  1. 2 © Metaps Holdings, Inc. 自己紹介
 名前:臼田 歩(ウスダ アユム) エンジニア歴: 17年 役職:EM,

    PjM 所属会社: 株式会社メタップスホールディングス 担当:re:shine,CRIA,他3プロジェクト,新卒教育 好きなもの: ゲーム(FPS)、鯵釣り、猫、海外旅行
  2. 5 © Metaps Holdings, Inc. 1990年〜 イベント: • Windows 3.0(1990年)の登場によりGUIが一般化

    • インターネットの普及 • プログラミング言語C/C++やVisual Basicの台頭 働き方: • 書籍や専門誌から知識を得て、独学で開発するスタイル • メーリングリストやユーザーグループを通じた情報共有 • オフライン環境中心の開発 成果物: • 単体のPCソフトウェア(業務システム・会計ソフト等) • ネットワーク非依存のスタンドアロン型アプリケーション • エンタープライズ向けの大規模システムの黎明期
  3. 6 © Metaps Holdings, Inc. 2000年〜 イベント: • Googleの台頭(2001年頃「ググる」が一般動詞に) •

    オープンソースの隆盛(Linux、MySQL、PHPなど) • スマートフォン前夜(iPhone登場は2007年) • Agile開発手法の普及 働き方: • 書籍だけでなく、ブログ・フォーラム・ Stack Overflowからの知識取得 • IT系企業の台頭と、開発チームによる共同作業の一般化 • 専門分化:UIデザイン、バックエンド、インフラ、QAなど 成果物: • LAMPスタック(Linux, Apache, MySQL, PHP)によるWebアプリケーション • 業務システムのWeb化 • クラウドサービスを活用した可用性の高いシステム設計 • セキュリティ、アクセシビリティ、パフォーマンスへの意識向上
  4. 7 © Metaps Holdings, Inc. 2010年〜 イベント: • スマートフォンの普及とアプリ市場の爆発的成長 •

    クラウド(AWS, GCP, Azureなど)の本格普及 • DevOps、CI/CD、コンテナ(Docker, Kubernetes)文化の浸透 • フロントエンド技術の進化( React, Vue.js, Angularなど) 働き方: • GitHubを中心としたオープンソース文化の拡大 • 技術情報は Qiita、Zenn、ブログ、 YouTubeなど多様化 • 開発現場での役割の細分化(SRE, フロントエンドエンジニアなど) • アジャイル・スクラム開発の浸透 成果物: • モバイルアプリ(iOS/Android)とWebアプリの連携システム • マイクロサービス・API設計 • インフラ自動化(IaC)とクラウドベースの可用性の高いアーキテクチャ • デザインシステムやアクセシビリティの考慮 インターネット普及の結果、技術 が進化してより専門性が増した。
  5. 8 © Metaps Holdings, Inc. 2020年〜2022年 イベント: • 新型コロナウイルスによるリモートワークの急速な普及 •

    クラウドネイティブな開発とマルチクラウド戦略の一般化 • GitHub Copilot(2021)などAIコーディング支援の登場 • ノーコード/ローコードの台頭 働き方: • Zoom、Slack、Notionなどを使った完全リモート環境の開発 • 非同期コミュニケーション→ドキュメント文化の浸透 • 初期のAI支援ツールによる自動補完・簡易コード生成の導入 • 自動化とテストカバレッジの意識の高まり • コーディング以外の領域( PM、UX、分析)との連携が求められるように 成果物: • WebアプリとAPIを統合したスケーラブルなシステム • DevOpsを取り入れた高効率な運用基盤 Googleでの調査ではなく、 ChatGPT等で調査に変化し始め た。 開発手法の確立や、生産性の向 上により、求められるものにも変 化が…。
  6. 9 © Metaps Holdings, Inc. 2023年〜現在 イベント: • ChatGPT(2022年11月)、Claude、Geminiなど生成AIの爆発的普及 •

    RAG、LLMエージェント、 MCPなどAI活用の実用フェーズへ • AI×ソフトウェア開発の構図が明確化し、業務の再構築が始まる • AIによるコードレビュー、ドキュメント生成、仕様生成の高度化 働き方: • ChatGPT等のAIとの対話を中心とした開発スタイルに変化 • 設計・要件定義・デバッグにもAIが関与するように • ナレッジの習得速度が上がり、ジュニアエンジニアでも即戦力化が可能に • 個人開発者でも少人数でサービスを立ち上げやすくなった 成果物: • AIアシストによる超高速プロトタイピングと開発サイクルの短縮 • カスタムGPTやLLM APIを用いたインテリジェントアプリの誕生 • エージェント的なアプリケーション(業務自動化、文章生成、分析) • AIを組み込んだSaaSや業務ツールの登場(例:Copilot系、Notion AI等) AIエージェントの発展とともに さらに開発サイクルが加速。
  7. 12 © Metaps Holdings, Inc. 今後の予測 完全に無くなることはない! と思う… • 生成されたコードをレビューする必

    要がある • 複雑なアーキテクチャ設計、非機 能要件(セキュリティ・パフォーマン ス)、未知の問題への対応は今も 人間の介入が必須 • 最終的な責任はエンジニアが追う ことになる
  8. 13 © Metaps Holdings, Inc. 今後の予測 つまり… • 初学者や非エンジニア層でも、簡単にプロトタイプが作 れる時代にはなる

    • しかし、本番運用・スケーラブルなシステム・設計レベル の判断は、まだ高度なスキルが求められる
  9. 16 © Metaps Holdings, Inc. 今後の予測 • 抽象化力・構造化力 ◦ ユーザー課題を構造化し、プロダクト設計・技術設計に落とし込む力(問題定義)

    • システム設計・アーキテクチャ ◦ AIが生成したコードを「どう組み合わせて動かすか」を決める統合力 • UX視点・創造性 ◦ ユーザーにとって本当に価値がある体験とは何か?を考え抜く力 • プロンプト設計(AI活用設計) ◦ 単にコードを書くのでなく、「 AIをどう使うか」その設計と対話の最適化 • コミュニケーション・協働 ◦ ビジネス・デザイナー・顧客と連携し、目的ドリブンで技術を使う力 • 倫理・責任 ◦ AIの出力結果に対して、最終的な判断を下し、責任を持つ役割 価値とは? 「思考・抽象化・設計・統合力・倫理」
  10. 19 © Metaps Holdings, Inc. 評価はどうなるか? 1. AIやツールの台頭で「作れる」だけでは差別化できなくなったから コーディングそのものの難易度が下がってきた今、「なぜ作るのか?」「どう改善するべきなのか?」といっ た思考が問われるようになっています。

    2. ビジネス成果と直結するから 単なる技術力よりも、プロダクトの成功にどう貢献したかが企業にとっての価値になります。 例:売上へのインパクト、ユーザー体験の改善、プロダクトリリースのスピード向上など。 3. エンジニアが仕様にも口を出せる時代だから 「要件通りに作る人」より、「ユーザーの課題を理解して仕様を一緒に磨ける人」が評価される流れです。 なぜ「プロダクトへのコミット」が評価されるのか?
  11. 20 © Metaps Holdings, Inc. • ユーザー体験への貢献 ◦ フォーム離脱率を分析し、離脱率を20%低下させた改善策を導入した •

    KPI/KGI技術的な貢献 ◦ 新機能をリリースし、月間アクティブユーザーを10%増加させた • 開発プロセスの改善への貢献 ◦ AI活用によりリリースまでの時間を半減 • 仕様検討や企画参加等でのリーダーシップ ◦ 新規機能の責任者として、企画からリリースまで主導 • プロダクト視点での開発課題の解決 ◦ レガシーコードをリファクタし、保守性とスケーラビリティを向上 評価はどうなるか? 具体的には…