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Rancherと出会って - BB流 初心者でもわかる、虜になる瞬間

Rancherと出会って - BB流 初心者でもわかる、虜になる瞬間

Rancherの魅力を実際の運用者の目線から語ります。導入のきっかけから便利な機能・運用の改善例まで幅広く説明できたらなと思います。
実際に直面した課題や予想外の効果にも触れながら、初心者にもわかりやすく、明日から使えるヒントをお伝えします。
Rancherの可能性を一緒に探りましょう!!

Taisuke Okamoto

November 06, 2024
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Transcript

  1. 自己紹介 岡本泰典 (Taisuke Okamoto) KaaS Engineer (Storage, Network etc...) 株式会社IDCフロンティア

    @taisuke_bigbaby 2 Community • CloudNative Days Co-chair • Grafana Meetup Japan Co-organizer Hobby • DJ, VJ etc... 最近のできごと • 今年も健康診断は「D」でした... (5年連続)
  2. 話すこと • 弊社でのRancherの導入背景 • Rancherの基本的な使い方 • 周辺ツールの概要、基本的な使い方 • Rancherを運用する上で考慮するべき事項 •

    etc... 話さないこと • コンテナ、Kubernetesの基礎知識 • Rancherそのものに関する詳細な仕組みなど • 類似ツールとの機能比較 • エンタープライズ向けの特殊な設定など • etc... 話すこと / 話さないこと 4
  3. 「サービスやるなら、こういうの必要だよねー」 • マルチクラウド対応 • ユーザ管理 • カタログ(Helm Chart)の配布 • クラスターロギング、監視

    • etc... 「全部開発するのは流石になぁ。。。。。」 「求めるもの全部入っているプラットフォームはないのか?」 「先輩、Rancherというものがありますよ!!」 なぜ、Rancherを採用したのか? 7
  4. 標準で搭載している機能であり、即時に GitOpsを導入できます。 また、Fleetを単独で利用することも可能です。 Fleetを用いたGitOps 14 https://fleet.rancher.io/ cat > example.yaml <<

    "EOF" apiVersion: fleet.cattle.io/v1alpha1 kind: GitRepo metadata: name: sample-app namespace: fleet-local spec: repo: "任意のリポジトリを設定 " paths: - /sample-app/manifests targets: - clusterGroup: 任意のクラスターを指定 EOF $ kubectl apply -f example.yaml
  5. 個人的には、CNIを自由に選べるのは簡単に検証できるのでありがたいです。 • Canal (ざっくり言うと、FlannelとCalicoのハイブリッド版) • Flannel • Calico • Cilium

    また、CNIプラグインとしてMultusやSR-IOVもサポートしています。 ※ 詳細については今回は省略します 任意にCNIプロバイダーを選べる 15
  6. Rancherでは通常のHelm Chartにいくつかファイルを追加することで、 GUIでHelm Chartの詳細な情報を表示することができます。 questions.yamlではUIでのフォームの質問文を表示(左図)してくれるのですが、ここで 配列の表現ができません。 Helm Chartの配列はUIでは表現できない 19 <Repository-Base>/

    │ ├── charts/ │ ├── <Application Name>/ │ │ ├── <App Version>/ │ │ │ ├── Chart.yaml │ │ │ ├── questions.yaml │ │ │ ├── README.md │ │ │ ├── requirements.yml │ │ │ ├── values.yml │ │ │ ├── templates/ https://ranchermanager.docs.rancher.com/how-to-guides/new-user-guides/helm-charts-in-rancher/create-apps
  7. 現在、FleetはGitリポジトリかBundleからのデプロイのみ対応しています。 しかし、双方で歯がゆい部分があります。 • Gitデプロイ ◦ RancherとGit両方で設定が必要で手間がかかる • Bundleデプロイ ◦ Fleet

    CLIでの変換が必要であり、一般ユーザーには普及していない 「ここらへん、なんとかならないかなぁー」と思っていたら ... Issue立ちました Fleetでのデプロイ方法について 20 https://github.com/rancher/fleet/issues/2962 v2.11.0でリリース予定 (まだ先になりそう .....)