Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
CloudNative Daysを支える Observabilityの取り組み 2023年度編
Search
Taisuke Okamoto
December 19, 2023
Technology
0
100
CloudNative Daysを支える Observabilityの取り組み 2023年度編
CloudNative Daysを支えるObservabilityチームが今年取り組んできたことについて紹介させていただきます
Taisuke Okamoto
December 19, 2023
Tweet
Share
More Decks by Taisuke Okamoto
See All by Taisuke Okamoto
Rancherと出会って - BB流 初心者でもわかる、虜になる瞬間
b1gb4by
0
110
リアルイベントのパワー! オフラインイベントの不思議な魅力に迫る
b1gb4by
0
1.8k
BB流 golangci-lintのイロハ
b1gb4by
1
840
Other Decks in Technology
See All in Technology
宇宙ベンチャーにおける最近の情シス取り組みについて
axelmizu
0
110
20241214_WACATE2024冬_テスト設計技法をチョット俯瞰してみよう
kzsuzuki
3
440
Postman と API セキュリティ / Postman and API Security
yokawasa
0
200
AIのコンプラは何故しんどい?
shujisado
1
190
大幅アップデートされたRagas v0.2をキャッチアップ
os1ma
2
520
【re:Invent 2024 アプデ】 Prompt Routing の紹介
champ
0
140
マルチプロダクト開発の現場でAWS Security Hubを1年以上運用して得た教訓
muziyoshiz
2
2.1k
AWS re:Invent 2024で発表された コードを書く開発者向け機能について
maruto
0
180
KnowledgeBaseDocuments APIでベクトルインデックス管理を自動化する
iidaxs
1
250
LINE Developersプロダクト(LIFF/LINE Login)におけるフロントエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
120
スタートアップで取り組んでいるAzureとMicrosoft 365のセキュリティ対策/How to Improve Azure and Microsoft 365 Security at Startup
yuj1osm
0
210
どちらを使う?GitHub or Azure DevOps Ver. 24H2
kkamegawa
0
630
Featured
See All Featured
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
169
14k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
789
250k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
13k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
33
2.4k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
111
49k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
66
4.5k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
28
900
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
347
20k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Transcript
CloudNative Daysを支える Observabilityチームの取り組み 2023年度編 岡本 泰典 / IDC Frontier Inc.
2023/12/19 Mackerel Meetup #15 Tokyo #mackerelio
自己紹介 • 岡本 泰典 Taisuke Okamoto (@taisuke_bigbaby) • 株式会社IDCフロンティア ◦
KaaSエンジニア (Storage, Network) • Mackerel歴 ◦ 1年弱 (主にKubernetes環境下で利用) • 趣味 ◦ DJ、VJ etc... • 最近の出来事 ◦ CNDTのCo-chairになりました 2
AGENDA 1. CloudNative Daysって? 2. 今年のObservabilityチームの取り組み 3. 今後の目標 4. 最後に
3
CloudNative Daysとは? CloudNative Daysとは、IT技術者にとって必携の技術となったクラウドネイティブの啓蒙と さらなる普及を目指してIT技術者自らが主催・企画する技術者コミュニティです。 またコミュニティが主催する技術イベントの名称でもあります。 クラウドネイティブ技術についての国際的組織である CloudNative Computing
FoundationやLinux Foundation Japanと協力しながら 技術採用事例や実践ノウハウの紹介といった講演形式のカンファレンス 技術トレーニング、ミートアップ、オープンソースへのコントリビューション活動を 日本全国で展開しています。 クラウドネイティブ技術とは? クラウドネイティブ技術は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなどの近代的でダイナミックな環境において、スケーラブルなア プリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらします。 このアプローチの代表例に、コンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イ ミュータブルインフラストラクチャ、および宣言型 APIがあります。 これらの手法により、回復性、管理力、および可観測性のある疎結合システムが実現します。 これらを堅牢な自動化と組み合わせることで、エンジニア はインパクトのある変更を最小限の労力で頻繁かつ予測どおりに行うことができます。 https://github.com/cncf/toc/blob/main/DEFINITION.md
CNDT2023 実行委員会 チーム紹介 Dreamkast Broadcast Observability Promotion Secretariat Contents Creators
Observabilityチームの活動 • 主な役割 ◦ イベント運営に関するテレメトリを収集して可視化 ▪ アプリケーションログ (EKS) ▪ イベントログ
(CFP, オンライン視聴者数) ▪ オフラインログ (CO2, セッション会場の混雑状況) • 今年やったこと ◦ 「APMツールを使ってちゃんと監視しようぜ!!」 ▪ Cloud Sentry の導入 • でも、コストが結構かかるな.... 💸💸💸💸 ◦ Self-Hosted Sentry の構築を決意 ▪ (これが、戦いの始まりだった....) 6
この1年の激闘 • Sentry自体の安定稼働に苦しめられた ◦ 主にKafkaやRedisが非自明に暴れることが多く、メモリやディスクの枯渇などが 原因でサービスが定期的に止まってしまった • カンファレンス本番会期中にも関わらずまともに動かないSentry ◦ 本番のトラフィック増大に耐えられず、結果的にエラーやメトリクスを収集する
以前に、アプリケーション側にただ負担をかけるだけの結果になってしまった 7
この1年の激闘 (現在) • カンファレンスでの失敗を期に構成の見直しや監視体制の充実を目指した ◦ Sentryコンポーネントの分離を試みたり ◦ PrometheusやLokiを中心にダッシュボードを作成したり ◦ (何回、データをふっ飛ばしたことやら・・・)
• 頑張った結果、CNDTでは無事稼働 ✨ • とはいえ監視インフラ自体のお守りも大変 ◦ なので、MackerelやNew RelicなどのSaaS検討も同時に進めたい ▪ Mackerelは導入も簡単で、プラグインで柔軟に拡張もできるので活用して いきたい ▪ MackerelはDaemonSetでエージェントを動かせるようになってほしい ▪ Otelも早くGAになってほしいなぁ・・・ 8
今後の目標 • Sentryの運用がかなり板についてきた • なので、これまでできていなかったカンファレンス自体のいろんなメトリクスを取得 していきたい ◦ ただ監視するのではなく、皆も楽しめるような形で公開できるようにしたい • 監視SaaSの導入は運用コストの軽減に繋がり、自分たちのやりたいことに注力するた
めにも必須と考えている 9
最後に • OpenTelemetry対応、ものすごく期待・応援しています! 10 https://mackerel.io/ja/blog/entry/meetup14-1