2024復興デザイン会議_八幡浜高校

2024復興デザイン会議での八幡浜高校の発表資料です．

Transcript

1. 「伝える」防災
2. 目次 １.問題意識 ２.シェルシェルジャー参上！ ３.東北視察の学び ４.広島視察の学び ５.今後の展望
3. 問題意識 記憶の風化・災害の忘却
4. 問題意識 明治40年に発生した水害を伝える石碑 その後も豪雨災害による犠牲者は多数 モノだけでは記憶を伝えることが困難
5. 防災の問題点は？ 「防災」＝「楽しくない」という意識がある それを変えるためには何が必要？ 私たち高校生には何ができる？ 私たち高校生の感性を生かした方法で子どもを対象に 「防災」＝「楽しい」という意識の普及を目指す！
6. なぜ子どもが対象？ ①なんでも楽しむことができる ②大人への影響力がある 子ども という伝わり方が望める→広く浸透 高校生 大人 子ども ②より 「防災」＝「楽しい」の意識を子供から 子どもが楽しめるものとは？ ①より
8. 防災キャンプwithシェルシェルジャー 避難体験 in夜の学校 × 備蓄品の場所確認 × わくわく
9. ・プライバシーの確保 ・快適な環境づくり （体温調節・外的気温の調整・夜間の暗さ） ・騒音問題 防災キャンプを通して 大変だったこと
10. 東北研修
11. 東北研修を踏まえて 大川小学校で見た町の模型 →被害状況がわかりやすい GoProを使ったフィールドワーク →写真だけではわかりにくいところも伝えられる？ 今まで学んできたことをどう伝えていくか
12. 広島県で起こった豪雨災害 なぜ広島県で多発しているのか？ 平成26年(2014年) 8月豪雨 広島市 安佐南区など 死者77人 住家全壊179棟 の被害 平成30年(2018年) 7月 西日本豪雨災害 広島市 呉市 坂町 で土石流が発生 広島県内で総死者153名 広島研修
13. なぜ広島市で発生したのか① まさ土 風化した花崗岩 ☛柔らかく、崩れやすい 『まだ…大丈夫。』 地理的な問題 ☛正常性バイアスからの避難の遅れ 心理的な問題 坂町小屋裏フィールドワークの様子
14. 少し小高くなっている ☛土砂が流れ出ない
15. なぜ広島市で発生したのか② 異常気象 山裾の都市化 線状降水帯、局地的な豪雨 昔の”稀な気候”は今でも稀なのか？ 気候的な問題 もともと土砂災害のため避けられて いた土地に無理やり住宅を建設 土地不足によって山を開拓 社会的な問題
16. オレンジの屋根が 県営住宅 災害対策をしてきた ☛被害が少ない
17.  災害を乗り越えるために① ☆災害の記憶を伝える ☆災害から街を守る設備を造る
18.  災害を乗り越えるために② 坂町小屋浦の 砂防ダム(建設中) 倒木や大きな石を せき止める
19. 高さに限度 ☛加味して幅広く 普段は見られないダムの裏側☛ 流れてきた土砂を ためておく 広島西部山系砂防施設
20. 紅葉谷川庭園砂防 階段状に 積まれている石 景観を守る 重要文化財に登録
21.  災害を乗り越えるために③ 坂町伝承館ホール 災害が起きた痕跡が生々しく残っていた 復興はまだまだ続いている。。。 広島市豪雨災害伝承館 コンセプトは、 次世代の命をつなぐため、災害を語り継ぎ、 防災・減災の思いをつなぐ ☚災害時には実際に避難所として 使えるようになっている
22. 災害の経験を未来へつなぐための提案
23. 地域の危険な場所を可視化 八幡浜市役所を中心とした海や山を含む立体模型の作成 立体の模型をハザードマップとして利用し、危険な場所を 一目でわかるようにする 実際の場所の写真や動画をQRコードで各地点に配置する。
24. 今後の計画 来年度のコンペに向けて模型作り →３Ⅾプリンターや発泡スチロールで作成 見えてきた課題を解決する事前復興プランの作成 →防潮堤や砂防えん堤の設置など 文化祭や行政施設などでの展示
25. 完成予定図 八幡浜市役所 八幡浜高校 危険な場所を調査し、写真や動画のQRコードを配置する 画像：国土地理院 地理院地図 道の駅みなっと
26. 現時点での試作品 危険な地点をQR コードで表示
27. ご清聴ありがとうございました