Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
2024東北研修Day1_レク1
Search
防災地理部
December 30, 2024
0
6
2024東北研修Day1_レク1
東北復興スタディツアーの初日に東京大学で開催したレクチャー資料(その1)です.
防災地理部
December 30, 2024
Tweet
Share
More Decks by 防災地理部
See All by 防災地理部
2024復興デザイン会議_南宇和高校
bousaichiribu
0
7
2024年度防災地理部概要
bousaichiribu
0
8
2024年東北研修Day1_WS資料
bousaichiribu
0
6
2024復興デザイン会議_天竜高校
bousaichiribu
0
20
2024復興デザイン会議_大教大附属高校天王寺校舎
bousaichiribu
0
18
2024復興デザイン会議_大洲高校
bousaichiribu
0
19
2024復興デザイン会議_大洲農業高校
bousaichiribu
0
19
2024復興デザイン会議_宇和島東高校(東北視察班)
bousaichiribu
0
20
2024復興デザイン会議_宇和島東高校(サイクリング/宇和島城班)
bousaichiribu
0
21
Featured
See All Featured
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
327
38k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
170
14k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.1k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
3k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
510
110k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
244
12k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
34
1.6k
Transcript
愛南町事前復興プロジェクトと 能登半島地震の現場から 東京大学大学院 交通・都市・国土学研究室 修士1年 松永隆宏 2024.07.27 @本郷 防災地理部 Day1
話題提供
紹介する活動 愛南町事前復興プロジェクト 2024.07.27 防災地理部Day1 2 令和6年能登半島地震 調査 • インターネットでの調査(1月) 復興デザインスタジオ(演習)
現地調査(3月末) 防災地理部with南宇和高校
事前アンケートの結果 • 結果を高校別で比較(金曜夜に作成) • 自由回答をいくつかピックアップ 2024.07.27 防災地理部Day1 3
事前アンケートの結果 • d 2024.07.27 防災地理部Day1 4
高校別集計結果 2024.07.27 防災地理部Day1 5 全体 宇和島東 宇和島南 天竜 大洲 大洲農業
南宇和 八幡浜 1. どうしたら子供から高齢 者までみんなが津波から 逃げられるか 2. 復旧活動の開始までにど れくらい時間がかかるか 3. 普段のまちの賑わいづく りや復興期における地域 コミュニティの維持 4. 生業・産業をどのように 維持・復活させるか 5. 被災後のまちをどのよう に作っていきたいか 単回答
高校別集計結果 複数回答 2024.07.27 防災地理部Day1 6 宇和島東 宇和島南 天竜 大洲 大洲農業
南宇和 八幡浜 1. 発災直後の避難の判断 2. 中長期的な避難の判断と地域 コミュニティの関係維持 3. 事前復興での機能移転の判断 4. 事後復興での機能集約の判断
防災地理部の活動で何を学びたいか • 自分たちが実際に大きな災害にあった時、どのような対処をするべきなのか。そして避難できたあとの対応はどうするべきなのか が学びたいです。 • 災害が起きる前に自分たちができること、災害後にできること • 災害に対して強いまちづくりをどういう風に作ろうとしているのか。 • 避難行動を住民が出来るようにどう工夫されているのか。
• 震災後の復興で大事なこと • 自分が知らない災害での被害を しっかり勉強して自分でたくさんの人に 伝えていきたいと思っています。 • 災害前後の人の心理変化。環境と人の心理の関係性。 • 実際に災害が起こったときの、適切な対応方法と復興の道のりを学びたい。 • 災害後の復興の仕方など • 自分たちの地域で災害が起こった際に、復興するときどのような取り組みを行ったらよいかということ。 • 自分はまだ被災したことがなくあまり危機感などを持っていないので今回の防災地理部の活動を通して多くのことを学びもし自分 が被災した時に向けてどのようなことができるのか考えたいです。 • それぞれの地域に合った防災を学んで自分が住んでいる地域に合った防災を学ぶこと • 宇和島市の安全な避難経路の確保方法の検討の進め方 • 避難所設営や事前復興で中高生に求められること • 過疎化の進む地域の防災(事前復興か、避難の徹底か) 2024.07.27 防災地理部Day1 7 など
愛南 低平地への拡大と中心街の衰退 2024.07.27 防災地理部Day1 8 1966 現在 図:2019年度復興デザインスタジオ愛南班作成 旧市街地は国道沿いのチェーン 店に顧客を奪われ活力を失った
一方国道沿いは低平地で災害リ スクが相対的に高い
事後復興事例 岩手県宮古市田老,気仙沼内湾 田老:高台宅地造成&低平地に太陽光発電など 2024.07.27 防災地理部Day1 9 1 / 1ページ https://maps.gsi.go.jp/#15/39.739798/141.972585/&base=ort&ls=ort&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
300 m 気仙沼:海に近い低平地に賑わいの拠点を整備 1 / 1ページ https://maps.gsi.go.jp/#16/38.906572/141.574792/&base=ort&ls=ort&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0 100 m
事前復興事例 徳島県美波町 高台整備・移転を実施しつつも低平地の拠点や垂直避難所にも投資 2024.07.27 防災地理部Day1 10 2024/07/25 0:58 地理院地図Vector|国土地理院 1
/ 1ページ https://maps.gsi.go.jp/vector/#15.21/33.775483/134.587502/&ls=photo&disp=1&d=l 100 m https://kaifu-med.or.jp/medical-minami/minami/ 2024/07/25 0:59 地理院地図Vector|国土地理院 1 / 1ページ https://maps.gsi.go.jp/vector/#15.161/33.735233/134.536602/&ls=photo&disp=1&d=l 100 m https://kawaguchi-tei.jp/project/project-MNM.html https://www.ur-net.go.jp/aboutus/publication/web- urpress68/special3.html 1 / 1ページ .gsi.go.jp/vector/#15.161/33.735233/134.536602/&ls=photo&disp=1&d=l 100 m
能登半島地震を受けて 交通網の遮断による復旧の遅れ • 道路寸断で最大30地区以上が孤立 • ライフラインの復旧にも時間がかかり, 避難所生活環境が悪化 2024.07.27 防災地理部Day1 11
人口減少時代の復興 • 「零細自治体は復興しなくていい」という声 • この町で住み続けたいと願う人 • 町外で生活再建を望む人