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2024年東北研修Day1_WS資料

防災地理部
December 30, 2024
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 2024年東北研修Day1_WS資料

東北復興スタディツアーの初日に東京大学で開催したワークショップの際の資料です.

防災地理部

December 30, 2024
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  1. 避難グループ1 事例 ・請戸小学校 ・大川小学校 ・門脇小学校 避難グループ2 事例 ・能登 ・陸前高田 ・熊本

    復興グループ1 事例 ・美波町 ・黒潮町 ・釜石市唐丹町本郷 復興グループ2 事例 ・陸前高田 ・能登
  2. 岩手県釜石市唐丹町本郷の 高台移転の歴史 釜石市唐丹本郷地区は、1933年の昭和三陸大 津波の被災を機に高台移転を実施しました。 一方その後、低地への居住も拡大した。 東日本大震災では,浸水域も昭和津波より広 いものであったが、被災率でみると人的被害 は0.9%、住宅被害も33.7%であり、昭和津波 の被災率を大幅に下回り、昭和移転地では浸 水被害は生じなかった。一方で、低地は壊滅

    的な被害を受けた。 聞き取り調査において「海が見えなくなった から漁がしにくくなった」などの意見は得ら れず、「海外の近くに居住することでの有利 せはない」あるいは「不便に感じない」との 発言が複数得られている。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/tga/73/2/73_77/_pdf/-char/ja
  3. 大川小学校 川の河口から約4kmの川沿いの位置する 大川小学校は、津波によって74人の児童 (全生徒数108人)が亡くなってしまっ た。発災後児童は一度校庭に避難したが、 普段避難訓練を行なっていなかったこと から、その後の避難先が想定されていな かった。学校のすぐ近くには児童が普段 から登っていた高い裏山があり、裏山へ 避難することを主張した児童もいたもの

    の、先生たちの話し合いの結果、揺れて いる中での避難の危険性から、教頭先生 は裏山ではなく、橋の近くの微高地に避 難するという判断を下した。その結果、 橋の近くへの移動中に津波に遭遇してし まった。 https://drr.miyakyo-u.ac.jp/memories/project/okawa/