Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
4年間、組織に向き合う中で出会った リアルな悩みと乗り越え方 / Facing Organiz...
Search
コドモン開発チーム
September 03, 2025
1
180
4年間、組織に向き合う中で出会った リアルな悩みと乗り越え方 / Facing Organizational Challenges: Real Struggles and Solutions
コドモン開発チーム
September 03, 2025
Tweet
Share
More Decks by コドモン開発チーム
See All by コドモン開発チーム
ひとりめEMとして70人組織になるまでにやったこと / What I did to help the organization grow to 70 people as the first EM
codmoninc
0
130
コドモンAnalyticsグループの、 2年間の成果と課題 / Codmon Analytics Group: Achievements and Challenges Over Two Years
codmoninc
0
92
ペアプロ × 生成AI 現場での実践と課題について / generative-ai-in-pair-programming
codmoninc
3
26k
組織&チームで取り組むプロポーザル企画の実践法 / Crafting Winning Proposals: A Practical Guide for Organizations and Teams
codmoninc
0
41
WebからモバイルへVue.js × Capacitor 活用事例
codmoninc
0
51
コードに語らせよう 自己ドキュメント化が内包する楽しさについて / Let the Code Speak: The Joy of Self-Documenting Code
codmoninc
0
54
コードリーディング入門! 先人たちに思いを馳せれば プログラミングがもっと楽しくなる / Introduction to Code Reading!
codmoninc
1
430
子育てインフラの構築と子どもを取り巻く市場の拡大に向けて / Building child-rearing infrastructure and expanding the children's market
codmoninc
0
620
伸び代しかない業界で、何をどうつくる?PdM視点で語るプロダクト開発の裏側 / A PdM's Inside Story of Product Development
codmoninc
0
570
Featured
See All Featured
Navigating Team Friction
lara
189
15k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
358
30k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
53
2.9k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
284
13k
The Language of Interfaces
destraynor
160
25k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
33
8.8k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
39k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
830
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2k
KATA
mclloyd
32
14k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.8k
Transcript
4年間、組織に向き合う中で出会った リアルな悩みと乗り越え方 2025.9.3 【DevHR Guild Meetup #1】組織開発について語ろう! 株式会社コドモン 岡本遥
2 経歴 2020年にコドモンにジョイン。現在はEngineering Officeチームに て、仲間集めや技術広報、組織開発などを担う。周りからはおかぱる と呼ばれてます。よくゲームしてます、ティアキンは91%です🎮 自己紹介 岡本 遥 おかもと
はるか @okapall 2015.4 SES系の企業に新卒入社 2020.11 コドモンにエンジニアとしてジョイン 2021.4 コドモンにてEngineering Officeチーム発足
3 Mission
4 すべての先生に 子どもと向き合う 時間と心のゆとりを こんなプロダクトを開発しています メインプロダクトは、保育・教育施設向けWebアプリケーション。 保護者と施設のやり取りを支えるモバイルアプリケーションや、施設職員向けモバイル版 アプリケーション、外部サービスと連携するAPIなども開発しています。
5 今日話すこと
6 日々エンジニア組織に向き合う中で、 「これが本当に正解なんだろうか…?」と、 終わりなき問いに一人で悩んでいませんか? このイベントは、そんなあなたのための場所です! by 今日のイベントページの概要欄
7 私もこの4年間、いろいろと悩みはつきなかったので この4年間の振り返りと 向き合ってきたリアルな悩みについて お話していきます!!
8 今日話すこと コドモンのEngineering Officeとは 4年間のざっくりダイジェスト リアルな悩みと向き合い方 1 2 3
9 今日話すこと コドモンのEngineering Officeとは 4年間のざっくりダイジェスト リアルな悩みと向き合い方 1 2 3
10 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 10 1. Engineering
Officeとは ミッション コドモンを、 エンジニアとプロダクトが ともに楽しく成長できる場所にする
11 「Engineering Officeについて」 https://engineering.mercari.com/blog/entry/20201219-about-engineering-office/ メルカリさんの取り組みを 参考にし、 2021年に爆誕しました!!!
12 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 12 1. Engineering
Officeとは チーム体制 専任 • おかもと • アルバイト1名(開発部の事務的な業務をがしがし担ってくれている) よく連携するみなさん • EM 7名(EMはEOも兼務、としています) • 開発領域の人事 3名
13 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 13 1. Engineering
Officeとは 担当領域 • ミッションに向けて、組織の面から必要なことは何でもやってます ◦ 認知獲得→採用→オンボーディング→成長支援→評価などなど • 一人でできることは少ないので、「よく連携するみなさん」以外にも いろんなメンバーと力を合わせて日々仕事に取り組んでいます💪
14 今日話すこと コドモンのEngineering Officeとは 4年間のざっくりダイジェスト リアルな悩みと向き合い方 1 2 3
15 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 15 2. 4年間のざっくりダイジェスト
2021年に発足し、4年が経ちました 4年間の中で、比重を置いてきたことはだいぶ変化しているので ざっくりダイジェストを紹介します ◦ 全部紹介すると長くなってしまうので、特にその当時比重が高かったもの を紹介します ▪ その中でも比重が高かったものは太字になってます ◦ 細かいところが気になったら、終了後に個別に声かけてください!
16 仲間集め系 技術広報系 組織系 • 新卒仲間集め • 開発チーム ブログ ◦
立ち上げ ◦ アドカレ初参 戦 • 新卒エンジニア研 修企画・実施 • 社内勉強会企画・ 実施 • 社内LT企画・実施 • 開発部内のエン ゲージメント調査 2021~2022年
17 •
18 仲間集め系 技術広報系 組織系 • 中途仲間集め ◦ フロー改善 ◦ スカウト
◦ 選考参加 ◦ リファラルのた めの会企画 • 業務委託での仲間集 め ◦ エージェント開 拓 ◦ 契約・請求対応 • 開発チーム ブログ継続 • カンファレンスス ポンサー開始 • 新卒エンジニア研 修企画・実施 • 開発部内のエン ゲージメント調査 • 外部講師を招いた 勉強会企画・実施 • 部内WinSession 企画・実施 • 中途オンボーディ ング強化 2023年
19 •
20 仲間集め系 技術広報系 組織系 • 中途仲間集め ◦ フロー改善 ◦ スカウト
◦ 選考参加 ◦ 寿司会企画 • 業務委託での仲間 集め ◦ エージェント 開拓 ◦ 契約・請求対 応 • 開発チーム ブログ継続 • カンファレンスス ポンサーを増やす • 他社共催イベント • イベント参加、個 人登壇応援 • 外部講師を招いた 勉強会企画・実施 • 開発部内のエン ゲージメント調査 • 部内WinSession 企画・実施 • オライリー学習プ ラットフォーム導 入 2024年
21
22 仲間集め系 技術広報系 組織系 • 中途仲間集め ◦ フロー改善 ◦ 転ドラでのス
カウト • 業務委託での仲間 集め ◦ エージェント 開拓 ◦ 契約・請求対 応 • 開発チーム ブログ継続 • カンファレンスス ポンサー継続 • 他社に声かけてイ ベント共催 • 自社イベント開催 • イベント参加、個 人登壇応援 • 全体的にやること の質・効果の向上 • 開発部内のエン ゲージメント調査 • 部内WinSession 企画・実施 • テックチャレンジ 補助導入 2025年
23
24 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 24 2. 4年間のざっくりダイジェスト
4年を振り返ってみて • 当たり前ですが、社内外の状況は日々変化する • 会社のミッション、チームのミッションを念頭に置きつつも、これからも 比重を置くところを考えて動いて行きます🚀
25 今日話すこと コドモンのEngineering Officeとは 4年間のざっくりダイジェスト リアルな悩みと向き合い方 1 2 3
26 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 26 3.リアルな悩みと向き合い方 これまで直面してきた、リアルな悩みたちをご紹介します
1. 登壇や発信が得意なメンバーが少ない、、、 2. 新規参画者のカルチャーフィットに時間がかかっているかも、、、 3. リモートワークで、メンバー同士の関係値築くの難しいかも、、、
27 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 27 登壇や発信が得意なメンバーが少ない、、、 悩んでいた2022年、当時の状況
「発信していくぞ」という文化づくり、すごく難しいと感じていました🤔 • 自らイベント登壇・参加するメンバーはほぼいない • 直接声かけてみても、そういうの苦手で...みたいなメンバーも多かった • ちゃんとお願いすれば渋々やってくれる人はいるけど、ずっとそれでいい のか...持続可能でもないし、スケールもしづらいと感じていた
28 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 28 登壇や発信が得意なメンバーが少ない、、、 結果的に解決につながっていたであろうアクション
正直戦略的に出来た訳ではないが、 振り返ったときに、結果的にこういった段階を踏んでいたのかな.... という気づきがあったので共有します🙋 • まずは慣れる ↓ • 一歩踏み出す勇気 ↓ • 継続する
29 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 29 登壇や発信が得意なメンバーが少ない、、、 結果的に解決につながっていたであろうアクション
"まずは慣れる” • 社内で発信する機会を増やして、人前で話すことに慣れる ◦ WinSession、開発部LT大会、チーム内LT大会 • イベントやカンファレンスに触れる機会を増やして、場に慣れる ◦ コドモンがスポンサーするカンファレンス、主催/共催するイベントな どに手伝いで来てもらう
30 開発部のWinSession カンファレンスでわいわい
31
32 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 32 登壇や発信が得意なメンバーが少ない、、、 結果的に解決につながっていたであろうアクション
“一歩踏み出す勇気” • 得意な人にプロポーザルのコツを共有してもらい、書き方を学ぶ ◦ 入社前からつながりのあった成瀬さんに依頼 • チームでプロポーザルを書く機会を作り、背中を押し合う ◦ テーマをみんなでブレストして、みんなでプロポーザルを作っていく • カンファレンス情報やイベント情報などをキャッチしたら、テーマに合い そうなメンバーにすかさず伝える
33
34 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 34 登壇や発信が得意なメンバーが少ない、、、 結果的に解決につながっていたであろうアクション
“継続する” • 「開発部の認知拡大」を評価項目に組み込み、自身の成長・評価につな がっている感を持ってもらう • 定期的にこれらの活動の目的、必要性を伝える ◦ 自分が社内でLTをする、開発部全体MTGで取り組みを伝える • 開発部のオンボーディングにも組み込み、新規参画者も巻き込む ◦ 活動への思い、ブログ執筆のフロー、登壇時のフローなど伝える
35 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 35 登壇や発信が得意なメンバーが少ない、、、 3年かかった結果、、、、、
• PHPカンファレンス2025、公募で7名が登壇👏 • 2025年の個人登壇数、すでに19回👏 • イベント開催時、登壇者に困らなくなった👏 • 催促しなくてもコンスタントにブログが公開される👏 みんなで発信やっていこう!という雰囲気が醸成されつつある👏👏👏👏👏
36
37 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 37 3.リアルな悩みと向き合い方 大事だと思う、組織開発系の悩みへの向き合い方
• マインド面 ◦ 解決したら組織が良い方向にいく、と強い気持ちを持つ ◦ 文化を醸成するには長い時間がかかる、と割り切る
38 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 38 3.リアルな悩みと向き合い方 大事だと思う、組織開発系の悩みへの向き合い方
• アクション面 • 課題を分解し、いろいろな角度からアクションがとれないか考える ◦ 社内イベント、評価、外部講師、オンボーディング、採用 • 一人で悩みすぎず、社内・社外で悩みに共感してくれる人を見つけ、 できることから始める!!!
39 CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc. 39 3.リアルな悩みと向き合い方 悩み、まだまだあります
• 新卒採用、どう本腰を入れるかなあ • エンジニア仲間集め、開発部全体でやっていくモメンタム作るの 難しいなあ • 組織規模が大きくなってきて、意思決定のスピード上がりにくいなあ • (やっぱりEOの専任もう一人ほしいなあ) みなさんの悩みも聞かせてください!!!
None