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こたつから始まったプロダクトは、 どう育ち続けているのか ─ 技術・人・プロダクトの“判断”が...

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こたつから始まったプロダクトは、 どう育ち続けているのか ─ 技術・人・プロダクトの“判断”がつないできたもの

こたつでコードを書いていた頃から、クラウド、マイクロサービス、そしてAIを初手とした開発へ。
私たちのプロダクトは、技術とともに形を変えながら歩んできました。
技術や手法は大きく変わってきましたが、顧客とドメインに向き合う姿勢だけは変わっていません。
このセッションでは、プロダクトを育て続ける中で行ってきた「技術・人・プロダクト」に関するエンジニアリング判断の背景を実体験をもとにお話しします。
正解や流行を語るのではなく、その時々の状況の中で、何を選び、何をつないできたのか。
これからプロダクトを育てていくための「自分たちなりの“判断の軸”」を考えるきっかけを、少しでも持ち帰っていただけたら嬉しいです。
https://fortee.jp/jawsdays-2026/proposal/5b7e689f-f24c-4815-a871-c8065df71d7d

Transcript

  1. JAWS DAYS 2026 
 Mashup for the Future 
 こたつから始まったプロダクトは、

    どう育ち続けているのか ─ 技術・人・プロダクトの“判断”がつないできたもの 株式会社コラボスタイル 取締役 CIO 波多野 謙介
  2. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c 自己紹介 波多野 謙介 株式会社コラボスタイル 取締役 CIO (Chief

    Innovation Officer) 「ワークフローに心臓を捧げた男」 趣味は酒蔵巡り 2
  3. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • こたつの上からはじまったプロダクト。 • 製品にできるかも分からない。 でも作らずにはいられない。 • 技術も未熟で、作っては壊してを繰り返

    し、形になった。 • こんなものが世の中には必要だよね! と思うエンジニアの気持ちが2000社 以上に使われる我々のサービスの原点。 始まりは「こたつ」から こたつからの成長 5
  4. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c こたつ期からのプロダクトの進化 こたつからの成長 こたつ期 クラウド化 レガシーコード改善 マイクロサービス化 AIネイティブへ

    2003年に前身となる製品をほそぼそとリリースし、 2013年に現在の「コラボフロー」になってからも13年続いている、 Webの歴史と共に成長してきたプロダクト。 2003〜 2015〜 2025〜 サーバーレスの 採⽤ 2020〜 2023〜 6 オンプレミス コラボフロー誕⽣ 2013
  5. 8 こたつ期 レガシーコード改善 マイクロサービス化 AIネイティブへ 2003〜 2015〜 2025〜 サーバーレスの 採⽤

    2020〜 2023〜 オンプレミス コラボフロー誕⽣ 2013 クラウド化 クラウド化:2015年~
  6. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • SaaSは日本では、まだまだ一般的でなく 懐疑的なお客さんも多かった。 • 当初のクラウド版は小規模な会社向けにサー バー無しで使えるお手軽コラボフローを提供す 「選択肢のひとつ」としてスタート。

    • 将来を見据えて、クラウドは手掛けておいた方 方がいいよね、というレベル感 時代が追いついてこないと正確な需要は見えな い状況。 2015年 クラウド化 ~取り巻く環境~ プロダクトの進化:クラウド化 9
  7. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • コラボフローは、オンプレミスでも仮想的 に環境分離できる機能を備えており、マル チテナントSaaSを構築しやすかったのは 幸運。 スムーズにクラウド化を踏み出せた。 •

    IaaSにはAWSの他にもAzureやGCP等 いくつかの選択肢があったが、SaaSベン ダーでの圧倒的な採用実績に加え、 入手可能な技術情報が豊富にある事を 魅力に感じてAWSを選択。 2015年 クラウド化 ~技術判断~ プロダクトの進化:クラウド化 10
  8. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • 2018年頃から少しづつ状況が変わり、クラ ウドを積極採用するユーザーが現れ始め る。 • その後しばらくしてクラウドサービスの 収益が損益分岐点を超えて、計画的・積

    極的な投資が可能に。 • EC2を中心とした構成は変わらないが、 クラウドインフラへの地道な構成変更、 投資強化を継続。 クラウドがビジネスの中心に AWSインフラ活用:クラウド化 12
  9. サーバーレスの採用 13 こたつ期 AIネイティブへ 2003〜 2015〜 2025〜 2020〜 2023〜 オンプレミス

    コラボフロー誕⽣ 2013 クラウド化 レガシーコード改善 マイクロサービス化 サーバーレスの採用:2020年~
  10. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • 新サービスの「コラボフォーム」を サーバーレスで構築。 • AWS LambdaとDynamoDB、 Auth0を中心としたサーバーレス構成、

    フロントエンドにはReactを選択。 • ここで得た知見を、 コラボフローの将来のアーキテクチャに 活かすための技術選択でもあった。 新サービスの誕生:サーバーレスで開発 サーバーレス化 14
  11. 16 こたつ期 オンプレミス AIネイティブへ 2003〜 2015〜 2025〜 2020〜 2023〜 コラボフロー誕⽣

    2013 クラウド化 サーバーレスの 採⽤ レガシーコード改善 マイクロサービス化 レガシーコードの改善:2023年~
  12. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c モノリシックな構造を解きほぐす レガシーコード改善 17 • モノリシックなシステムを 一つ一つの部品に分離して、 その部品の責務を明確にする

    • 部品の責務が明確になれば、 部品の利用も、部品の入れ替え、 並行開発も容易になる。 まずは整理する事から。
  13. 22 こたつ期 オンプレミス 2003〜 2015〜 2025〜 2020〜 2023〜 コラボフロー誕⽣ 2013

    クラウド化 サーバーレスの 採⽤ レガシーコード改善 マイクロサービス化 AIネイティブへ AIネイティブへ:2025年~
  14. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c AIによる開発の変革 23 ①点の利用 ②線の利用 ③面の利用 インライン補完、関数作成など、 局所的なアシスト

    要件定義からテスト、 バグ調査修正までの 一連のフローを解決 AI-DLCで開発サイクル 開発スタイルそのものを 大幅に見直す
  15. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • AIとの対話から始め、ディスカッションで 要件・仕様が固まっていく開発スタイルは、 対話を尊重するコラボスタイルにぴったり! • ドメイン知識の共有に悩みがあったが、有識 者も含めた会話中心の開発そのものが、人や

    チームの成長と直結するというメリットも。 • 簡易の「スクラム」開発を続けながら感じて た「これじゃない感」→本当に自分達に フィットする開発スタイルに出会えた! • これがオンラインでできるのがすごい! 培ってきたリモートでも対話を尊重できる 文化を誇りたい。 コラボスタイルとAI-DLC AIによる開発の変革 24
  16. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • レガシーあるあるなドキュメントの欠落と知 識の属人化も、AIがコードから仕様を逆引き で作成し、有識者がチェックして見える化で きる。 • 抽出された仕様に基づき、AIが改修計画を作

    成、チームがレビュー・修正することで、レ ガシー特有の複雑な依存関係を整理しながら 開発が可能。 • プロトタイプ作成が高速なのが素晴らしい。 動くモノが見れる事で意識のズレが少なく、 意図と違えば最初から作り直せばよく、 試行錯誤のサイクルが高速化。 コラボフローとAI-DLC AIによる開発の変革:レガシーコード対応 25
  17. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • レガシーなモノリシック構成は、 リポジトリに全てが1つにまとまっている事 でAIがシステム全体を把握しやすく、 トライ&エラーが回しやすい”意外な利点” も。レガシーコードだからといってAI活用を 諦める必要は無い。

    • ただしAIは大きすぎるリポジトリ、複雑な依 存関係には弱いので、参照範囲を適切に絞 り、指示を工夫してAIが働きやすい環境を作 る必要がある。 レガシーコードを過度に恐れない AIによる開発の変革:レガシーコード対応 26
  18. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • 新しいメンバーにより新たな技術や手 法を持ち込まれることで、開発組織は 成長しているが、芯となる考え(顧客 とドメインに向き合う姿勢)は変わっ ていない。 •

    歴史があるプロダクトであるにもかか わらず、創業メンバーがほぼ全員残っ ていることで生まれている文化。 • 営業部と開発部のメンバーが相互に理 解し続けるために、一人一人が重ねて いる小さな心配り。 顧客とドメインに向き合う 変わらない事・大事にしている事 28
  19. #jawsug #jawsdays2026 #jawsdays2026_c • 今のベストプラクティスが3か月後に は変わる時代。 • たくさんの事が変わっても、AIによっ て顧客とドメインに向き合う時間が増 えていく事は間違いない。

    • 楽しいでしかないこの時代にエンジニ アであれて良かった。 • これからの未来にワクワクしよう! 変化を恐れずポジティブに 変わらない事・大事にしている事 29